世界のねじを巻くブログ

ゲイが独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/電子書籍/Lifehack/Podcastなどについてお伝えします。ポッドキャスト「ねじまきラジオ」配信中。

『Studio One 4』がついに公開!初心者視点の感想

【スタジオワン4.0の新機能】

ついに日本で最もホットなDAWの一つである「Studio One」の新バージョンである
「Studio One 4」がリリースされました。
(※DAWとはパソコン作曲の際のすべての作業を行うソフトのこと)
PreSonus Audio Electronics社からついに新作のDAWがついにでましたね。
僕自身ズブのDTM初心者であるため、まだ無償版しか持っていません。
そのため、以前から新バージョンが出るのを狙っていましたので、有償版(Professional版)の購入を検討するべく、少し調べてみました。

【追加された特徴】

2018年5月23日の0:00に、新バージョンである「Studio One 4」が公開されました。
まずは公式のトレイラー(動画)をご覧ください。


Youtubeで、開発者のインタビューや新機能の解説などが下記のリンクで見られます。

• • • • - YouTube

印象に残った部分を箇条書きで書きたいと思います。
(※間違えていたらすみません)

  • コード解析機能が付いた
    ブラウザ上でどのコードで鳴っているのか、簡単に見ることができる
    これが非常に見やすくて、魅力的です。
  • 和音を簡単に付けられる
  • コードの変更もリアルタイムに簡単にできる
    コードマップが直感的で、音楽理論に疎い僕でも直感的にアレンジできそうな感じです。UIがやっぱり優れてますよね。
  • ドラムエディターがなんかお洒落になってる
  • 他にもプラグインが色々強化されてる(←よくわかりません笑)
  • ホーム画面や作業するブラウザの基本的な外見は今とそれほど変わらない印象
    色が自由に変えられる?

 もう本日から、下記のJRR Shopで、購入・ダウンロードできるようです。

JRRshop.com | Presonus Studio One 4 Professional

新機能についてはこの動画もすごくわかりやすい!

【DTMerなら必見】

Youtubeのリアルタイム視聴者も2000人を越える人気ぶり。
これからDTMや作曲を始めようとする初心者の方から、Cubase等ほかのDAWを使い慣れたプロ音楽家まで、必見の「Studio One 4.0」。

せっかくなので、僕もプロフェッショナル版にアップデートしてみようかと思います。

浜崎あゆみがゲイに人気らしいので久しぶりに聞いてみた感想

【アユがなぜ受けるのか】

エイベックスの頭ともいえる、歌姫・浜崎あゆみさん。
どうやら,いわゆる"ホモ受け"が良いことで有名です。
他にもユーミンやドリカムなどゲイに人気といわれるアーティストはいますが、浜崎あゆみさんは昔から根強い人気がある模様。

また、現在行われている「東京レインボープライド2018(TRP)」の最終日のライブに出演するとのこと。

最近まったく聞いていなかったあゆですが、せっかくの機会なので、実際にベストアルバム・代表曲をざっと聞いてみて、当事者の僕がなぜ人気なのかを探ってみました。

【マイノリティーへの理解】

ギャル層からの絶大な人気を誇った浜崎あゆみさん。
エイベックスのゴリ押しもあってか、ミリオンシングルも当たり前のように出し続けた時期がありました。
どちらかといえば女性に人気がありそうな歌手なので、なんでゲイに人気なのか、いまいちつかめていませんでした。

でも改めて今聞いてみると、ゲイ受けする部分が。
印象に残った曲をいくつか紹介したいと思います。 

Boys & Girls

個人的に浜崎あゆみといえばこれ、という一曲。

輝きだした 僕達を誰が止めることなど出来るだろう
はばたきだした 彼達を誰に止める権利があったのだろう

わりとまんまゲイのことを歌ったように聞こえなくもありません。



Trauma

トラウマという曲の歌詞も、悩めるゲイの目線で描かれているように読み取れます。

与えられた自分だけの 正気と狂気があって
そのどちらも否定せずに存在するなら

幸せの基準はいつも 自分のものさしで 決めてきたから

曲も非常に有名なので、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

Green

2010年代でいえば、グリーンという曲でもそれっぽい感じのものがあります。
PVもなんか男性だけのダンスなど、同性愛を意識してそうなイメージ。

本当はきっとずっと
解ってたはずなのにね
現実に目を背けてた
真実を否定してた

上記の歌詞も、自分の性指向を認められずに目を背けているマイノリティーを歌っているかのようです。

 

how beautiful you are

最近のこの曲のPVではマッチョな男性二人が見つめ合うシーンが直接的に描かれています。

隠喩とかじゃなくてもうストレートに表されてますね。

Independent

このインデペンデント(自立)という曲も、歌詞がいかにも同性愛な感じ。

何て事ないささいな出来事に
また僕はおびえてる
それを隠そうとしては
強がるクセ発揮する

僕には君が必要みたいで
君にも僕が必要なら
そこに特に理由はいらないみたいね
悪くないかもこんな毎日

この曲、ギターのリフがNew Orderの曲っぽくて個人的に大好きです。

 

調べてみると、浜崎あゆみさんはデビュー当時からゲイシティである新宿二丁目で過ごしていたようであり、単純に音楽のみの話ではなさそうです。

てっきり、"マドンナのまねごとをして、LGBTフレンドリーなアピールをしているだけ"なのかと思っていましたが、本人のTwitterやインスタグラムでもはっきりとLGBTについて言及されています。

 

