世界のねじを巻くブログ

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『Looking』ゲイにおすすめの海外ドラマ【Hulu】

【ルッキング 同性愛を描いた作品】

最近、動画配信サービス「Hulu」のアカウントを再開したところ、気になる作品があったので紹介したいと思います。

作品のタイトルは『Looking/ルッキング』。
LGBTの中でも特にゲイに焦点を置いた作品となります。

【あらすじ・ストーリー】

おおまかなあらすじとしては、
職も年齢も異なる3人ゲイ男性が、サンフランシスコを舞台に日常生活を繰り広げるというシンプルなストーリー。
下記のトレイラーを見て頂ければ、だいたい雰囲気はつかめるかと思います。

【概要】 

現在huluで公開されているのはシーズン1のエピソード。(全8エピソード)
一つの話が約30分で終わるため、時間が空いたときにサクッと見られるのが魅力。

出てくるセット(舞台背景)やサンフランシスコの開放的な景色、そして音楽が洗練されています。
毎回エンディングの音楽が変わるところも個人的にポイントが高いです。

日本ではHuluで12月より独占配信され、毎週金曜日にエピソードが追加されています。現時点では全8エピソード中、エピソード6まで放送されているので、あともう少しでシーズン1は完結です。
※2017.4.29追記:現在フールーで待望のSeason2が配信されました!

【感想・レビュー】

現在フールーで公開されている6エピソードを観た感想を少し書きたいと思います。

上記の通り、ゲイ男性の日常的な生活を淡々と描く海外ドラマ。
といっても、一話目のオープニングから公園で赤の他人と事を始めようかというシーンで始まります。
パーティーで誘った男性が実は明日から自分の上司だった、みたいな展開も。

キスシーンはもちろん、セックスシーンも何度か登場しますが、
ナチュラルな撮り方で話が進められるため、「男同士なんて・・」という方でも自然に見られる内容だと思います。

ゲイにありがちな若さへの憧れ、何気ない仕種や受け応えなど細かい部分が非常にリアルに描かれています。

ストレートの方からみると、まったく日常から離れた内容のため、そこまで感情移入できないかもしれません。
逆にゲイが男女のラブロマンスを見ると、こんな風な距離感を感じてしまうのだ、という体験ができるかも?

一つ補足として書いておきたいのが、なぜ舞台がサンフランシスコか、ということ。

日本でこういう認識をされることは少ないですが、
サンフランシスコはアメリカの中でも特に大きなゲイシティとされています。

サンフランシスコといえば、第二次世界大戦、特に太平洋戦争での最重要拠点。
そのため、 除隊させられて故郷に不名誉のため帰れない兵士や若い独身男性のコミュニティーができ、そこにLGBTに不寛容な田舎から様々なLGBTが集まり今のゲイシティとしてのサンフランシスコの下地ができました。

また、ハーヴィーミルクという自らのセクシャリティーをオープンにした市会議員が活躍し、射殺されたことも、サンフランシスコのLGBTシーンを語る上では避けられないでしょう。

【LGBTに興味のある方はぜひ】

アメリカではシーズン2も放送されており、10エピソードにも拡大されているようなので、そちらの放送も期待したいところ。

日本でも『逃げるは恥だが役に立つ』や『怒り』など同性愛やLGBTを描く作品は増えてきており、一般の人がLGBTに触れる機会は増えてきているように思えます。
こういったドラマや映画などから、理解はが広まるといいですね。
ゲイに限らず、ストレート(異性愛者)の方やレズビアン、バイセクシュアル、パンセクシュアルどんな方にもおすすめできるドラマですのでぜひ。

※2017.4.29追記:フールーで待望のシーズン2配信が開始されたようです。

ポッドキャストはじめました。

「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。

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