世界のねじを巻くブログ

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デンジャーマウスが関わった名曲7選

Danger Mouseのプロデュース

"Prodced by DANGER MOUSE"の一文でアルバムを買わせるブランド力を持つ男、プロデューサーのデンジャー・マウス。
今や、21世紀の洋楽界を引っ張る最重要プロデューサーと言えるでしょう。
 レッチリの新作が発売を記念し、今回デンジャーマウスが関わった代表曲についていくつかまとめてみました。
(どうやら全く関係のない同じ名前の海外アニメもあるようですね笑)

【デンジャー・マウスが関わる作品7選】

さっそく異色のアルバムからオススメを一曲。

Danger Mouse-Encore

本国アメリカで名を広めたのは、
ビートルズの『ホワイトアルバム』と、Jay.Zの『ブラックアルバム』の音源をマッシュアップさせた『グレイアルバム』です。
ビートルズの「Glass Onion」とJay.Zのラップがうまい具合に噛み合っています。

 

Gorillaz-Feel Good Inc. 

世界だけでなく日本でもプロデューサーとしての名を轟かせたのはこの曲と言えるでしょう。BLURのボーカル、デーモン・アルバーンが創り上げた架空のバンド,
ゴリラズのアルバム『Demon Days』より。

メロウなメロディーとHIP-HOP、笑い声のサンプリングがが心地良く耳に響きます。

メロディーがしっかりしているので、HIP-HOPが苦手な方にも薦められます。
iPodのCMに使用されていたので、聞いたことがある方もいるはず。
サビの部分がU2の「Staring at the Sun」にそっくりなのはご愛嬌。  

 

Gnarls Barkley-Crazy

デンジャー・マウスとシー・ローによるのデュオ、ナールズ・バークレイ。
収録アルバムの『St.Elsewhere』はグラミーを受賞。
初めて聴き、一発で好きになりました。開始のボーカルからグイッと曲の世界観に引き込まれます。個人的は最もデンジャーマウスの魅力を感じられる1曲です。
ベースラインが素晴らしい。新しい曲なのですが、どこか懐かしさを含んだ気怠さ(謎表現)を感じます。

 

Norah Jones-Black

あのジャズの名門、ブルーノートレコードからデビューしたノラ・ジョーンズも
実はデンジャー・マウスによってプロデュースされた作品を出しております。
デビュー当時の「Don't Know Why」と比較するといかにスタイルが変化したかが伺えます。大人の渋みや深さが加わり、ノラ・ジョーンズのボーカルも艶を増しています。

 

Beck-Gamma Ray

Beckの異色作、『Modern Guilt』より。
何よりベースラインが見事。
所々サイケデリックなサンプリングやギターが挟まれ、単調になりがちなベース主体の曲が深みを増しています。2:04~のサイケ感がたまりません。
Beckは元々サンプリングを主体にした音作りを得意としていますので、デンジャーマウスとはまさに最高の組み合わせと言えるでしょう。
Beckは最近聞いてなかったのですが、久々に聞くと作り込みの凄さに圧倒されます。

U2-The Miracle

世界を代表するロックバンドU2の新作も、デンジャー・マウスが創り上げています。
iPhoneやiTunesを通して(無断)で配信され、世界を絶賛と困惑の渦に巻き込ませた『Song of Innocence』からの一曲。
こちらもAppleのCMにも使われたので、聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
開始からバチを打ち鳴らす音・派手なコーラスワークで始まり、
ドラム、骨太なベース、ギターが一気に加わります。
50過ぎてもこんなパワフルな音楽できるのは流石U2と言ったところ。
音作りだけでなく歌詞も良いんですよね、この曲。
また別の機会に触れたいと思います。
U2が特に好きなので、長めに文を割きましたが、この辺で。

ソングス・オブ・イノセンス-デラックス・エディション

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Red Hot Chili Peppers-Dark Necessities

6/17に発売されたレッチリことRed Hot Chili Peppersの新作『The Getaway』からの一曲「Dark Necessities」。新作の1stシングルとして発表された曲です。
開始からギターとピアノで徐々に盛り上がり、0:41~辺りから叩きつけるようなベースが加わります。
2:46~からピアノのソロがわずかにあり、リズム隊だけでなくピアノでクラシックなアプローチをする所がデンジャーマウスらしいです。
あとは4:02~のギターソロも聴きどころ。

 

 

独特な音作り

いかがだったでしょうか?
こうして聞き返してしてみると、
デンジャー・マウスの音作りは、

  • 全ての音に注意を向けさせる音作り
    画像で表現すると"コントラスト値を上げた”サウンドと言えます
  • HIP-HOPでの経験をもとにサンプリングを非常に効果的に取り入れている
  • 程良く気怠さを加えている

上記の傾向にあるのではないでしょうか。(個人の感想です)
デンジャーマウスを知らない方も、この機会にぜひ。

※ポッドキャストはじめました。

 

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