デビューしたばかりの頃から新宿2丁目が大好きだ。私の青春時代は2丁目で過ごした想い出で埋め尽くされている。狂ったように忙しかったあの頃、仕事が終わってごはんを食べるのも、飲みに行くのも、ボロボロになって泣きに行くのも、嬉しいことがあってお祝いをするのも、いつだって2丁目だった。先日、今年のツアーが無事幕を開けたので少しホッとした私は、昨夜友達がママをやっているお店に遊びに行った。そう、やっぱり2丁目なのだ。相変わらず狭くて古くてタバコ臭くて(ごめんねママ、褒めてるのよこれ笑)壁にはウィットに富んだポスターが並んでいる空間は素の自分に戻れるような、でもおセンチにもなるような空間。 そして今日は長い付き合いになる大事な女性に会って、その人の話を聞いて言葉を失い、昨夜帰宅してから悶々とひとり考えていたとある事が更に自分の中で大きくなった。 それは、日本はどうしてこんなにもマイノリティへの理解がなかなか進まないのだろうという事。例えばLGBTの人達に関するセクシャルマイノリティーしかり、女性が男性社会で権力を持ち発言しようものならマイノリティーオピニオンだ、と。 だったら私はマイノリティーの一部として発信し続けようじゃないの。少数派である事イコール弱者ではないと。多数派イコール強者ではないと。 楽しんだモン勝ちよ!笑って笑っていきましょう!

ayumi hamasakiさん(@a.you)がシェアした投稿 -

デビューしたばかりの頃から新宿2丁目が大好きだ。私の青春時代は2丁目で過ごした想い出で埋め尽くされている。狂ったように忙しかったあの頃、仕事が終わってごはんを食べるのも、飲みに行くのも、ボロボロになって泣きに行くのも、嬉しいことがあってお祝いをするのも、いつだって2丁目だった。

僕自身、聴く以前は正直なところ
「浜崎あゆみ?今何してるの?」
ぐらいのイメージでしたが、そんなことは言えなくなりました。。すみません。

久々にアユの曲を真面目に聞きましたが、初期のメロディーセンスは流石ですね。
最近の曲も洋楽のエッセンスをギュッと詰め込んだ感じでかっこいいです。
さすがにJ-POP界を牽引する存在なだけに、CMで聞いたことがある曲がいくつもあります。
個人的に「Startin'」なんかはパナソニックのデジカメのCMがパッと頭に浮かびます笑

最後になぜゲイに人気なのか、を軽くかいてみます。
感情をそのまま吐露するような歌詞
が、ゲイの心をを代弁しているように聞こえるからでしょうか。華やか・派手な部分も見せつつ、少し病んだような歌詞がグッと響きます。
世間の"のけ者的存在"であるギャルに対する歌詞が、ゲイにも刺さる部分があるのかもしれません。

そして何よりも、曲だけでなく昔からLGBT文化にもリスペクトを示している部分が、何よりも共感を生んだのでしょう。

【東京レインボープライドのライブも】

GWに東京におられる方はぜひ、浜崎あゆみさんのコンサートを見に行ってみてはいかがでしょうか?

宇多田ヒカル最新曲『二時間だけのバカンス』歌詞のLGBT的な解釈

なぜ相撲の把瑠都が配役されたのか?『弟の夫』ドラマ化の狙い

ポッドキャストはじめました。

「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。

iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA
「世界のねじを巻くラジオ」
で検索してみてください。

世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

【KORG】ニンテンドースイッチで初めて作曲してみた感想

【SwitchでDTM】

シンセサイザーで有名なあのKORGが、任天堂のゲーム機「Nintendo Switch」に向け、
『KORG Gadget for Nintendo Switch』を配信開始しました。

このソフトさえ買えば、ゲーム機であるスイッチがDAW化します。
つまり、誰でもどこでも作曲ができるように!
ずっと心待ちにしていたので、使い勝手が非常に気になります。
さっそく実際に一曲作ってみた感想・レビューを書いてみたいと思います。

【コルグ ガジェット for Switch レビュー】

数曲作って感じた感想・レビューを、箇条書きで書いて行きたいと思います。

良かった点・気に入った点

  • すぐにどこでも曲がつくれる
    起動してすぐ、サッと曲作りに取り組むことができます。
    DL版のみ発売で、外に持ち歩くことも想定されています。
    電車の中でも、違和感なくプレイ出来るのではないでしょうか。

  • 直感的な操作
    Nintendo Switchのコントローラーで、直感的に操作できます。
    画面も非常にシンプルで、
    なによりStudio One3をインストールしてほったらかしていた口の僕でも、サッと一曲作ることができたことから、いかにUIが優れていることがわかるでしょう。

  • 失敗をおそれず作れる
    「あくまでゲーム」とさえ思ってしまえれば、あとは適当にポチポチ音を埋めていくだけ。
    特に「時間制限モード」が見物であり、指定された時間がくると曲の完成が終わってしまうため、曲の完成度を気にせず創り上げなければなりません。
    僕のような初心者にはまだ厳しいですが、すでにスキルのある経験者なら、曲を量産するマインドが身につくかもしれません。

  • 音源がどれもかっこいい
    ゲーム機のソフト、とおもってナメていると痛い目をみます。
    どれも洗練されたサウンド。派手な音から落ち着いた音まで自由自在です。
    名前までイケてます。「Amsterdam」やら「Phoenix」やら色んな国の都市をもじって楽器に名前がつけられています。
    特に80年代のゲーム音源を再現した「Kamata」がクールです。
    アイデアさえあればなんだって再現出来そうです。

