世界のねじを巻くブログ

ゲイが独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/電子書籍/Lifehack/Podcastなどについてお伝えします。ポッドキャスト「ねじまきラジオ」配信中。

E.M.フォスターが同性愛を描いた短編小説「アーサー・スナッチフォールド」を読んだ感想

英国のゲイ小説

イギリスの作家、E・M・フォスターが書いた短編小説「アーサー・スナッチフォールド」を読んだ。

同性愛的要素を含む、と聞いて以前から気になっていたんだけれど、
プライド月間ということでようやく手に取ったという感じ。

 

当時英国では犯罪だった同性愛について書かれた短編小説なので、
EMフォスターの死後に発表されたんだそう。

 

ざっくりいうと、
上流階級の初老と、労働者階級の若者との行きずりのセックスがテーマの短い作品。

冒頭から主人公のリチャード・コンウェイ卿が上流階級であることが強調されるのもイギリスらしい。

 

牛乳配達の男の描写がいかにも同性愛者な視点。

男が近づいてくるにつれ、 コンウェイは、色彩効果ばかりでなく、男がその場面に実にふさわしい若者だということに気づいた。肩幅が広く、顔は肉感的で開放的。まぶしそうに編めたが陽気な気配を 漂わせている。片方の腕を直角に曲げ、もう一方の腕で牛乳の缶を支えている。「おはよう。上天気ですね」と呼びかけた声は幸せそうだった。

 

 

自然や庭園の描写もイギリスらしく見事。
(マンスフィールドの『園遊会』とか特にそうだけど)

庭園と木々の緑には灰色がかかっていた。まるで拭き取ってやらねばならいかのようだった。

 

むろん欠けているのは色彩なのだ。 デルフィニウ ム、サルビア、ヒエンソウ、ヒャクニチソウ、タバコ何でもいいから植えておけば いいのだ。

 

 

労働者階級の牛乳配達の男への表現がえげつない。

近くで見ると粗野な男だった。出まみれの分厚いをしたのである。その種の人間は、百年前なら踏みつけられて土に埋まっていただろうに、今は勢いよく飛び、 何もまったく怖いものがないのだ。

 

後半はネタバレになるから詳細には書かないけれど、
結局は自分のせいで男が捕まってしまい・・・という話。

 

フィクションとしてこういう話があったということは、
当時、イギリスの庭ではこういうことが行われていたんだろうなと
そこはかとなく感じさせるストーリーだった。

 

牛乳配達の男が捕まったあたりの会話から漏れ出る主人公の感情の揺れとか
ラストの煮え切らない感じとかも◎。


遠回しに階級社会への批判を感じるような、含みのあるところも良かった。

 

自然や庭の描写は、アメリカの雄大でインパクトのある感じよりも、
しっかり細部まで書き込まれている方が日本人向けな気がするなと改めて思ったり。

 

E・M・フォスター自身がゲイだったので、
おそらく体験談的なところもあったのではないか、と思わせる内容だった。
ほんの一瞬だけど直接的な性描写もあるし。

 

「肛門性交罪」は殺人・強盗並みの重罪とされた、という話もあるぐらい
重い犯罪とされていたそうで (しっかり裏とってないけど)

映画『イミテーションゲーム』でアランチューリングがゲイであることをバレるのを恐れる意味がいまさらながら理解できたなと。

 

日本で触れるゲイ的ポップカルチャーはアメリカものに偏りがちなので、
イギリスやその他の国の文化もいろいろ意識して見て/読んでいきたいなと。

 

E.M.フォスターといえば、
映画化された『モーリス』が有名。


ただ、僕は自分がゲイだと気づいてなかった大学1回生のときに、
図書室の視聴覚室でため、正直あまり楽しめなかったので
うん年振りに観てみるのもありかなぁと思ったり。

www.youtube.com

 

EMフォスターの『永遠の生命』もゲイ的な短編小説小説だとのことなので、
また図書館で借りてみようかな。

 

 

 

