世界のねじを巻くブログ

ゲイが独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/電子書籍/Lifehack/Podcastなどについてお伝えします。ポッドキャスト「ねじまきラジオ」配信中。

『UC100V』ユニコーンの新作アルバム全曲レビュー

【Unicornの新譜発売】

 2019年の、ユニコーンの14thアルバムである最新作『UC100V』が発売されました!
早速聞いてみたので、全曲感想をを書いてみたいと思います。

ユニコーン(いろいろ足して)100周年??で "働き方改楽 なぜ俺たちは楽しいんだろう"というテーマ。大人が真面目にふざけた新作になってます。

【全曲レビュー・感想】

さっそくニューアルバムの感想を書いていきたいと思います。

10Nuts

一曲目は1分32秒と短いオープニング。

パッと聴くとわかりますが、明らかにローリングストーンズの「悪魔を憐れむ歌」のオマージュ。パーカッションがそのまんまです。

後半はサンタナ風のかけ声がイケてます。個人的にはかなり好み。

 

ZERO

近未来的なイントロが特徴的です。ふと「電車男」を思い出しました。

新アルバムの中でも特にスケールの大きい一曲。歌詞もひたすら前向きです。ときたまレッドツェッペリンらしさを感じる部分も。
2:40~から加わる煌びやかなギターもいい感じ!

若い層にも受けそうな一曲ですね。

 

大航海2020 作詞・作曲:EBI

これもまたスケールのでかい一曲。大御所バンドのユニコーンですが、歌詞からしても、まだまだ色々見せてくれそうな意気込みを感じます。

EBIがボーカルをつとめてます。

1:52~のギターソロも素晴らしい。



1172

奥田民生のゆるーい歌詞が魅力的。

明日も やること ひとつよ

といかにも奥田民生らしいフレーズ。

60年代に飛ばしてくれそうな異国情緒溢れる曲調です。(こういう曲のジャンルってなんていうんだっけ?)

1172はいい波、という意味でしょうか?

無人島で魚釣りしながら聞きたい一曲。

電気グルーヴ-『虹(Niji)』【名曲紹介】#043 | 世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】@ 世界一周旅行

 

365歩のマッチョ

学生を応援するような一曲。何気にギターソロもいい感じ。

コーラスで合いの手が入るのもアイドル的というかなんというか。ライブでは盛り上がりそうです。

 

青十紅

タイトルから激しい曲かと思いきや意外と落ち着いた一曲。
演奏がしっかりしてるとこういうシンプルな構成の曲でもしみじみと聞けますね。

鉄のような響きは 街中にあふれてる そんなことより

青い空に 紅い空に 思い出して欲しい

というサビのフレーズが響きます。

後半のコーラスがビーチボーイズっぽさ満点。

 

気まぐれトラスティーNo.1

かなりテンポが早く、2分15秒と短い曲。

分厚いギターがライブ映えしそうですね。

ときたま入るボーカルがやっぱりふざけてます。

前作の「すばやくなりたい」と近いイメージですかね。

 

55

安定したギターやベースの演奏の中で、奥田民生の張り上げ声が気持ち良く響きます。
背景に微かに聞こえるシンセサイザー的サウンドがクール。

個人的にニューアルバムで一番好みかも。

奥田民生的な「はっきり物言いしない歌詞

で、外国人を歌った曲なのかな?と思いきや、どうやら広島カープの野球選手エルドレッドについての曲だそうです。

 

GET WIND 360°

EBIの独特な哀愁を漂わせるボーカルが映える一曲。

ダンスやボクシング、レースとスポーツに言及した歌詞がユニークです。

タイトルのイメージと曲調が個人的にあわない気がしてまだしっくり来ません。

ドラッグソング名曲10選【イヤホン推奨】聴くだけでトリップ? - 世界のねじを巻くブログ@世界一周

 

うなぎ4のやきとり1 作詞:奥田民生
作曲:奥田民生

曲名だけでもユニコーンの曲だとわかるタイトル。

歌詞も奥田民生がほんと自由に書いてます。

歌詞通り3拍子のユニークな曲。

 

OH! MY RAD10

シングル曲としてカットされた「オーマイレディオ」。
お得意の「HELLO」や「ライジングボール」等のアルバムのハイライト。

ドラムもそれとなく似てます。

シンプルながらも曲を引っ張るベースがたまりませんね。

ラストに相応しい一曲です。

【ニューアルバム】

新作の感想、いかがだったでしょうか?
前作に続き、個人的にはかなり楽しめました。11曲と曲数が少ないのが難点かな?

UNICORNは聴いたことがない、というかたは本作からか入ってみるか、
もしくは『服部』『Z』『I LOVE UNICORN BEST』辺りから聴き始めることをおすすめします。

ファンの評判も良いみたいなので、昔のファンの方もぜひ。アルバムツアーも楽しみですね。
音質も奥田民生のこだわりが利いているのか、かなり音が良いです。

電気グルーヴもアニバーサリーの年だったので、ユニコーンぐらい盛大にやってほしかったですが、ピエール瀧のドラッグの影響でどうなることか…

 初回限定盤やレコード盤、ストリーミング(スポティファイ)などいろんなフォーマットで出ているのでぜひ。

【早期購入特典あり】UC100V(通常盤)(ユニコーン光る! 「UC100V」キーホルダー付)

【早期購入特典あり】UC100V(通常盤)(ユニコーン光る! 「UC100V」キーホルダー付)