  • 音質もゲーム機としては十分すぎるクオリティ
    ニンテンドースイッチは何だかんだで音がいいので、DTMをやるには十分な音質といえるでしょう。
    この間入手したばかりの名ヘッドホン・MDR-CD900STでプレイしてもサウンド的な破綻はまったく感じません。

  • DAWとしては破格の安さ
    Cuebaseなど有名なDAWはどれもお高く僕には手が出ないのですが、これは5000円というお手頃価格。はじめの一歩としては最適なチョイスではないでしょうか。

  • HD振動対応
    Joy-Conの細かなHD振動で、ガジェットのツマミをいじる感覚を再現してくれます。
    地味に嬉しい機能です。

  • 対戦プレイ・協力プレイが可能
    まだ試してはいませんが、多人数で最大四人まで遊べるとのこと。
    GW中に友人と沖縄に行くので、暇をみつけたら曲を作りたいと思います。

不満点・気になった点

  • 音源データを外にエクスポートできない
    Soundcloudなどにアップロードができれば最高なのですが、残念ながら今のところできないようです。
    もしくはMIDIとしてSDカードに保存できれば、CuebaseやStudio Oneなどの本格的なDAWの強力な補助になりそうなのですが、MIDI音源にも出力できない模様。

  • タッチパネルが対応してない画面が多い
    ピアノロールやドラムの打ち込みなど、打ち込む音が上下するとたまに画面の移動が大変になります。
    付属のジョイコンでも十分操作感はいいのですが、せっかくタッチパネルを搭載しているので、ここはぜひすべての画面で対応して欲しいところ。

  • 音源をもっと増やしてほしい
    16種の音源がありますが、何度も繰り返し作っていると、曲が徐々に寄ってきます笑 おそらく初心者の僕のスキルが原因なので、DTMに精通した方なら不満を感じることはないでしょう。

いくつか不満点もあげましたが、どれもアップデートで対応できそうな機能ばかりですので、今後の更新に大いに期待です!

最後に、人生はじめて作った音楽がこちら。

初めて曲を作ってみて「音楽は誰にでも作れる」ということをまず第一に感じました。
(不協和音っぽいって突っ込まないで・・・)

特にドラムやビートは、気持ちいがままに打ち込めば、それっぽく仕上がります。
音の重ね方とかは、さすがに音楽理論を学ばないと音がゴチャっとしてしまうのかな?
とフィーリングでの限界を感じたり。
でもズブの初心者の割には、ビートがイケてるっぽく聞こえます・・よね?笑

みなさんもぜひコルグで「作曲家」デビューをしてみてはいかがでしょうか。

【初心者にもおすすめ】

これ、楽しすぎます。マジでおすすめです! 
寝るタイミングを見失うほど。
現在ニンテンドーeショップにて、配信されています。
気軽に電車の中でも曲が作れたりするので、初心者DTMerの方はぜひトライしてみてください。
実際に、コンサートやライブで楽器として使う人もでてくるほど・・・。

【オンラインマルチプレイ対応(アップデート)】

※追記(2018.12.14):アップデートにより、
コーグのこのソフトがオンラインマルチプレイに対応したようです。
楽曲のデータも交換可能になり、可能性が大きく広がりますね!!

ポッドキャストはじめました。

「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。
DTMで作った音楽もBGMにしようと考えてます。

iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en 

Androidで聴く→ https://www.google.com/podcasts?feed=aHR0cHM6Ly9uZWppbWFraS1yYWRpby5jb20vZmVlZC8%3D 

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA

世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

※追記(2019,2.21): 山形県の小学校で、教材としても利用されたとのことです。
音楽の授業の教育ツールとしても確かに優れているかもしれませんね。
プログラミングになれるための下準備としても確かにいいかも。
早くWindows版もリリースしてほしいものですね。

レコードストアデイにCDを買うべき7つの理由【2020年】

【ストリーミング配信の時代】

ついに、レコード・ストア・デイの日になりました。
2018年4月21日は世界の音楽好きが、レコードショップへ訪れ、
音楽を聴く喜びを共有する一日。
この記念日に、特別なシングルをリリースするアーティストも少なくありません。

せっかくのイベントなのでこの機会に、「なぜ今の時代にもCDを買い続けてるのか」改めて書いてみたいと思います。

【CDを購入するメリット】

早速、CDやアナログレコードを購入するメリット・利点を7つ書きたいと思います。
音楽がそれほど好きではない方にも、ぜひ読んで頂きたいです。

所有欲を満たしてくれる

ストリーミングやダウンロード版と異なり、CDを買うことで、所有欲が満たされます。
好きなアーティストの全アルバムが棚にズラッと並んでいるほど、気持ち良いことはありません。
一枚であっても、部屋にたてかけておけば一気に部屋の雰囲気も変わります。

もう今の時代、こういう考え方は古臭いのかもしれませんが、コレクション好きの方にはやはりCDは欠かせない存在だと思います。

 

音質がいい

やはりCDは音が良いです。ストリーミングとは明らかに違います。
外で聞く分にはそこまで気になりませんが、思い込みも含めここは重要です。
音質を求めるのであれば、CDは避けて通れない道ではないでしょうか。

CDの音質を越えるハイレゾなんてものが出てきますが、手軽にいい音質を、となると、CDプレーヤーは何だかんだでレベル高いです。

 

価格が安い

iTunesやAmazon Musicで音楽を購入する場合、一曲は250円が標準価格。
ですが、ブックオフなどの中古CDであれば、280円もあればアルバムが一枚買えてしまいます。