プライド月間ということでいろんなクィアなポップカルチャーを紹介しようと思っていたけど、結局これをぎりぎり紹介するだけになってしまった・・・。

また機会があれば色々書いていきたいなと。

nejimakinikki.hatenablog.com

 

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2022年のLGBTQ+的な話題を「ドーナツレター」で振り返る

ニュースレターで振り返るゲイ的トピック

いまさらですが、プライド月間ということもあって
令和四年のクィアなニュースを一気に振り返ろうかなと。

ゲイじゃない人にこそ読んで欲しいので、
気になるものがあればニュースレターを読んでみてください。

 

ドーナツレター2022年4月号🍩 | ドーナツレター

アセクシャルからDon't Say Gay法案まで。
日本でもアセクシャルに関するドラマが放送されたり、
やっぱりフロリダ州の「Don't Say Gay」法が印象的でした。

 

アメリカの歌声が聴こえる📻 | ドーナツレター

コーチェラからTRPまで5月も色んなトピックが。
クィアなドラマ『ハートストッパー』も結構話題になったような。

ゲイの詩人、ホイットマンの『草の葉』にちなんだタイトルでした。

 

虹の彼方に🌈 ドーナツレター2022年6月号 | ドーナツレター

赤ちゃんポストから銃乱射事件まで。
ビジネス化していくTRPについての苦言や、ジュディガーランドなどについても。

 

夏のビーチとジェンダー観🇩🇰 | ドーナツレター

デンマークからエッセイを書いて頂いたりもしました。

 

Everybody Hurts🗳️ドーナツレター2022年7月号 | ドーナツレター

地方のプライドから選挙まで。
UFCでのゲイヘイトに対する反応や、参院選が大きなトピックでした。

タイトルはもちろんR.E.M.の名曲より。

 

ドーナッてんの日本?🍩 | ドーナツレター

任天堂から台湾まで。
統一教会の反LGBT運動についてや、京都のドーナツについても。
この辺の日本の雰囲気の暗さ、キツかったな・・・。

 

オリビアを聴きながら💽 | ドーナツレター

ニュー・ダッドからDDRまで。
ゲイアイコンとしても有名なオリビア・ニュートン・ジョンが死去。

木津毅さんの『ニューダッド』もこの頃発売でしたね。

 

招き入れる力🍩 | ドーナツレター

クィアアイからInvinting Inまで。
サマーソニックでのリナ・サワヤマの存在感ったら。

 

隠れて生きる?💍 | ドーナツレター

レディーガガから『力の指輪』まで。
ポリコレ問題や中国の検閲、雑誌のドーナツ特集など
いろんなトピックがめじろ押し。

 

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LESS IS BORE? | ドーナツレター

ロシアからサウスパークまで
ヘイトに傾いた人には恥をかかせないほうがよいのかもしれない、など良い文章やゲイ小説『LESS』の続編の話も。

 

鳥よ、鳥よ、鳥たちよ🦆 | ドーナツレター

カミングアウトデーからTwitter買収まで。
ツイッターどうなるの?とこの頃から大騒ぎでしたね・・・。
なんか重い記事ばかりだったような。

 

私のことは私が決める⚧️ | ドーナツレター

トランスマーチからW杯まで。(11月)

日本発のトランスマーチ、現存するアメリカのミスド旅行記など
バラエティー豊かなトピックでした。

 

おなべをからっぽにしてくれるひと🥞 | ドーナツレター

ポケモンから「ぐりとぐら」まで。(12月)
マストドンに慣れてきたりとか、ファイトクラブの紹介、クリスマス的な話題など
明るいトピックが多かったような。

 

2023年4月~12月までのトピックをざっと紹介しましたが、
ポッドキャストでも詳しく話そうかなと思ってたり。

 

open.spotify.com

 

今回はこんな感じで。
プライドマンスということで、いくつかエッセイも書こうと思ってます。

 

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プライド月間(6月)にLGBTQ+に関するエッセイを毎週、投稿予定です。