※ポッドキャストやってます。ミスチルや電気グルーヴなと、音楽の名曲紹介コーナーもぜひ。

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モロッコのFez(フェス)でU2に思いをはせて

【フェズ旅行】

現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。
2019年1月の話ですが、憧れのモロッコのFes(フェス)に行ってきました。
最近U2関連の記事が書けてないので、
アルバム『NLOH』発売10周年を記念してU2に絡めた記事を書きたいと思います。

【U2のMagnificent】

モロッコのフェスと聞いて、もしかすると「迷宮都市」としてご存知の方がいるかもしれません。

昔からU2の「(Magnificent)マグニフィセント」という曲のPVがこのフェズで撮影されていたのが脳に焼き付いていて、一度は行ってみたいなと思っていました。

正直、ファンとしても曲の出来としては「うーん...」という感じなのですが、
PVに関してはフェズの魅力がばっちり収められていて美しいです。

 舞台裏、撮影の様子なども見られる下記もぜひ。

U2 - Magnificent (Alternate Version) - YouTube

 

この曲が収められている『No Line On The Horizon』は
U2のアルバムとしては珍しく、全体像がボヤっとしていて完成度はいまいち。

しかし、ブライアン・イーノとダニエル・ラノイの黄金タッグで作られたアルバム。
アルバム10周年記念でLPレコードのリマスター版も再発され、
ファンの間でも再評価が進んでいます。

(実はアルバムジャケットは日本人の写真家によるもの)

 

アルバムとしての完成度は他の名盤におよばない感じですが、
この「Fez - Being Born」という曲は個人的にかなり好みです。

U2の楽曲の中でも、特に実験的な傾向のある一曲。
なので、ファンでも大きく好みが別れる曲かもしれません。

1:00~あたりで FezからBeing Bornに転換するところが堪りません。
曲の冒頭ではモロッコの市場のざわめきがサンプリングされていたり。

 

以前ポッドキャストで モロッコの市場の様子を配信してみたのですが、
この試みをやってみたのも「U2のまねごとをやってみたかった」からだったり。

モロッコ(マラケシュ)の市場の様子【音声】| 世界のねじを巻くラジオ 


街の市場はほんとに活気に溢れ、
どこまでも続く市場の群れに驚くばかり。
名物のチキン&レモンのタジン鍋が流石の美味しさでした。

迷宮都市という触れ込みは、まぎれもない真実で、
想像以上にラビリンスな街でした。

u2 fes fez being bron

【おすすめの観光都市】

モロッコののフェズ、U2ファンなら訪れるべき都市かと。
世界一周旅行中に行けて本当に良かったと思います。

U2が2019年12月に来日するという話も出てますが、日本でのライブも期待したいですね。

ポッドキャストやってます! U2や洋楽ついても熱く語っているのでぜひ。

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タナソーこと田中宗一郎のポッドキャスト『POP LIFE THE PODCAST』感想

【ポップライフ×スポティファイ】

今回紹介するのは、音楽好きなら必聴のポッドキャストとなります。

あのタナソーこと田中宗一郎さんと、
色んなラジオ番組に出演されている三原勇希さんが、
なんとPodcastを配信開始。

『POP LIFE THE PODCAST』
ポップカルチャー好きならとにかくフォローしときましょう。

Podcastでゲストトーク

このポッドキャストは、
毎エピソード、一人か二人ゲストを読んで、
音楽を含めいろんな分野のポップカルチャー全般について語る番組。


単発的な企画ではなく、

"音楽をかけずトークのみ" 
"これからずっと"
という趣旨で配信されるみたいです。

「ずーっと続けたい」とのことなので、
ポップカルチャー好きを自認する方は、ぜひ一回目から聴くのをおすすめします。

 

オープニングで言われてるように、 

音楽だけでなく小説、映画まで飛び火トークをする可能性も。

「なにも決めないところからどこまでいけるのか」という実験的なもの笑

記念すべき1エピソード目のゲストは、
宇野惟正(うのこれまさ)さん と 柴那典(しばとものり)さん。
柴那典さんははてなブログもやっておられます。

shiba710.hateblo.jp

タナソーさんはツイッターも非常に興味深い発言が多いので、そちらもぜひ。

どちらも日本を代表する音楽評論家で、
ほんとに超豪華です。
これ無料でいいのかっていうレベル。

f:id:popmusik3141:20190217091624j:plain

日本でポッドキャストを流行させる9つの方法  | 世界のねじを巻くラジオ


星野源からレディオヘッド、James Blake、ディアンジェロ etc...
色んな音楽について熱く語られてます。

アルバムのスコアをメタクリティックなど海外サイトに関するトークも。
濃ゆい。。

 

「やっぱりRadioheadの『KID A』出てきた!」
とか音楽好きなら間違いなく楽しめる番組になってます。

「メディアの(年間)ベストって政治だと思うんですよ」
とか興味深い発言もたくさん。

 あまりネタバレするのもあれなので、そろそろこの辺で。

エピソードはこちらより↓

#000 POP批評の三悪人, an episode from Spotify on Spotify

 

※追記(2021.6.26):
「the sign podcast」というSIGN MAGAZINEのポッドキャスト番組の準備中とのこと。

 

Spotifyのみで聴ける番組

元Snoozer(スヌーザーマガジン)のタナソーさんの番組、何気にスポティファイ限定の配信だったりします。
(iTunesやGoogleでヒットしなかったので・・・)

日本国内のポッドキャストで、Spotify独占は初めて聞いたような。
(他にもいっぱいあったりするのかな?)