新作でも、洋楽の輸入盤であれば1000円で買うこともできます。

さすがに邦楽の新作CDをバンバン買うことは出来ないのですが、工夫さえすれば、ダウンロード版よりもCDのほうが安く買える場合もあります。

友達に貸せる

フィジカルの強さはここにもあります。
友人に「これおすすめだよ!」と渡せるか渡せないか。
音楽好きとして、ここは大きな差ではないでしょうか?
お互い貸し借りをすることで、新しい世界が開けることも。

実際に食わず嫌いだったアーティストを友人のおすすめで好きになった、なんて経験は、音楽ファンなら一度はあるのではないでしょうか。

 

歌詞や解説が読める

音楽制作の背景・楽曲の解説など、アーティスト本人や、プロの評論家が書いたものを読むことで、より作品の理解が深まります。

特に洋楽の場合、英語が苦手であっても対訳があるので安心ですね。

最近特にに買って良かったな、と思ったのは、U2の新作『Songs Of Experience』。
ボノ本人の解説が丸々収められており、非常に満足度が高かったです。

音楽好きからすると、このポイントはけっこう大きいかと。
 

アーティストを応援できる

自分の好きなバンドやアーティストを応援したい!という気持ちはやはり芽生えてくるもの。

わかりやすく自分の行動がアーティストの糧になるのがよいところですね。
インディーズのバンドだと、この傾向はさらに強いと思います。
やっぱり人間性に引かれ、「CDを買う」という行為によりさらにアーティストへの思いが強まる、という傾向はあるかと思います。

 

思い出に残る

ストリーミング・DL版の音楽と、CDで買った音楽、どちらが記憶に残っていますか?
僕だけなのかもしれませんが、「CDを買った場所やはじめて聞いた場所」など、かなり鮮明に記憶に残っております。

やはりお金を出して買うことで、思い入れも深まりますし、

本来、音楽は"体験"であるべきなんですよね。

もうすぐ年号も変わってしまうので「平成時代じゃあるまいし」と言われてしまうのも時間の問題かも知れませんが、この気持ちは大切にしたいですね。

コメント頂きましたが、CDだと強制的にトラック1から最後まで聞く必要が出て、アルバムの世界観を得られる、というのも重要なポイントですね。

タワレコのチケットホルダーがおすすめ【ライブの半券】 - 世界のねじを巻くブログ

【CDショップへ】

いかがだったでしょうか?
"No MUSIC, NO LIFE." 
この言葉にハッとした方や普段音楽を聴かない方も、
すぐにタワレコやHMV、ディスクユニオンへ向かいましょう!

日時はいつ?という方のために、

2019年は、2019年4月13日が「レコードストアの日」だそうです。

(2020年は複数日わたってRSDが行われます!)

ポッドキャストやってます!名曲紹介コーナーでも熱く語ってます。

iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en 

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA

ねじまきラジオ」で検索!

『Revamp』エルトンジョン トリビュートアルバムの感想

【サムスミスやガガも参加】

映画『キングスマン2』でも大活躍したエルトン・ジョン。
今年、ライブ活動から引退することを発表したことも話題になりました。
新作ではありませんが、様々な豪華アーティストによるカバー曲を集めた『Revamp(リバンプ)』というアルバムが発売。

エルトンジョンって誰?『キングスマン2 ゴールデン・サークル』

個人的にかなり心待ちにしていたのでさっそくレビューしてみたいと思います。

【レビュー・感想】

まずは、全曲の一部が聞ける、公式トレイラーをご覧ください。

『黄昏のレンガ路』の40周年記念盤のときも、色んなアーティストにカバーされた曲が収められていましたが、今回もそれに負けないクオリティ。

 

1曲目の「ベニーとジェッツ」からいきなりラップが入り、原曲を大きく崩したアレンジ。かなりかっこよくなってます。

 

4曲目のエドシーランの「Candle in the wind」もなかなか◎。
アコギのシンプルなアレンジですが、やっぱり馬鹿売れしているエド・シーランなだけあって、声が胸にじん、と響いてきます。個人的にあまり好みではないアーティストだったのですが、ちょっと見方が少し変わりました。
普段あまり聞いていないアーティストの意外な部分が聞けるのも、カバーアルバムの魅力ですよね。

 

5曲目の「Tiny Dancer」は原曲の魅力をそのまま女性アーティストである「フローレンス・アンド・ザ・マシーンがカバー。これがパワフルでいいんです。

 

個人的にベストだと思ったのはQ-TIPがカバーした8曲目の「恋のデュエット」
こんなにお洒落になるなんて。シティー・ボーイなら一度は聞いて損はないでしょう。

 

The Killersが歌う9曲目「Mona lisa and mad hatters」 。完全にキラーズの曲になってます。こちらもなかなか聴き応えあり。

 

ゲイとしては、10曲目の「ダニエル」が聞き逃せません。
同性愛者であることをカミングアウトしているサムスミスが、あのDanielをカバー。
25歳とは思えない声の渋さ。

Lord I miss Daniel, oh I miss him so much

とシンプルに思いを綴る歌詞がいいですよね。

同じくLGBT関連でいくとマイリー・サイラスも11曲目で参加してます。

12曲目ではレディーガガがエルトンジョンの代表曲「Your Song」をカバー。
力強くフェイクした歌い方がもう至高。音程の上下の付け方がうますぎます・・。

最後はクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジによる「黄昏のレンガ路」。けだるい歌い方が意外とピッタリです。

他にもコールドプレイ等、大御所アーティストばかりで埋め尽くされたカバー曲集。
一人でも気になるアーティストがいれば、一聴してみることをオススメします。

 今週のお題「わたしの春うた」

【はじめての方もぜひ】

ゲイなら必聴のエルトンジョンのカバー集。
はじめて聞くという方にもおすすめの一枚です。

ユア・ソング~エルトン・ジョン ベスト・ヒッツ・カヴァー

ユア・ソング~エルトン・ジョン ベスト・ヒッツ・カヴァー

ポッドキャストやってます。洋楽紹介コーナーもぜひ。

iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en 

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA
「世界のねじを巻くラジオ」で検索を!