プライドマンスの企画

どうも、ねじまきです。

2023年6月はプライド月間。

日本はもちろん、世界各地で
LGBTQ+の権利を啓発する活動・イベントが実施されます。

・・・ということでせっかくのプライドマンスなので、
この6月に5~6本ぐらいは
クィアなエッセイやオピニオン記事的なものを
ブログで書こうかなと思ってます。

普段はあまり書かない政治的な内容や
身の回りのプライベートな話も、もしかすると触れるかも。

 

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セクシュアルマイノリティーの人に読んでもらうのはもちろん嬉しいけれど、
普段LGBTQ+に触れる機会があまりない
ストレートの人にこそ読んで欲しいなと思うので、
もし更新通知で目に触れたらスクロールせず、記事を頂ければなと。

こんなテーマで書いてほしい、というのも大募集しますので、
お気軽にメッセージやコメント頂ければ幸いです。

 

 

あ、先日に
LGBTQ+的なニュースレター「ドーナツレター」を配信しました。

スピッツからドラァグクイーンまで、色んなクィアな話題をお届けしてます。

こちらでも文章を書くかもなので、気軽に読んでみてください。

donutz.theletter.jp

今日はそんな感じで。

ねじまき

プライド月間in2023年

 

※追記:とりあえず書いた記事を書き追記していきます。

nejimakinikki.hatenablog.com

 

Vice Mediaが破綻するそうなので、おすすめの記事を紹介してみる

ヴァイス・メディアの好きな記事

大麻やドラッグ、ポルノ、裏社会など尖ったコンテンツを発信することで有名なVice Mediaが経営破綻を発表したとのこと。
実はカナダ発祥のメディア企業だ、というは最近知りましたが、
さすがにあの世界のバイスが破綻、ついにこの時が来てしまったとは・・・。
 

ヤクザやタトゥー、ドラッグカルチャー、
そしてなによりLGBTQ+やマイノリティに関する
ほかでは見られない記事ばかりを発信し続けてくれていたので、
個人的にはわりと好きなネットメディアだったのに。

 

せっかくなのでPocketやEvernoteを掘り出してきた中からいくつかおすすめの記事を
紹介しようかなと。
ということで箇条書きで軽く紹介してみます。
 

30歳を迎える前に始めておくべき30のこと

 

若き写真家が見る歪んだ世界 - VICE

 

「俳句はカウンターカルチャーだった」佐藤文香×福田若之 interview

 

i-d.vice.com

 

 

i-d.vice.com

 

www.vice.com

 

i-d.vice.com

 

Youtube動画、特にドラッグ関連のドキュメンタリーは外れなし。

 

日本でも『クレイジージャーニー』や『ハイパーハードボイルドグルメリポート』など色んな方面に影響を与えてきたVice。

攻めた取材は賛否両論で、
ときおりあれ?と思う内容の記事もあるものの、そのユニークさは流石だったなと。

 

海外のニュースをみていると、
Vox、Vice、Buzzfeedが行った大規模なレイオフにより、
能力のあるライターやジャーナリストはどんどんニュースレターメディアのSubstackに流れ込んでいるんだそうで。

 

Amazon独占配信のポッドキャスト「Vice Reports」も日本語ローカライズされて
「気合入ってるなぁ」とよく聞かせてもらっていたのだけど、
もう聞けなくなるんだろうか・・・。

 

 

はてなブログのVice Media創業についてまとめたこの記事も面白かったなと。

untelevised.hateblo.jp

 

BuzzfeedやVice Mediaなど、
デジタルメディアは大手のレガシーメディアが台頭すると思っていたけれど、
それは間違いなのでは?というのがはっきりしつつある今日この頃。

 

日本版Vice Mediaはどうなるのかとか、記事はいつまで読めるのかなど
まだまだ不明点が多いですが、なんらかの形で記事は残ってほしいなと。

 

バズフィードもViceもSNSの流入が激減して収入が安定しなくなったと聞いているけど
今後インターネットメディアはどうなることやら。

 