先日の買収ニュースから、日本でもさっそく動きをかけるスポティファイ。

www.nejimakiblog.com

ポップライブザポッドキャスト、

今後の配信も楽しみですね。
個人的にはライブ演出の未来について語ってもらえたらいいな、と思ったり。

最近は、映画評論家の宇野維正さんの映画トーク、
漫画・アニメなどについて特化したエピソードも。

ハッシュタグ

#poplifethepodcast で感想つぶやくと、タナソーさんやゲスト陣が見てくれたり、
リツイートしてくれたりすることも。


音楽だけじゃなく、
映画や音楽、。海外ドラマ、アニメ、マンガ、ゲーム、ドラッグカルチャーなどあらゆるジャンルを
掘り下げてくれるのはほんと面白く、知的好奇心を刺激されます。

 

スポティファイユーザーの方はぜひ聞いてみてください。

 

僕もポッドキャストやってます。

洋楽の名曲についても熱く語ってるのでぜひ!
Spotifyで聴く→ https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj
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POPLIFE THE PODCASTが生き延びる方法を考えてみた - 世界のねじを巻くブログ

アフリカ大陸で聞くTOTOの名曲「Africa」に思い寄せる

【トトの代表曲】

どうも、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。
人生初のアフリカ大陸に到着し、現在モロッコのマラケシュにいたりします。
「気を引き締めないと」なんて思いつつ、想像以上にピースフルで気が緩みます。
砂漠のど真ん中でもネットがつながるので、仕事も勉強も問題なかったり。

アフリカと聞いて、一番に思いつく曲といえば、やはり80年代ロックバンドTOTOの「Africa」。
若い方は知らない方も多いかもしれませんので、せっかくの機会に軽く紹介してみようかと思います。

【場所はどこなの?】

 トトの名曲「Africa」、実は1982年の30年以上前の曲なんですが、
つい最近もこんな記事が書かれてたりするほど、いまだに絶大な人気を誇る名曲

2018年、TOTOの「アフリカ」がなぜか再注目されている | マイナビニュース

TOTOの「アフリカ」は いかにして〈みんなのうた〉になったのか - VICE

Weezerのカバーでも人気再燃してました。

誰もが知っている、ということで、例に漏れず、ほんとにキャッチーな1曲。
まずは騙されたと思って一度聞いてみてください。

PVも「ファミリーガイ」でパロディ化されるぐらい有名です。

イントロから特徴的なゆったりとしたビートが曲を動かします。
マイケル・ジャクソンの「Billie Jean」とちょっと似た展開かも。

聴きどころはやっぱりサビのハーモニー

 I bless the rains down in Africa

が繰り返される部分とかもうね。。
ボーカルはかなりハイピッチで歌うのは困難なんですが、
思わず口ずさんでしまいます。

 

歌詞の内容は「アフリカへの愛」を歌うユニークな一曲。

なんども"Africa"というワードが登場し、
昔から「アフリカのどこについての曲なんだろうか」と気になってました。

調べてみると、この曲が語っている"アフリカ"は
どうやらアフリカ大陸の特定の場所ではなく、
架空のアフリカを歌った曲とのこと。

 
また、サビばかりが語られますが、
2:51~のキーボードソロの部分もポイント高し。

 

洋楽を聴き始めたころに見つけた曲なので、思い入れもかなり深いです。

学生の頃ハマっていたB級海外ドラマ「CHUCK」のアフリカが演奏されるシーンを見返したり。

正直いま見るとツッコミどころが多いドラマなんですが、
僕自身、家電量販店でアルバイトしていたので、
「主人公が家電量販店の店員」というこの海外ドラマはやたらと印象に残っています。

あと、Youtubeで見つけた、これがまたすごい。

ひと気のないショッピングセンターで流れる様子をイメージしてリミックスされた「AFRICA」。

なんとも言えないノスタルジアに心を締め付けられます・・。
ミックスを変えるだけでこれだけ雰囲気が変わるんですね。
もはや、これが正しい聴き方にさえ思えるほどのハマり具合。

STINGの名曲に学ぶ、音楽をより深く聴く7つのポイント

【海外でもカルト的人気】

いかがだったでしょうか?
アフリカ大陸に到着したので、この曲について書かざるを得ない気がして思わず投稿。
TOTOのアフリカ、カラオケでも大合唱になるほどカルト的人気を誇るロックの名曲です。古い曲に興味がない方も一聴を。


ポッドキャストやってます!

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TOTO IV~聖なる剣(期間生産限定盤)

TOTO IV~聖なる剣(期間生産限定盤)

カーペンターズ最新作『The Carpenters with Royal~』感想

【Carpentersのニューアルバム】

現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。
あのカーペンターズが17年ぶりに最新アルバム『カーペンターズ・ウィズ・ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団』を発売したので、さっそく聞いてみました。
最近The Capentersは聞いてなかったのですが、やっぱすごいですこのバンド。

【レビュー・感想】

このアルバムは、ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団がカーペンターズの曲を演奏し、昔のカレンのボーカルをあわせたもの。

若い方はカーペンターズと聞いてもパッと曲が浮かばないかもしれませんが、
 テレビ番組「学校へ行こう」でも使用されていた「トップオブザワールド」は耳にしたことがある方が多いのではないでしょうか?

