【直島おすすめの芸術作品】
今週の土日に、一泊二日でアートの島として有名な直島旅行に行ってきました。
島全体がアートなので、全て紹介するとキリがありません。
今回、僕が特に気に入ったおすすめの美術作品を5つ紹介したいと思います。
【個人的にお気に入りの芸術作品5つ】
100生きて死ね / ブルース・ナウマン
ベネッセハウスの中にある、『100生きて死ね』という作品。
"SPEAK AND LIVE" "FUCK AND LIVE" "PLAY AND DIE"等100の文章が、ネオンで次々と表示されていきます。
この動画では少し小さく見えますが、実際に見るとインパクトはかなり大きく感じます。
正しい解釈かは判りませんが「死は生の対極にある」とか、「人生は単純作業の繰り返しに過ぎない」として、消費社会に生きる僕たちを批判しているように感じました。
関係項-石の影 / Lee Ufan(李禹煥)
李禹煥美術館にある作品。
石の前に出来た影の部分にアクリル絵の具が塗られ、そこにプロジェクターで映像を映すという作品。
映像で見なければ魅力が一つも伝わりませんが、石の影に映像が映っておりまるでその影の中にもう一つの世界があるような不思議な感覚を受け、5分程見入ってしまいました。もう一度観てみたい芸術作品の一つです。
タイム/タイムレス/ノー・タイム / ウォルター・デ・マリア
厳密に図られた空間の中で、直径2.2mの球体と27つの金箔が貼られた彫刻で構成された部屋。真ん中の球体が時を支配しているような、異様な雰囲気を感じました。
移動するごとに部屋が見せてくれる表情が変化し、永遠と時を過ごしたくなるのもこの作品の意図なのかもしれません。
『睡蓮』作品群 / クロード・モネ
地中美術館に展示されている、モネが生涯書き続けた「睡蓮」シリーズの作品群。
と言ってもただ展示されているだけでなく、地中に作られた空間でありながら、自然光のみでモネの絵画を鑑賞することができます。普通なら照明の下で見る絵画ですが、日光の明るさでみることで、よりモネの意図に近い見方をすることができます。
全部で5つの「睡蓮」が展示されていましたが、やはり見ものは中央に据えられた『睡蓮の池(1915-26年)』です。
僕が個人的に衝撃を受けたのは、絵中央の川の水面部分。
水面が紫、青、黄色等様々な色合いで表現され、現実以上に現実を描いているような、そんな色使いに圧倒されました。角度を変えるとまた違う表情を見せてくれました。日光もこの絵の魅力を存分に引き出してくれているような気がしました。
画像やポストカードでは、真ん中の川の複雑な色が完全に塗りつぶされ、魅力が全く伝わりません。実際に足を運んで自分の目で見る・感じることが何より大切です。
また、近づいて見るのと離れてみるのでは印象が大きく変わることに驚かされました。特に遠くから見ると、前景・中景・遠景としっかり書き分けられていることに気付かされ、絵がさも本当に景色のような奥行き感を感じることが出来ます。
「芸術は体験してなんぼ」、そんな当たり前のことを再確認させてくれた作品でした。
安藤忠雄のコンクリート建築
直島の主要な3つの美術館は全てあの世界的な建築家、安藤忠雄が手掛けております。
特に地中美術館はその名のごとく、直島の地中に埋められており、美術館そのものがアートと言えるのではないでしょうか。
緻密な計算空間により、コンクリートのみで光と影を見事に表現していました。
建築に携わる方なら行かないと損、ともいえる程です。
その他
美術館内は撮影禁止のため、それほど写真は撮れていないのですが、
他にも直島旅行の画像を貼っておきます。
・宇野港から車で直島(宮浦)へのフェリーに乗る様子
・赤かぼちゃ
・地中美術館
・安藤忠雄ミュージアム
【香川県観光へ】
いかがだったでしょうか?
「ゲイジュツなんて理解できない」と思っているあなた、この記事の作品に一つでも刺激を感じたら、直島旅行をぜひ訪れてみてください。
「人生でやりたいことリスト100」の直島旅行も達成しました!
アートが気になる方は金沢旅行の「21世紀美術館」の旅行記事もどうぞ。