個人ブログでポチポチ好きなことを発信しているのが一番幸せかもね
・・・とのんきに思う初夏の夜長でした。


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映画『プリシラ』をみた感想

砂漠のドラッグクイーン

ドラァグクイーン映画として有名な『プリシラ』。
近くのツタヤのワゴンセールで、レンタル落ちDVDを300円で見つけたので、
今更ながら鑑賞。

プリシラ映画

英語の原題は『The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert 』。

1994年の時点でドラッグクイーンを主軸に置いた物語があるっていうのは
すごいというかなんというか。

ちなみにこの映画、
アメリカ映画ではなくオーストラリア映画というのもキモだったり。
ステファン・エリオット監督・脚本。

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感想・レビュー

ざっくり感想を。

 

あらすじはこんな感じ。

世代も生き方も違う3人のドラァグ・クイーン(女装のゲイ)。オーストラリアの砂漠の真ん中にあるリゾートでショー出演をするために『プリシラ』と命名されたバスで旅に出た。それぞれヘビーな問題を抱えた3人、毒舌の喧嘩が始まったり、遭難しそうになったりの大爆笑の珍道中。小さな町での偏見で、信じられないくらいひどい目に遭いながらボロボロになる彼等。でも決してめげることなく、3人は夢をひとつひとつ実現してゆく──。 Amazonより

 

OPからショーではじめるが、客から缶を投げられる始末

そこからトランペットという仲間の死。 

 

昔からの夢だった「キングスキャニオンの岩に立つ」というのを叶えるため、
ドラァグクイーンの3人で旅をすることに。

 
スウェーデン人から散らかったバスを購入し、
オーストラリアの広大な土地をいく一行。
 
 
道中、仲間の一人に、実は妻がいることが判明したり、
 
「別に嘘をついたわけじゃないわ
黙ってたことは謝るけど…」
 
田舎のおばさんと飲み勝負をするシーンも〇

 
バスに「エイズ野郎出ていけ!」と落書きされるシーンで現実を見たり。
 
アボリジニの集団の前で「I Will Survive」を踊るシーンも最高。
 
我々には都会しかないのよ」
というセリフもけっこう来るものがある・・・。
 
オネエ(あえてこの言葉をつかうと)たちが田舎をひっかきまわしてみんなの心を動かす、その過程がかかれていて興味深かったなと。

 

後半の「Finally」のパフォーマンスが特にすごかった。

(4分半で見られるのでこれだけでもほんと見て!)

辛いときに聞くプレイリストに、
最高な曲が増えた、というだけで見た価値があったなと。

 

最後の砂漠でのピクニックで、
息子と二人で話すシーンもいい締め方でよかった。

 

「Go West」「I Will Survive」「マンマミーア」などの
ゲイ・アンセムがこれでもか!と流れるロードムービーでした。
 
ティック / ミッチ役の人、
どこかで見たことあるな・・・と思っていたら、

『ロード・オブ・ザ・リング』三部作でエルロンド役だった
ヒューゴ・ウィーヴィングだというのにびっくり。
俳優さんってすごい。
 

ゲイアンセムがアンセムになった流れ・背景などは調べたら絶対面白いだろうな、
と数年前から思っているけれど、なかなか時間も取れなくて。

 

雑すぎる映画紹介になったけれど、
『クィアアイ』が好きな方はぜひとも。

 

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2022年8月のいろいろ振り返り

ニュースレター「歳をとること」

どうも、ねじまきです。
月に5回はブログ更新するはずが、
色々手が回らないので、更新通知でお茶を濁そうかと。笑

まずは毎月末恒例の、ニュースレターのお知らせ。

 

ねじまき通信8月号「My Back Pagesを配信しました。
テーマは”歳をとること”。

  • ジェーン・スーさんの三十路の心得10箇条
  • イッセイミヤケ
  • ボブディランの名曲

などいろいろお届けしましたので気軽に読んでみてください。

nejimaki.substack.com

 