このアルバムはただ昔の曲をなぞって演奏しているだけでなく、わりかしアレンジが変わっている曲もいくつかあります。
それでも原曲のニュアンスはしっかり残っているので、聞いて後悔しないかと。

収録曲も見事に名曲ばかり。
「Yesterday Once More」とか「マスカレード」「青春の輝き」ああ最高、となるはず。
 「マスカレード」の2:09~あたりのピアノソロがすばらC。
「Goodby to Love」のギターソロも現代の曲かと思うほど。


 他にもCMでおなじみの「Close to You(遥かなる影)」。
こちらはかなり原曲に近い感じ。ピアノが生々しく、ドラムが立体的になってます。


音が豪華すぎて昔のイメージとはちょっと離れてしまう曲もちらほらありますが、全体的に良いアレンジだと思います。
ベースの音もすごくクリアかつ、当時の雰囲気も含んだようなサウンド。

 

個人的な思い出になりますが、僕がカーペンターズを聴き始めたのは英語の授業で「Sing」を聴いたのがきっかけ。
そこから「Top of the World」やビートルズのカバー曲「Ticket to Ride」など定番局にハマり聴くことに。
そう考えると、義務教育って大切だな、と改めて感じます。

正直いうとしばらくカーペンターズは聞いてなかったのですが、改めてカレンの歌声が美しすぎます。。
これ以上ないかと思うほど、お手本のようなポップシンガー。
発音もとっっても綺麗です。
 

どうでもいいですが、大学時代のプログレマニアの友人が、「カーペンターズだけは認める」と言っていたのをふと思い出しました。それほどすごいグループなんです笑

【SpotifyやApple Musicでも】

カーペンターズはメロディーが逸品なバンドなので、洋楽初心者の方でもすぐに馴染めるかと思います。

あまり知らないという方も、せめて「トップ。オブ・ザ・ワールド」か「Close To You」だけでも聞いてみてください。クリスマスのお供にもぜひ。

Carpenters With The Royal Philharmonic Orchestra

Carpenters With The Royal Philharmonic Orchestra

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『重力と呼吸』ミスチル最新アルバムの全曲レビュー

【Mr.Children最新作】

ついにでました、ミスター・チルドレンのニューアルバム『重力と呼吸』!
フラゲして何周か聞き通せたので、はじめて聞いた印象もふくめ、レビュー/感想を全曲、書いてみたいと思います。

【新譜の感想】

何周か聞いた感想をざっくり書いていきます。

Your Song : (1曲目)

冒頭を飾るのはアルバムの詳細とともに解禁された新曲「Your Song」。
PV(MV)も公開されてます。

www.youtube.com

www.youtube.com

このミュージックビデオでは、ビルの屋上での撮影で、
ビートルズの屋上セッションやU2の「約束の地」PVを意識してるのでしょうか。

ドラムのカウントと桜井和寿さんの冒頭のシャウトが◎
ベースもシンプルながら、いい仕事してます。歌詞はわりとシンプルめ。

U2の「Walk On」、コールドプレイの「In My Place」的な雰囲気があります。
濁りなくまっすぐ透き通ったようなサウンド。
あともうちょっとサビが強ければな・・。
3:15~の田原さんの空間的なギターソロが「All That~」期のU2のそれですね。

曲調は違うものの、エルトンジョンの「ユア・ソング」と同名タイトル。

確か『Split The Difference』でもカバーしてたので、間違いなく意識はしているでしょう。

何よりメンバーが楽しそうに演奏しているのが堪りませんね。
ドラマ向けな一曲かもしれません。

 

海にて、心は裸になりたがる : (2曲目)

なんだろ、前作『リフレクション』の「FIGHT CLUB」ばりのちょいダサロック。

ロードオブメジャーが演奏してても違和感なさそうな一曲。音が若い!

とにかくライブ向けで、コール&レスポンスをする桜井さんの様子が目に浮かびます。

生臭い海の匂いは ロマンチックとは程遠いけど デスクにいるより居心地が 良くてハイになる

この歌詞が好きですね。

雑な転調がこれまた若手っぽい味が出てます。

鈴木さんのドラムのパターンが数小節ごとに変化するのが聴いてて面白い。

イントロ・アウトロのピコピコ音が良い意味で古新しくて◎

 

SINGLES : (3曲目)

「名もなき詩」風のギターやドラムに疾走感が加わった感じ。あと「斜陽」っぽくもあり、完成度はかなり高いですね。

2:56~のギターソロが堪りません!

クイーンやサイケ期のビートルズを想起させます。
ちょこちょこ入るピアノがU2の「New Year's Day」っぽくて好みです。

サビのハモりのコーラスが少しクドいかも?

 

here comes my love :  (4曲目)

優しそうなタイトルとは裏腹に、わりとギターが鳴ってます。

緩急つけた曲の展開は新鮮。

タイトルを小文字にしたのは何か意味があってのことなんですかね。

3:12~や4:20~あたりのギターがこれまたQueen感MAX。

サビは世間が求めるミスチル像がきちんと出せてると思います。

※クイーンの映画『ボヘミアンラプソディー』を見てきたのでこちらもぜひ。

  

箱庭: (5曲目)

ブラスが特徴的な曲。ポールマッカートニーの「 Junior's Farm」がふと思い浮かんだり。

ヒリヒリと流れる 傷口から染み出る 
赤い血の色の悲しみが 胸にこぼれる

いきなり重い歌詞ですが、『SENSE』収録曲「I」のような暗い曲調かと思いきやそうでもなく、曲調は極めて明るめ。

明日には明日の風が吹くっていうけど
今日の太陽を浴びたい 月に見惚たい

 って部分も好きです。

サビをもう少しまとめた方がよかったかもしれませんね。

曲調は違うものの、部分的に『Atomic Heart』の「Round About ~孤独の肖像~」「ラヴコネクション」と似通う箇所がいくつかあるように思います。

何気に忙しく上下してるベースも聴き所。

 

addiction : (6曲目)

イントロからグッと引き込まれます。
いかにも洋楽チックな曲名ですが、KEYTALK的なJ-POPの要素強めです。
ホーンセクションが若干ビートルズの「マジカルミステリーツアー」っぽい。

これはファン受けもいいんじゃないでしょうか。歌い方も「フェイク」に近くて◎

ドラムが非常に凝ってます。ベースの絡み具合もほんとに気持ちよい。

3:08~あたりから急にThe Cureっぽくなります。

歌詞が微妙に惜しいですが、個人的にはこのアルバムでベストな一曲!