スティービー・ワンダーの新作はいつ出るのか問題

Steivie Wonderの新アルバム

ロック界の超大御所、スティービーワンダー。
実は2005年のアルバム『Time To Love』を最後に、 実はしばらく新作を出しません。
1960~70年代の怒濤の名作リリースがまるで嘘のよう。

ずいぶん昔の話になるが、グラミー賞2014年でもダフトパンクとの歴史に残るパフォーマンスを見せつけ、新作への流れを作ったのかと思うと、いっこうに新作の話はゼロ。

このDaft PunkやPharrell Williamsとの「Get Lucky」→「Another Star」の流れはある意味で事件でした。

www.youtube.com

また、当時ニューアルバムに関していろんな噂が流れてたりも。

・2枚オリジナルアルバムを出す噂


・名盤『Key Of Life』のライブ盤を出すやら出さないやら

 

・・・などなど。

 

結局上記の噂も途絶え、いままで発売には至ってません。
モータウンの雄、スティービーワンダーはいま何をしているんでしょうか。

 

プリンスやBECKなど他の天才肌のアーティストのように、
色んな音源が一応録音されるもお蔵入り、というパターンは少なくもないのですが、
ここまでリリースが途絶える例もすくないのでは??

Google検索すると、"死んだ"なんて候補が出てしまうぐらい
音楽活動が少なくなったスティービー。


音楽活動を決して辞めたわけではなく、アリアナ・グランデとコラボし「Faith」という新曲をリリースをしたり、
ちょこちょこライブ活動をしていたりはするところが唯一の救いでもあったり。

 

・・・とりとめのない内容になってしまったのですが、
深夜にいろんなライブ映像をみながらふと書いてみました。

ちなみに4月4日はキング牧師が暗殺された日。キング牧師のことを歌った
「Happy Birthday」もぜひ。

 

来日はいつになるのか?

日本でもStevie Wonderのライブコンサートをぜひ観てみたいところ。


「Live at Last」的な懐古的なセットリストでもいいので、一度は「迷信」「Higher Ground」を聞いてみたい、という人は多いのではないだろうか。
新作でもなんでもいいので、とりあえずまた感動を届けて欲しいなあ、なんて。
ニューアルバム、早くだして・・。

 

※(追記:2020/10/14): 

新レーベル、So What the Fuss Musicなるものを設立したそうです。
新曲「Can't Put It In The Hands of Fate」と「Where Is Our Love Song」を公開。
これからの精力的な活動に期待したいです!
やっぱりコロナ後でもいいのでライブが見てみたいよね~

 

ポッドキャストはじめました。洋楽の名曲紹介も熱く語ってます!

iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en

Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA

「世界のねじを巻くラジオ」で検索!!

Live at Last [DVD] [Import]

Live at Last [DVD] [Import]

※追記(2019.7.7):なんと、2019年に肝臓移植の手術を行うようです。
大丈夫でしょうか・・・。カムバックされたら最新作、期待してます。

追記(2020.4.11): 新型コロナウイルス騒動でのWHO支援のため、自宅からチャリティーコンサートをする予定とのこと。

コロナウィルス騒動で自宅待機されている片、4/19は要チェックです。

 

※追記(2021.9.5): 16年振りの新作を制作中とのニュースがありました。
シーラEも参加しているとのことですが、聞けるのは2022年になるかも?
リリースを心待ちにしたいと思います。

U2がポケモンGOのようなAR技術をライブに取り入れるとの噂

【最新技術を用いたコンサート】

スタジアムバンドとしてよく名前が挙がり、いまだに「ライブバンドのお手本」として最前線で活躍するU2。

常に新しい技術やアイデアを取り入れ、ファンの期待をいい意味で裏切ってきました。
車をぶら下げ照明として用いたり、すだれのようなLEDをぶらさげたり、巨大な宇宙船型の360°全方位円形ステージで世界史上最高の動員数を記録したり。

前回のThe Joshua Tree Tourでも、ライブ史上最大の8Kディスプレイをコンサートに用い、話題となりました。

そんな彼らですが、次のツアーではAR(Argumented Reality)を駆使してライブを行うという噂がでています。

【拡張現実でどう変わるのか】

ARといえば、上にあげたように「ポケモンGOのあれ」といえば簡単に想像はつくかもしれません。
ARは「拡張現実」と呼ばれ、実在する景色に仮想的な情報を加えて現実世界を拡張する技術のこと。

この動画を見て頂くと、なんとなく理解できるかと思います。



ローリング・ストーン誌最新号の情報によると、U2の最新ツアーであるエクスペリエンス+イノセンスTOUR」の監督が「史上初のAR技術を用いたツアーになる」と発言したようです。

この技術を用いて、U2は何を試みようとしているのでしょうか?

