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世界のねじを巻くブログ

独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/Kindle/Lifehackなどについてお伝えします。

【10分で映画通になる方法】 映画を自分のことばで語るためのシネマ頭脳

【映画評論家が書く映画論】

今回紹介する本は、

「映画を観るのは好きだけど、ほんとにただ観ることしかできない・・。」

「ブログに映画レビューを載せてみたいけど、何を書いたらいいかわからない・・。」

そんな方におすすめの本です。

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Amazon.co.jp: シネマ頭脳―映画を「自分のことば」で語るための: ロバート グラッツァー, Robert Glatzer, 吉田 俊太郎: 本

【概要】

映画パーソナリティの実践映画批評名講義を一冊に。映画の感動を説得力あるものとして語れるよう、手取り足取りレッスン。「シネマ頭脳」を鍛えると、ただの暇つぶし娯楽だった映画が魅力的な芸術として甦る! (「MARC」データベースより)

上記紹介にもあるように、映画を〈自分のことば〉で語るために、
脚本家・映画批評家として有名なロバートグラッツァーによる著作です。

【10分で映画を語れるように】

今回その中でも特に試してみたいと思った、【10分で映画通になる方法】の章を紹介したいと思います。

1分                    ( P.242)
ただ考える。エンド・クレジットが流れていくのを眺めながら、
次の三つのことを思起こしてみる。
●監督の名前
●その映画で一番良かったシーン
●一番良かった俳優   
ポイントは分析しないこと。
ただシンプルに上の三つの問いに答えるだけのようです。
これならぐらいならできそうです。
2分                    (P.243)
映画館を出ながら
●これは今まで観た中で最も完璧な映画だっただろうか?
●まちがいなく今まで観た中で最悪の映画だっただろうか?
●完璧と最悪の狭間の中で、この作品をどのあたりに位置付けるべきか?

これもそれほど難しくはないですね。

3分(この監督の作品を観るのがはじめてなら「5分」へ)(P.244)
●これは○○(監督名)の映画の中でベストだったか。
●ワーストだったか
●その中間だとしたら、どこに位置付けるべきか 
この段階では100段階評価は行わないようにするようです。
数字を出してしまうと細かな評価がそれに左右されてしまうからでしょうか。 
おおまかな評価から少しづつ絞っていく感じです。
監督の作品の中での位置付けは好みが大きく分かれるだろうし、
〈自分のことば〉で語る大きなポイントになりそうです。
4分                        (P.245)
映画のコンテクストについて
●この監督の作品がほかの作品とどこが似ているか。
●どこが違うか

やはり同じ監督ならどこかしら共通する部分が出てきます。
個人的には映画を観る際、昔の作品と比べてどうか、は注意して観ています。

5分                      (P.245-246)
脚本について
●この脚本家は何人の興味深いキャラクターを創り出したか
●台本は本当らしかったか、つまり現実でも普通にしゃべるような台詞だったか
●現実の世界の人間がやるようなことをキャラクターはやっているか
●ドラマであれば、対立や苦難がキャラクターのほうから自然に発生しているものか、それとも人工的に与えられたものにしか見えないか。

台本も映画の大きな部分を成す部分です。
映画という非現実のものをいかに現実と近づけられているか、
そこが監督の腕の見せ所でしょう。

6分                      (P246-247)
演技について
●そのスターが前に観た別の映画と全く同じ演技をみせていた、つまりただの看板として出演していたのかどうか。
●なにか今までとは違うものを加えて演技の幅を広げようとしていたか。
●自分がスクリーン上のキャラクターを現実の人物として見ていたか。それともスターとして見ていたか。
7分                      (P247-248)
パワーについて
●その映画によって、あなたの人生について何かを考えさせられてしまったか
●スクリーン上に生きる人物のことを真実だと思えるような感覚になった

やはり映画を観て自分が何を受け止めたのか。
もしそれがないなら良い映画とはいえないでしょう。

8分                       (P.248)
ハイライトについて
●この映画にはあとで友人と語りたくなるほど楽しんだ部分がどこかあったか
●その映画がリズムを作って強調しようとしていたこと、ハイライトになるようなシーンがあったか。

やはり良い映画には良いシークエンスがあります。
有名どころなら、E.T.。今見てもワクワクします。

近年の映画ではイミテーション・ゲームの暗号解読シーンが逸品でした

9分                      (P.249)
ここで整理してみよう。 
1分から8分までを頭の中で要約してみる
すべてをきれいに並べ立てようなんて考えないように。

今まで考えた内容を1分間でまとめるのはかなり難易度が高いです。

10分                     (P.249)
評決を下す。

やはり評価は100点満点が個人的には良いですかね。
ヤフーレビュー等の5星評価だと3か4ばかりになってしまいます。

【おわりに】

慣れないとなかな10分で整理するのは難しそうですが、
トライする価値はありそうです。

今まで映画を観終わった後、
「いい映画だったな。」だけで終わらせるのではなく、
監督、俳優、他作品との比較、ハイライトのシーン等をしっかりまとめて
〈自分のことば〉で映画を語れるようになりたいですね。

シネマ頭脳―映画を「自分のことば」で語るための

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人はなぜ映画館にわざわざ足を運ぶのか、という記事もどうぞ。

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