 

day by day(愛犬クルの物語): (7曲目)

「デイ・バイ・デイ」というタイトルよりも副題の「愛犬クル」が気になってしょうがない曲。

開始で一瞬、The Prodigyの「Breath」かと思う音でヒヤッとしますが、数秒過ぎるとミスチルサウンドに。

「思春期の夏~君との恋が今も牧場に ...」的なほのぼの系かと思いきや、歌詞も死のニュアンスを含んでおり、意外と重ため。

デモデープ感がある曲で、あえてゴチャゴチャさせてる気がします。
これもQueen感が強め。

「End of the day」の雰囲気を激しめにした感じ。

 

秋がくれた切符 : (8曲目)

聞く前は、『シフクノオト』に収録されている「花言葉」的な曲なのかな、と思ってたら方向性はだいたいそんな感じ。

良くも悪くも安定のバラード。アルバム内での影は薄いですね。

「水上バス」「空風の帰り道」が好きな方は気に入るんじゃないでしょうか。

歌詞も今の時期にぴったりです。

 

himawari (アルバムVer.) : (9曲目)

特に記載はなかったですが、シングルのバージョンとは異なるアルバムバージョンでの収録。
ボーカルのニュアンスが大きく変化してます。

ヒマワリというタイトルからは読めない意外とバンドサウンドな一曲。

映画『君の肝臓をたべたい』の主題歌ということもあり、今作では一番知名度のある曲ではないでしょうか。
Bメロからサビの盛り上げがいつものミスチルで安心します。

 

皮膚呼吸 : (10曲目)

 ロッキンオンの雑誌を読むと、どうやら007の『ゴールドフィンガー』から発想した曲とのこと。

"こめかみ"ってこんな漢字なんですね。

0:34~から入るドラムとかあくどすぎます。

「ああ、もう終わってしまうな。」と寂しくなります。

2:35~の歌うベースが今までのミスチルにはなかった感じ。

ラストを締めくくるにはベストな一曲。

「Prelude」の解放感が好きな方はハマるんじゃないでしょうか。

 

ダサい奇抜なタイトルとは裏腹に、ミスチルの作品のなかでもロック要素が強めになってます。

歪んだギターがあちこちに入っており、おっさん層には受けるんじゃないでしょうか。

 
初めてみたときは「正直微妙・・」と思った炎のようなアルバムジャケットも、見慣れるとこれはこれでありかな。
 
マスタリングはデビッド・ボウイのアルバムを手掛けたエンジニアによるもので、音質も良いです。
そのライブラリのなかにミスターチルドレンの音が入るなんて感慨深いものがありますね。
メンバーの楽器それぞれがきっちり聞こえるし、とくにベースへのチューニングが個人的にはすごく好みです。ドラムもピチピチ。
 
せっかく音にこだわっているので、前作『Reflection』と同じくダウンロード版のハイレゾ音源も販売してほしかったですね。
 
曲数が10曲と少なめであり、「お伽話」や「忙しい僕ら」「こころ」が収録されておらず、近いうちに二枚目もリリースされるのでは?という噂もありましたが、さすがにないかな。

今作は「プレイパス」でCDなしでも音楽がスマホで聴けるので、CDプレイヤーを持ってない方はそちらでも聴いてみてください。
アメトークで「Mr.Children芸人」も放送されるようなので、そっちも楽しみですね。

【評価はいかに?】

いかがだったでしょうか?
TwitterなどのSNSの評判も賛否両論、といったところ。

ミスチルの最新作ということで、ハードル上がってはしまうのですが、
しっかり時代に沿った音を鳴らしているかと思います。

個人的には前作「リフレクション」の出来が良すぎたのでそのハードルは越えられなかったのかな、と。
メロディアスさは若干薄いので、バンドサウンドで押し切りすぎな感じもしますが、
前のめりなメンバーの演奏を聞くにはこのアルバムは外せないでしょう。

個人的に次回作では、小林武史プロデューサーも含めたアルバムが聴きたいですね。
ライブはチケットが取れず参加できませんが、当選した方はぜひ楽しんで来て下さい。

重力と呼吸

重力と呼吸

台湾(Taiwan)公演も無事成功、とのことでなによりでした。

『SOUNDTRACKS』のレビューも書きました。

www.nejimakiblog.com

ポッドキャストやってます。
ミスターチルドレンについても熱く語っていますので、ファンの方はぜひ。
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※追記(2019.3.5): ドームツアー『Mr.Children Dome Tour 2019 “Against All GRAVITY”』が開催決定したようです。「重力に逆らえ」という言葉がなんとも期待を高めてくれます。セトリが気になるとともに、次のアルバムも楽しみですね!