ARは、他にもこんな使い方が出来ます。(初音ミクが仮想現実でポルカを踊る動画)

これを応用して、座席が離れていても、設置されたスペースをスマホを通してみれば、メンバーが目の前で演奏する様子が見られたりする・・・のかも。

 

また、ライブに行かずとも、家でスマホをかざすと目の前でボノが歌う様子をみることが出来る、なんて時代ももう目の前なのかもしれませんね。

上記はあくまで妄想に過ぎませんが、世界初のYoutubeライブ生中継を行ったU2なら、決してあり得ない話ではないかと思います

「CDで稼ぐ」なんて時代はとっくに終わり、ライブなど"体験"にシフトしている現代。
ツアーのタイトルも「eXPERIENCE + iNNOCENCE Tour」ということで、体験を全面的に推したツアーとなるのではないでしょうか?
なんといっても、アルバムが『Songs Of Experience』=『経験の歌』ですからね。

より多くのファンに見てもらうため、AR技術の活用は得策なのかもしれません。

何だかんだでポケモンGO以来、あれほどAR技術が知れ渡った事例は他にないように思うのですが、新たな進歩を期待したいです。

個人的には「愛・地球博」でみた日立館のMRデモの衝撃を越えるものはいまだありませんが、音楽業界にもこのような技術が浸透するといいですね。

【来日の可能性は?】

もちろん技術やアイデアのみならず、U2の音楽に対する情熱や、高品質な楽曲があるからこそ成り立つコンサート。
ぜひ日本でもU2の最新ライブを生でみてみたいところ。
今のところアジアに来る予定はありませんが、フジロックや単独ライブでの来日を祈るばかりです。

【アプリの配信開始】

※追記(2018.4.24):ARに関する詳細がU2ファンクラブのメールにて公開されました。
スマホ向けに、ライブ用のARアプリが配信開始。

バンドがステージに到着する際、100フィートのアリーナに設置されたLEDに向かってかざせば、ARが起動するとのこと。

"Then check out the opening song... "と書いてあるので、おそらくインストの「LOVE IS ALL WE HAVE LEFT」のみで使う感じだと思います。

『U2 eXPERIENCE』という名前でiPhone(iOS版)とAndroid版のARアプリが配信されていますので、コンサートを見に行かれる方はぜひインストールしてみてはいかがでしょうか?

映画音楽家ハンス・ジマーのライブ映像が凄まじい【Netflix】

Hanz Zimmer Live in Plaha

ネットフリックスの新着動画を見ていると、なんとあの映画音楽家ハンス・ジマーのコンサート映像が上がっていました。
その名も『ハンス・ジマー・ライブ・イン・プラハ』ということで、アカデミー賞受賞作曲家のハンスジマーが、自身の代表曲をプラハで演奏したときの様子が収められた映像となります。

映画音楽は子供の頃からずっと好きなので、さっそく見た感想を書いてみたいと思います。

 

レビュー・感想

その前に「ハンスジマーってだれ?」という方に少しだけ紹介を。
ハンスジマーといえば、『パイレーツオブカリビアン』や『ダークナイト』『インセプション』の楽曲で有名なミュージシャンです。
ジョン・ウィリアムズと並んでハリウッド界の最も有名な音楽家といえるでしょう。

最近ではアカデミー賞を2部門受賞した戦争映画『ダンケルク』のサウンドトラックを担当したことも大きく話題になりました。

さっそく、Netflixでライブを観た感想を書きたいと思います。

冒頭から代表曲をメドレー形式で演奏。

『ダビンチコード』のあとはテイストがガラッと変わり、『ライオンキング』へ。
おそらくみなさんご存じの「Circle Of Life」もやたらと分厚い演奏で野性的な気持ちにさせてくれます。民族的なコーラスが血を沸き立たせます。

以前の記事で、匂いが昔の記憶を呼び戻してくれるということも書きましたが、音楽も、幼少の頃を思い起こさせてくれますね。

【USJ】「ETアドベンチャー」の森の香りを探しあてた気がする

 

そこからは一気に西洋的な音色に変わり、港町を想起させる音楽が。(53:44~)
そう、『パイレーツオブカリビアン』メドレーへ。
もちろんあのメインテーマも。(1h04あたりから)
ギターも盛り込んだ情熱的なアレンジ。熱いです。
一度は生で聞いてみたいですね。

そこからは緩急をつけ、トム・クルーズ主演の『レインマン』。
曲ははじめて聞いたのですが音楽も良かったので、近いうちに観てみようかと思います。
大学の視聴覚室にあったのに、結局見れなかったんですよね~。

また、「アメイジング・スパイダーマン2」の曲ではなんとあのThe Smithsのジョニー・マーが参加。
ザ・スミスのメンバーって、こういう大衆音楽が嫌いそうな感じがしたのですが、実は『インセプション』のサントラでギターも演奏しているとのこと。意外です。

「ダークナイトメドレー」の前での撮影のエピソードはぜひファンの方にも観て欲しいです。ヒース・レジャーの名前もしっかり出ました。

 

個人的にすげーと思ったのは『インターステラー』の楽曲メドレー。(1h51m~)
Google Play Musicで何度もサントラを聴いていましたが、ライブ版はさらに迫力があります。「DAY ONE」のじわじわ始まる感じがほんとすごいの。。
映画を観た方なら記憶に残っているであろう、あのドッキングの場面の曲「No Time for Caution」が最大の聞き所。