 

LGBTQ+系のニュースレターも。

donutz.theletter.jp

 

・WaterWalkという変な音楽記事が集まるnoteでネタ記事を書きました。

 

屋久島旅行も行きました。
近いうちに振り返り記事を書こうと思います。

 

※あるようでなかったGoogleフォームつくりました。
(匿名でお便り送れます。)

ブログやポッドキャスト、ニュースレターに関して
短いお便り・質問から、長文の相談までお待ちしてます。

最近の投稿振り返り。

ニュースレターとポッドキャスト配信

どうも、ねじまきです。
京都の夏が暑すぎてバテバテです。
毎月5記事は書いてるのですが、更新通知でお茶を濁そうかと笑

まずは毎月末恒例の、ニュースレターのお知らせ。

ねじまき通信6月号「限りなく黒色に近いグレー🥦を配信しました。

  • 格闘技と地上波
  • 日本の音楽フェスのこれから
  • プライドマンス

などいろいろお届けしましたので気軽に読んでみてください。

 

 

ひさびさにPodcastも配信しました。
プライド月間ということで、LGBTQの話題として東京レインボープライド、
そして東京旅行の振り返りをだらだら話しました。

open.spotify.com

 

 

LGBTQ+系のニュースレターも。
今月から24日にデンマークからのエッセイをお届けしてます。

www.nejimakiblog.com

来月も24日にフード系エッセイ配信なのでお楽しみに。

 

 

毎週のお気に入り音楽を紹介するブログもなにげに続いてます。

otonokabe.com

 

まあこんな感じでマイペースに続けていければなと。

 

※あるようでなかったGoogleフォームつくりました。
匿名でお便り送れます。

ブログやポッドキャスト、ニュースレターに関して
短いお便り・質問から、長文の相談までお待ちしてます。

 

今月の募集テーマはこちら。
«『最近、聞いてよかった曲』»
サッとお便り頂ければ、次回15日の配信で紹介します。

ドーナツレター「アメリカの歌声が聴こえる」を配信しました

LGBTQなニュースレター

クィアにちなんで毎月9日に配信のLGBTQ的ニュースレター、
ドーナツレターvol.2「アメリカの声が聴こえる」を配信しました。

  • コーチェラフェスティバルとLGBTQ
  • ホイットマンの詩集『おれにはアメリカの歌声が聴こえる』
  • 「いいもの」だけ残そうという思想はその世界を滅ぼすというお話
  • CHAIのドーナツソング
  • TRPや京都のプライドパレードについて

などいろいろお届けしました。

theletterで配信中

ザ・レターというニュースレター配信サービスで配信中です。
まだまだ方向性が定まってませんが、
やさしい目で見守っていただければ。

ドーナツレター: LGBTQなニュースレター

ゲイじゃない方にも楽しめる内容になってるはずなので、
お気軽に登録してみてください。

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京都プライドパレードに参加して感じたこと in 2022年

LGBTQパレード

2022年4月10日に行われた、京都プライドパレードに行ってきました。
京都で行われるのは第二回目だそうです

歩くコースとしては、
京都市役所前広場から梅小路公園まで。

京都レインボープライドパレード2022年

 

実際に歩いてみて感じたのが、
歩道の方の応援が嬉しかったな、と。
軽くマラソン気分?を味わえたような気分で歩いてました笑

僕自身あまりオープンにしていないので、
京都だとさすがに知り合いが多すぎてやばいかな?と思いながら歩いてましたが
後半はもうどうでもよくなったというか。

いつまでも隠していられないので、
ここからバレてもまぁいいかなと開き直れたのはよかったと思います。

 

トゥクトゥクみたいなのが先導してたのはユニークで◎。
(調べてみると、京都だけじゃなくて色んな場所でこのトゥクトゥクが先導してるそう)

 

・改善点としては、
スピーカーの音質が悪いということ。
個人的にデモとかで音が割れているのをみると「うーん」って思っちゃうタイプなので、そこだけはレンタルかなにかで良くなるといいなと感じました。
(もちろん予算的な都合もあると思いますが)

