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The Orbの最新作『No Sounds Are~』を聞いた感想【テクノ】

【ジ・オーブの新アルバム】

2018年6月16日に、The Orbの新作アルバム
『NO SOUNDS ARE OUT OF BOUNDS』(ノー・サウンズ・アー・アウト・オブ・バウンズ)というアルバムが発売されました。

アレックス・パターソンももう58歳。どんなアルバムに仕上がったのでしょうか。

【NO SOUNDS ARE OUT OF BOUNDS】

 ジオーブといえば、テクノ・エレクトロの重鎮といってもいいほど、有名なグループ。
UKダンスミュージックの一時代を築きあげました。
(Orbital(オービタル)というテクノグループと名前をよく間違えられがちです)

僕自身、一度大阪でライブを見に行ったこともあります。
そんなジ・オーブが出す新作、評判はどんな感じでしょうか。

最近フォローしていなかったので、軽くYoutubeで新作をチェックしてみました。

僕が驚いたのは、音楽そのものでなく、Youtubeの再生回数について。
なんとイギリス中をChillさせた彼らも、今やYoutubeの再生回数はたった一万回程度の再生回数。
そのへんの高校生でも数万回再生の動画は珍しくありません。
時代の移り変わりって恐ろしいもんですね。

【レビュー・感想】

人気のあるなしはおいといて、さっそくの新作を聞いてみました。
ジ・オーブが創り出すのは抽象的な音楽であるため、レビューや感想を書くのは非常に難しいのですが、軽く感想を書いてみようと思います。

一曲目の「The End of the End」ではシンセサイザーや1stアルバムのような宇宙を飛ぶような音、ダブミュージック、女性の声など、原点回帰に近いようなサウンド。

 「Wish I had a Pretty Dog」では犬の吐息や、演説のサンプリングなど、ジ・オーブ感満載。

「Rush Hill Road」では安室奈美恵かと思うようなポップなボーカル曲。ちょっと珍しいですね。

「Isle of Horns」はまさにThe Orbの極地というような、サンプリング主体の曲。
聞き飽きません。

「Wolfbane」ヒップホップ的な分厚いビートが若者向けかも。

「Other Blue Worlds」は民族的なドラムが体を自然と動かします。
ベースもシンプルなのに、不思議な感じ。

最後の「Soul Planet」はいかにもなトリップ感が堪りません。

往年のファンにはホントおすすめの一枚。
深夜を一人でドライブしながら聞いてみたいですね。

【テクノの重鎮】

雑多な感想になりましたが、至高のサンプリングミュージックであることは間違いありません。
結構コアなファンに向けた、原点回帰的+今の時代に寄せたサウンドを詰め込んだアルバムだと思います。

ジオーブを聞いたことがないという方は、ぜひアルコールで頭をトバしつつ
代表曲の「Perpetual Dawn」だけでも聞いてみてください。

NO SOUNDS ARE OUT OF

NO SOUNDS ARE OUT OF

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※(2020.2.18追記):2020年3月には新作『Abolition Of The Royal Familia』が発売予定とのこと。