『重力と呼吸』ミスチルの新作アルバムタイトル&曲名発表

【「Your Song」新曲公開】

2018年10月3日発売間近にもかかわらず、タイトルさえ未定だったMr.Childrenの新譜。
9月20日にニューアルバムのタイトルがついに発表!

3年4ヶ月ぶりのアルバム名は重力と呼吸
それに合わせ、新曲「Your Song」も公開されました。

※追記(2018.10.2):全曲レビューを書いてみました 

 

【10691059】

アルバム『SENSE』の時も、「トビウオニギタイ」という謎のメッセージを流す動画をいきなり公開したり、
そうかと思えばアルバム発売前にアルバム曲のツアーを敢行したりと特殊なプロモーションを繰り返すミスチル。

様々な宣伝を行ってきたミスターチルドレンですが、今回もちょっと変わった手法での広告を行っています。

公式HPにて、「<10691059>」と謎のメッセージが表示され、カウントダウンがされていました。

More info... 2018.9.20 am0:00」と今日の深夜0時に詳細が発表される予告。

そしてついにニューアルバムの

新アルバムのSPOT動画もYoutubeに上がってます。

なるほど、「<10691059>」=「<じゅうりょく と こきゅう>」なんですね。
この数字の意味は予想出来なかった・・・。

【曲順&曲タイトルも】

公式HPには、下記のとおり、新譜の収録曲が公開されています。
曲名・曲順から期待が膨らむばかりです。

<収録曲>
01. Your Song
02. 海にて、心は裸になりたがる
03. SINGLES
04. here comes my love
05. 箱庭
06. addiction
07. day by day(愛犬クルの物語)
08. 秋がくれた切符
09. himawari
10. 皮膚呼吸

ーMr.Children公式HPより

http://www.mrchildren.jp/news/

「day by day(愛犬クルの物語)」が気になりすぎます。
「箱庭」「addiction」はちょっとダークな曲になりそうな予感が。
ラストが「皮膚呼吸」。最近クジラやトビウオ、「進化論」など動物ネタが多いので、
カエルについての歌だったり、なんて。
「こころ」「お伽話」「忙しい僕ら」が未収録なのは何か意図があるんでしょうか?

さらに新曲「Your Song」PV(MV)が解禁。
個人的には「エソラ」以来のときめきを感じました。

ミュージックビデオでは、ビルの屋上でバンドサウンドを鳴らしてます。
ビートルズの屋上セッションやU2の「約束の地」PVを意識してるのでしょうか。
桜井和寿さんのシャウトがいい感じですね。
ベースもシンプルながら、いい仕事してます。
歌詞も桜井節マックスです。
曲タイトルはエルトンジョンの「ユア・ソング」を意識してかな。
なによりメンバーが楽しそうなのがたまりません。

少しだけ、U2の「Love Is Bigger Than Anything In Its Way」に似てる気がします。

マスタリングも有名なアーティストのアルバムを手掛けたエンジニアによるものらしいです。

歌詞はそのうちどこかに上がることでしょう。

【アルバムジャケットは炎?】

まさかの発表に、驚いた方も多いのではないでしょうか?

オレンジの炎を思わせるジャケットも意味深でダサかっこいいです。
個人的には高音質のハイレゾ版も発売して欲しいですね。

 全曲詩集『Yout Song』も発売予定、ライブツアー『Mr.Children Tour 2018-19』も開催決定ということで、ファンの方も10月以降は忙しくなるのではないでしょうか?

ミスターチルドレンファンもそうでない方も、ぜひ新作の動向に目を向けておいてください。

 

『ヒカリノアトリエ』ミスチル新作シングル全曲レビュー

ポッドキャストやってます。
ミスターチルドレンについても熱く語っていますので、ファンの方はぜひ。
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世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

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『Monsters Exist』Orbitalの最新アルバムのレビュー

【オービタルの最新作】

6年ぶりの最新作ですよ!
"テクノ四天王"のひとつとも呼ばれる、Orbitalのニューアルバム『モンスター・イグジスト』が発売されました。

さっそく聞いてみたので感想を軽く書いてみました。

アートワーク(ジャケット写真)は 『In Sides』と同じくジョン・グリーンウッドが担当とのことで、いわれてみれば、同じデザインの独特のポップ感です。

【シングルも◎】

先行シングルの「Tiny Foldable Cities」は下記動画より。

オービタルといえば、やはりトリッピーなサウンド。
どこか宇宙の彼方まで吹っ飛ばしてくれるような曲がたまりません…

ギュルンギュルンと強弱をつけ方がうまいです。
ケミカルブラザーズまで激しすぎなく、Underworldまでダンサンブルでもなく。
低音のビートに頼りすぎてないところに好感が持てます。

 

 8曲目の「The End Is Nigh」。結構新しい音に寄せた感じですね。

PVは意味不明ですが、ひねりは少なく比較的聴きやすいかと。
所々で挿入される女性のボーカルは相変わらず心地よいです。

 

「P.H.U.K.」のダサかっこいいPVはこちら。

90年代に戻ったかのようなダンスミュージック。DA PUMPの「USA」もそうですが、こういうリバイバル的なやつ、イギリスでも流行っているんでしょうか。
テクノを聴かない人にも訴えかけるようなノリのいい一曲。
音質はやたらといいのでこれはこれでありですね。

一曲目の「Monsters Exist」は過去のアルバムの音を盛り込んだような感じ。
エコーがかかった女性のボーカルや、SFチックなシンセサイザーなど、往年のファンなら楽しめるでしょう。