 

あとパレードの意義・メッセージが伝わりにくいのは、改善したほうがいいような。

周りからすると、それぞれの団体がわちゃわちゃ集まって、
歩いているだけに見えてしまっているような気がしました。

そもそも虹色・レインボーが
セクシャルマイノリティのシンボルカラーであることも
知らない人がまだ多いのでそこは考慮する必要があるかなと。

「Marriage For All」だけの旗では、
なにを訴えているのかがわかりづらい気もします。

(実際に「マリッジ・フォー・オール?どいういう意味?」という50代ぐらいの女性の声が聞こえました)

 

東京レインボープライドぐらいの規模になれば
それでもいいかもしれませんが、
海外の真似だけじゃなく、
もっとわかりやすい標識みたいなのも、もしかすると必要なのかなと。

かといって、政治デモみたいな感じで拡声器でワーワーやるのもあれだし、
これはこれでいいのかも。

 

四条河原町を横切る500人はインパクトありましたね~

京都レインボーパレード2022年

 

ソロ参加だったのですが、
知り合いにすぐ会えたので居心地はよかったです。

京都レインボープライド2022年

京都らしく、国籍が豊かで、年齢問わずいろんな方が参加されてました。


突然現れた、チリ人の男性と歩きながら、
いろいろ話したりしてました。

音楽もゲイアンセムがバンバンかかって、
ああ、プライドパレードだなぁと思いながら歩いてました。

 

一応開催に関する情報を書いておくとこんな感じ。

主催:そらにじ京都
後援:KYOTO LAUNDRY CAFE、ユースカウンシル京都、京都市
協賛:LGBT-Allyプロジェクト、三洋化成、チェリオ

 

他にも、京セラやアークレイなど大手企業の方もおられたかと。

 

終わった後は、
以前ゲストにも出て頂いたゲイポッドキャスト配信者の方と、ラーメン拳へ。

こういったつながりは、マイノリティーならではですよね~


パレードについて、いろいろ言いましたが
参加している人みんな温かくていい思い出になりました。

こうやって地道にやるしかないですよね、
みなさんお疲れさまでした。

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LGBT系ニュースレターの配信をはじめましたのでこちらもぜひ。

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ドーナツレター🍩: LGBT系ニュースレターの配信をはじめます。

ゲイの話題からディスカッションまで

どうも、ねじまきです。
新年度にあわせて「ドーナツレター」という新しいニュースレターの
配信をはじめることにしました。

具体的にどんな内容かというと、

LGBTQ+に関するトピックを、
映画や音楽などさまざまなカルチャーを絡めて月に1~2回配信。

  • LGBTQ+ニュース振り返り
  • クィアなおすすめの映画
  • 毎月一冊、本の紹介
  • クィアな有名人の話
  • ディスカッションスレッド
  • 音楽プレイリスト
  • 読書会のお知らせ
  • Q&Aコーナー

などなど、色んなトピックをお届けします。

同性愛だけでなく、アロマンティックアセクシャルなど
あまりメディアでは語られないトピックについても
書いていきたいなと。

 

ドーナツのかわいいロゴもサクッと作ってみました。

ドーナツレター:LGBT系ニュースレター

Donutz Letterという名前になった理由については
いろんな意味を込めてるので、また別の機会に書こうかな、と。

 

ねじまき通信を愛読していただいているみんななら、
きっと楽しめるはず。

 

LGBTの方はもちろん、
むしろLGBTQ+でない方にも読んでほしいニュースレターなので、
性指向を問わずぜひチェックしてみてください。

 

クィア(9)にちなんで 毎月9日 に配信予定。
24日(虹)にも余裕があればエッセイ的なものも書きたいなと。

つまり初回配信日は本日4月9日より
(夜には配信できるかと)

 

theletterという配信サービスよりお届け。
こちらから登録できます。

donutz.theletter.jp