そして最後は『インセプション』メドレー。
街がぐにゃりとと折れ曲がる様子が頭に思い浮かびます。
最後は「Time」で締め。

知らない曲ももちろんあったのですが、それでも十二分に楽しめました。
ぜひヘッドホンで重厚な世界観を味わってほしいです。

余談ですがハンスジマーご本人、そこそこお年かと思うのですが、ピアノも指揮もこなし、まだまだ元気そうなご様子。
てっきりスキンヘッドの方だと思っていたのですが、誰かと思い違いをしていたようです笑

本人の楽曲に関する解説をきける点もいいですね。

 

ゲーム音楽好きにもおすすめ

ハンスジマー、実はあのFPS『コールオブデューティーMW2』の音楽も担当していたりします。『ダンケルク』のあの迫力も、この下地があったからかもしれませんね。
サウンドの傾向的にどれもスケールの大きい楽曲が多く、
『メタルギアソリッド』シリーズの音楽が好きな方や、ロックバンドのMUSEファンの方にもオススメしたい作曲家です。

気になった方は一度ネッフリやライブ盤をチェックしてみてはいかがでしょうか?

Live in Prague [Blu-ray] [Import]

Live in Prague [Blu-ray] [Import]

 

 

www.nejimakiblog.com

 

 

ポッドキャストはじめました。音楽レビューもやってます!

「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。

open.spotify.com

マイブラの名盤『LOVELESS』と赤ワインをバレンタインデーに

【サマソニ 2018年来日!】

明日はせっかくのバレンタイン・デーなので、毎年これを聞くのだけは外せない、マイブラッディバレンタインの名盤『ラブレス』について語ろうと思います。

サマーソニックの前夜祭である、ソニックマニア(通称:ソニマニ)でライブが決定。せっかくなので、マイブラッディヴァレンタインの魅力を少しお伝えします。

今週のお題「バレンタインデー」

【バレンタインに聞きたい名曲】

 洋楽好きからカルト的人気を誇る『ラヴレス / MY BLOODY VALENTINE』。
とりあえずヘッドホンで耳を包み、轟音で聞いてみてください。
赤い音の津波に打たれ、ただただ圧倒されるのみ。
1曲目の「Only Shallow」も超名曲かつ衝撃的なんですが、
個人的にこのアルバムで最も好きなのは「When You Sleep」という一曲。

轟音の中を泳ぐような高音のメロが通り抜けていきます。
ノイジーなサウンドだけでなく、メロディーがしっかりしているところが多くの人の心を掴んだのでしょう。
ニルバーナやナインインチネイルズが好きな方もきっと気に入るはず。

ほかには「Sometimes」も有名ですね。

映画『ロスト・イン・トランスレーション』でも挿入歌として使用されており、退廃的に表現された日本のごみごみした部分を、温かいギターのノイズで表現しているようなはまり具合。
この感じ、ほかにはありませんね。
アルバムを通して統一感もあり、はじめての方にも、ぜひ通して聞いてほしいです。
先日バレンタインデーに向け、リマスター版も買ってしまいました。

【アルコールとの相性◎】

ここまで書いておいて、実はシューゲイザーのバンドはあまり詳しくありません。
でも非シューゲイザーバンドのシューゲイザー的トラックはもっと好きです。
スピッツの「惑星のかけら」U2「夢の果てまでも」R.E.M.の「Let Me In」など、シューゲイザーチックは曲がかなりツボ。
とにかくアルコールの陶酔感との相性が抜群なんですよね。
特にマイブラの『ラブレス』は濃い赤ワインがほんとに合う。

赤い液体から漂う香りが鼻を満たし脳髄を麻痺させ、そこに音の波が流れ込む。
心の混沌を肯定してくれるかのような。

「お酒の正しい用法ってこうなんじゃないの?」と思ってしまうほど。
別の世界に飛びたい方は、ぜひワインを飲み干し、赤い渦の中へ。

【シューゲイザーの金字塔】

あのブライアン・イーノもベタ褒めしたマイ・ブラッディ・バレンタインの代表作を、バレンタインの日に聴いてみてはいかがでしょうか?
ソニマニのライブも東京のみですが、観てみたいですね。

LOVELESS

LOVELESS

初めて知ったのですが、U2と同じくアイルランドのバンドだったんですね!

世界最重要ロックバンドU2が日本で評価されない7つの理由

岡崎体育ファンクラブの新システムbitfanは果たして悪なのか?

【優劣をつけることへのジレンマ】

『Music Video』で大きな話題を巻き起こした、あの岡崎体育のファンクラブ『Wallets』に「bitfan」というサービスが導入されることが先日発表されました。

Wallets有料会員の皆さまの行動が毎日「ポイント」として加算されていきます。 ポイントに応じて、「Wallets会員 ランク」が変動し、ランク上位者にはbitfanだけの特別な体験、特典をプレゼント!