2曲目の「Hoo Hoo Ha Ha」は結構若い音に寄せてきているような。
3曲目の「The Raid」も「Satan」に似せたセルフオマージュ。
7曲目の「Vision OnE」なんかも後半の展開が面白い。
9曲目の「There Will Come A Time」はナレーションが「最終的には、みんな死んでしまうんだ」的なことを延々と話し続けます。人生は儚く、貴重なもの。異色の一曲。

ラストには隠しトラックとして「Satan」のライブ音源が収録されています。
これはアガりますね。

ボーナストラックも、おまけレベルにはもったいないほどの出来。
8-bit的なサウンドの「To Dream Again」もかなりいいですよ。 

【Spotifyでぜひ】

ひさびさのオービタル新作でしたがアグレッシブな曲も多く、全然衰えが見えません。
もちろん名盤2ndの頃の全盛期に比べると、突出した曲は少ないですが、安定して聴けるクオリティーでことは間違いありません。

Monsters Exist

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The Orb(ジ・オーブ)と間違われることがよくあるのですが、また別のグループ。
こちらも最新作が今年出てます。

ポッドキャストやってます。
「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。
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『村上RADIO』村上春樹のラジオを聴いた感想&曲まとめ

【ランニングと音楽】

ついに2018年8月5日、あの村上春樹がDJをつとめるラジオ放送『村上RADIO』が放送されました。
先週は前週祭として「プレスペシャル特番」が流れていましたが、
今回は村上春樹さん本人がDJを務めました。
(※前回のプレスペシャル放送の曲は下記リンクより)

相変わらず、声が渋い!笑

 さっそく、放送された音楽や内容をまとめてみたので、感想も含め書いてみます。

【流れた音楽まとめ】

放送された曲をまとめて書いていきます。
村上春樹さんが実際に走っているときに聴いているiPodからの選曲となります。

Madison Time / ドナルド・フェイゲン

一曲目はまさかのDonald Fagenのライブ版。

Steely Danもまちがいなくお好きなんでしょうね。

 

ハイ・ホー、笛をふいて働こう、ヨー・ホー / Brian Wilson

やっぱり流れました、ブライアン・ウィルソン。
ディスニーの『白雪姫』に出てくる曲ですね。

アルバム『In The Key Of Disney』に収録。
こんなアルバムがあるのは知らなかったです。

 

Surfin' USA / The Beachboys

当然のようにかかった、ビーチボーイズの「サーフィンUSA」。
小説にも登場しますね。

 

D.B.Blues / King Pleasure

D.B.とは刑務所の名前だそうです。

 

Sky Pilot / Eric Burdon & The Animals

1968年のアニマルズの曲。ベトナム戦争に対する反戦歌。
知りませんでしたが、完全に僕の好みのど真ん中です。

オープンカーに乗りながら聴くのが好きだそうです。
7分を越える曲のため、ラジオで流すときはレコードをひっくり返し針をのせる音が聞こえたそう。

 

Thelonious / セロニアス・モンク

プレ放送でも流れていました。相当好きなんでしょうね。

 

My Way / アレサ・フランクリン

fu

フランク・シナトラのカバー曲。
原曲とはまた違った味わいが出ています。 

 

Suburbia / Pet Shop Boys

 まさかのペットショップボーイズ。

 

September / Earth &Wind & Fire

これはベタすぎる選曲。

 

What A Wonderful World - ジョーイ・ラモーンズ

ここでまさかのラモーンズ。パンク好きなら知らない人はいません。
ルイ・アームストロングのカバー曲ですね。

「ラモーンズはこのリズムでしか歌えないんじゃないか」と村上春樹のコメント。

 

Between The Devil And The Deep Blue Sea / ジョージ・ハリスン

 

Knockin On Heavens Door / ベン・シドラン

ボブディランの『天国への扉』のカバー曲。

すごく落ち着いたアレンジで、夜の森を走ると気持ちよさそうですね。

ベン・シドランとはカフェで直接会って話したことがあるらしい。

Dylan Different』というアルバムに収録。

 

Blue Monk / セロニアス・モンク

 

Love Train / Daryl Hall & John Oates 

『僕の彼女は地球人』という映画の主題歌。

 

Light My Fire / Helmut Zacharias

The Doorsの代表曲のカバー。
「もしマウンドに向かうようなことがあればこの曲で登場したい」とのこと。
珍しいアレンジですね。

(スポンサーは大日本印刷) 

【放送内容まとめ】

  • 走りながら聴くのに最適な音楽の条件3つ
    ①難しい音楽はダメ
    ②メロディが口ずさめるような曲
    ③勇気を分け与えてくれるような曲

  • 学生の頃は六甲の山の上を走っていた

  • 村上春樹が葬式でかけてほしい曲
    Bee Gees のNight Fever、というのは冗談で、無音で死にたいとのこと。
  • 昔、「マイテープ」として自分の好きな音楽をまとめたテープを女の子に無理矢理聴かせて嫌がられていたそう笑

  • 『ノルウェイの森』と『ダンス ダンス ダンス 』を書いている間は、ほとんど音楽を聴いていなかったそう。

  • 猫か音楽どちらかがなくなるとすればどちら?
    二者択一の選択には答えないようにしている、らしい。

  • もともと小説家になることは考えてなかった。
    なので小説を書くことは音楽から学んだそう。「フィジカルに書く」
    村上春樹さんの小説がすごく合う、という人はそこに惹かれている?

  • 昔は走っている作家なんて少なかったから、よく馬鹿にされたらしい

  • ジョン・アーヴィングのインタビューは、NYのセントラルパークで走りながら行った
  • 下半身が安定しないと小説は書けない

  • 35年間毎年、フルマラソンを走っている

ラストはスライ・ストーンの言葉を引用して〆。

僕は音楽を作りたい。誰にでもわかる、バカにもわかる音楽を。
そうすればみんなバカじゃなくなるから

【ラジオはいいですね】

先週の2018年7月29日のプレ放送では「私と村上春樹」という内容でトークが進みましたが、今回放送された本編テーマは「RUN&SONGS」

他の番組ではあまり(まず)聴けないような曲を、でもできるだけ寛いで聴ける音楽を選んでかけていきたいと思います。むずかしいことはほとんど抜きで。
そしてその合間にちょっとしたお話でもできればなと思っています。
楽しんでください。

 というコメントの通り、このラジオでしか聴けないような曲も多かったですね。
世界に轟くHaruki Murakamiのたまに飛び出す関西弁もなかなか◎
前回のプレ放送で流れた曲のまとめは下記より。
※ちなみに、Radikoのタイムフリー機能で、聞き逃した方も1週間限定で聞き返すことができます!

ポッドキャストはじめてみました。

村上春樹さんの小説についても熱く語ってますので、「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。
 →村上春樹のおすすめ小説4選 #013
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世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

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世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

※追記(2018.9.3):第2弾、第3弾と続けて放送されることが決定したようです。
第二回目は10月21日(日)19:00~19:55の時間で放送予定とのこと!

村上春樹の100曲 (立東舎)

村上春樹の100曲 (立東舎)

サザンの新作ベスト『海のOh, Yeah!!』ゆとり世代の感想

【サザンオールスターズのベスト盤】

 ついに出ました、最新のサザンオールスターズのベストアルバム。

『海のYeah!!』と間際らしいタイトルの新ベスト盤『海のOh, Yeah!!』

僕自身、それほどサザンオールスターズに詳しいわけではなく、アルバムは5枚ほど聞いたことがあるのみ。(※個人的に『Sakura』か『Nudeman』が好みです。)

ゆとり世代の一員として、Southern All Starsの新しいベスト盤の感想を軽く書きたいと思います。

【ベストアルバムレビュー】

さっそくアルバムの感想を。

『海のOh, Yeah!!』ではあの代表曲「TSUNAMI」が1曲目に。
もちろんセールス的に考えるとベストなチョイスなんですが、濃厚なバラードを一曲目に入れるのはどうなのかな~と。
プリンスでいうと、「パープル・レイン」が一曲目にかかるような。

ああ、でも聴いてみると"THE・名曲"感がすごい。改めて凄い曲です。
あたりのコード進行が、素人目にみても捻ってる感がいいですね。
津波の影響で自粛したとかしないとか、そんなことがどうでもよくなるぐらいの名曲。

 

スティーリー・ダンのアルバム名をもじった「彩~Aja~」も入ってます。

 サザンオールスターズって、バブルの雰囲気や下ネタも多いので、ゲイ的にはちょっとキツいなって曲もあるのですが、今回、かなりバランスのよい選曲だと思います。

 

個人的に嬉しいのが、アルバム『SAKURA』の「01MESSENGER~電子狂の詩~」が入っていること。デジロックほんと好きなんです。

 

最新曲「壮年JUMP」、「闘う戦士たちへ愛を込めて」ももちろん入ってます。

 

ディスク1がDaddy Side

ディスク2がMommy Sideと別れているのも面白いですね。

 

2000年代のアルバムは『キラーストリート』しか聴いたことがないのですが、
わりと上記アルバムから選曲が多くてちょっと嬉しいです。
(2枚組なので、当然といえば当然なのですが。)

 

「真夏の果実」や「愛しのエリー」「勝手にシンドバッド」がなくても、
こっちのBEST盤には「ツナミ」もあるし「HOTEL PACIFIC」もある。

 発売されるのがもう少し早ければ、夏効果でもっと売れたかもしれませんね。

【リマスターの音質】

気になるのがリマスタリングされた楽曲の音質。
以前の『海のYeah!!』は音の悪さのみが弱点でしたが、今回は全曲リマスターされています。

実際に聴いてみると、おそらく団塊世代のおっさんにもハッキリと聞き分けられるほど、音の分解能があがっています。クリアでいやらしさがありません。ベースのノリまでしっかり体に響きます。
Twitterでみていてもなかなか評判いい感じ。

【若者・学生もぜひ】

・・・ついさっき気づいたのですが、「海のYeah」= 海の家 なんですね。
寒いタイトルだな、と思ってたのですが、そういうことなのか。。

何だかんだずっとヒットを出し続ける桑田佳祐の才能はやっぱホンモノです。

おっさん上司の「愛しのエリー」を聞き飽きたゆとり世代のみなさん。
若者も、このアルバムさえば出世間違いなし?

『海のオー、イェー』ぜひ聞いてみて下さい。

サザン、一度は生でライブを観てみたいですね!

【早期購入特典あり】海のOh,Yeah!!(2CD)(完全生産限定盤)(サザンオールスターズ 40th キックオフポスター A2サイズ+ 海の幸ケース付)

【早期購入特典あり】海のOh,Yeah!!(2CD)(完全生産限定盤)(サザンオールスターズ 40th キックオフポスター A2サイズ+ 海の幸ケース付)

  • アーティスト: サザンオールスターズ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2018/08/01
  • メディア: CD
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宇多田ヒカルの新作のレビューもどうぞ。

ポッドキャストの名曲紹介コーナーもぜひ。Spotifyで聴けます。

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