Wallets×bitfan 始動!! | 岡崎体育 オフィシャルウェブサイト

つまり、ユーザーの"熱量"にあわせて特別な体験をプレゼントする、という新しい試み。

海外ではすでに数例、導入されていますが、日本ではおそらく初めての試み。

一見、"選民"とも思われること新しすぎる試みに、ネット上では賛否両論の嵐。

僕自身、岡崎体育さんのライブに一度訪れたことがあるので、ファンとしての私見を交えて思いを書いてみます。

【日本初導入の制度】

 インターネット上での批判の嵐に対して、2018年2月3日、岡崎体育さんの公式ブログへ本人の思いが投稿されました。(※ちなみにはてなブログです)

taiiku-cawaii-japan.hatenablog.com

いくつか本人のブログから抜粋させて頂きながら、私見を交えていきたいと思います。
まずは岡崎体育さんから今回のシステム導入に関する説明。

要は、『岡崎体育という歌手のライブ参加やグッズ購入で「相対的に多く」お金を使ってくれたファンクラブ会員に+αのサービスを受けてもらおう』というものです。 特定の会場で握手をしたり、一緒に写真を撮ったりだとか。そういうサービスです。まだまだいろいろ考えていますが。(街で僕がひとりで歩いてるときに握手したりとかはまた別です。そんなのはいつでもやらせてもらいます)

ファンクラブの存在意義について - 岡崎体育ブログ 脂汗日記

海外ではテイラー・スウィフトがすでに似たような制度を導入したことも一時話題になりました。

また、あれだけ巨大なバンドにも関わらず、ファンとの距離が非常に近いU2も優先方式をとる、という噂が一度出ていたので、僕自身、この優先制度がどうなるのかずっと状況を見守っていました。

そんなところに、岡崎体育のこのニュース。
日本一号目が岡崎体育になるとは思っていませんでした。目の付け所がいいですよね。

以前、ブロガーのはあちゅうさんが「ファンとアーティストは互いに応援し合う関係」という主旨の発言をされていましたが、岡崎体育さんが目指すのはそこではないでしょうか。

ファンクラブってそもそも、わざわざ追加のお金を出して、好きな人だけが入るもの。
僕個人としては、お金を出しているファンが+αのサービスを受けることにはなんの抵抗もありません。 

「 (街で僕がひとりで歩いてるときに握手したりとかはまた別です。そんなのはいつでもやらせてもらいます)」

 こういう人間味あふれる部分も好きです。

綺麗事を言っても仕方ないから正直に言うと、 ファンの人たちから「賛同」と「お金」を得ないと ミュージシャンやアイドルは生きていけません。

ファンクラブの存在意義について - 岡崎体育ブログ 脂汗日記

あたりまえすぎて、言うまでもない部分。
ここを正直に書く本人の正直さもいいですね。 

ほかにも有名なブロガー はあちゅうさんの考え方も、もしかすると参考になるかもしれません。

 また、なんにも行動をしない人をファンと呼んでいいのかというと、難しいところです。
例えば、図書館で私の本を読んでもらえるのもうれしいのですが、本を一切買ってくれないと私は執筆活動が継続できません。いくらツイートを読んでくれたり、知ってくれたりしていても、見ているだけの応援は、私には届きません。
思いを声でも形でもいいから届けてほしいです。また、いいと思ったものをお金を出して買ってもらうこともものすごく大事です。それが活動のエネルギーになりますから。

はあちゅうが考える「いいファン」とはどんな人?-ファンとアーティストは互いに応援し合う関係:日経ウーマンオンライン【アラサーはあちゅうの声に出して言いたいこと】

 

またサービスの内容についても少し言及されています。

「ファンに優劣をつけるな!」という声についてです。 使った金額が低くて+αのサービスが受けられなかったとしても、 今までのファンクラブコンテンツを受けられなくなることは無いです。 今までのコンテンツが5だとしたら、+αの会員が5+αになるだけであって、 それ以外の会員が4になったり3になったりしません。5のままです。 今まで通りなんです。

ファンクラブの存在意義について - 岡崎体育ブログ 脂汗日記

このブログを読むまで、

(もし「サービスを得る」ことが目的化して、特別にお金を出さないとライブに行けない、なんてことにまでなるとそれは違うのかな・・・)

と思っていましたが、そんな理不尽なことはなさそうです。

いままでのサービスは今まで通り受けられる、とのこと。
この部分が守られているのであれば、特に批判されるようなことはないかと思います。

岡崎体育がさらに生み出す+α(あくまでプラスアルファ)のコンテンツを、お金を出せるユーザーが受け取る。

それの何が悪いのでしょうか?

ネットでは批判の嵐ですが、音楽好きの方は、一度岡崎体育のファンクラブが切り開くものが何か、考えてみてはいかがでしょうか。

【音楽の価値とは】

音楽の価値が大きく変化している今日このごろ。

  • Radioheadのアルバム『In Rainbows』で "IT'S UP TO YOU"(あなた次第)のフレーズとともに、リスナー自身にアルバムの価格を決めさせたり、
  • 月額1000円で聴き放題のストリーミング配信サービスがあらわれたり。
  • U2のように新作を全世界のiPhoneに無料配布する例があったり。

音楽業界、この10年で荒れ狂うような荒波に揉まれています。

 ただCDを出していれば勝手に売れていく、そんな時代はもう終わりました。
いま、どのアーティストも、「音楽の価値ってなに?」という命題に頭を抱えていることでしょう。

で、その結果このシステム導入のGOサインを出したのは他でもなく、この僕です。 サイト運営会社もレコード会社も、1mmとて悪くないです。 僕が決めたのですから。

ファンクラブの存在意義について - 岡崎体育ブログ 脂汗日記

そこに、岡崎体育がおそらく相当叩かれることは覚悟で、このシステム導入。

結局なにが言いたいかというと、古くさい価値観にとらわれず、新しいことに挑戦し続ける岡崎マジぱねえ、ということ。

批判に負けず、さいたまスーパーアリーナでライブができるよう、音楽を作り続けてください。
まあ、この人のことなので、いまごろ寝ころびながらポケモンでもプレイしていることでしょう。

他の関連記事もどうぞ。

BASIN TECHNO

BASIN TECHNO