ベストソング@令和四年
年末恒例の私的ベストソングオブザイヤー、
のはずが延び延びになって年度末にようやく時間ができたので書くことに。
地域問わず・ジャンル問わずで2022年に発表された曲をチョイスしてみました。
すべて [ 曲名 / アーティスト名] で記載してます。
The Sound / The Foals
ポスト・コロナ的なアルバムとして
まずはザ・フォールズの『LIFE IS YOURS』を挙げておきたいなと。
イギリスのバンド、ザ・フォールズ新作のラスト一曲。
この曲に限らず、コロナの憂鬱を吹き飛ばすような
ダンサンブルな曲はほんとに多かった一年だったかと。
フジロックのYoutube配信もめちゃ良かったですよね。
宗教二世問題と被るような「LIFE IS YOURS」を
ニュースレターで紹介したのがついこの間のことのよう。
Drive Me Crazy / ((さらうんど)))
まずは邦楽バンドの((さらうんど)))新作からの一曲。
((さらうんど)))というアーティストは今作で初めて知ったけれど
夜のランニング中に延々と聴いてました。
独特な発音の英語詞が気持ち良く、なんどもリピートしてしまう魅力があり、
音の広がりが気持ち良いのでぜひヘッドフォンで聴いてほしい一曲。
Music For a Sushi Restaurant / ハリー・スタイルズ
ハリー・スタイルズの新作『Harry's House』のOP曲。
「寿司レストラン」の曲なのに、
"和"の字が一切ない曲調なのが振り切って逆に良い。
ホーンの使い方もうまく、
ピーターガブリエルの「スレッジハンマー」が好きなら絶対ハマるはず。
サビを「♪バー・ババー♪」で乗り切る思い切りの良さも最高。
ハリースタイルズのアルバムをベストに挙げている人はたくさん見たけど、
この曲が意外と語られることがなかったのがいまだに納得できないのは自分だけ?
こんなネタ記事も書いたのでかなり思い入れもあったり。(寿司だけにね)
私の真心 / アイナ・ジ・エンド
ガールズグループ BiSHのメンバー、アイナジエンドのソロ曲。
音楽好きな人はすぐ気づくかと思うけれど、
おそらくディアンジェロの「Untitled(How Does It Feel)」のオマージュで、
かなりソウルフルな一曲。
日本人でここまでの"性"をさらけ出している曲は
滅多にないかと。
ほんとに包まれるような一曲。
曲のミックス自体もめちゃくちゃ良いので、
ぜひヘッドホンで聞いてほしいなと。
This Hell / リナ・サワヤマ
LGBT当事者としてなかなか世知辛い一年だった中でも
救われたのがこの一曲。
日系アーティストとしても世界中で大活躍していた
リナ・サワヤマの一年だったかと。
This hell is better with you
の歌詞もほんとに励まされたな~。
Teeth / Perfume Genius
LGBTQ+なアーティストからもう一曲。
シアトルのゲイのアーティスト、 パフュームジーニアスの新作アルバムより。
繊細なボーカルと現代音楽風な展開がほんとに最高。
4分13秒の曲だけど、深くまでどっぷり浸かれるような不思議な一曲。
シガーロスやヨンシーが好きならハマるはず。
Khazad-dûm / Bear McCreary
『ロードオブザリング 力の指輪』のサウンドトラックより。
賛否両論のドラマ版『力の指輪』でしたが、
サントラに関しては文句なしに良かったなというのが個人的な意見。
この曲に限らず、どれもハイクオリティな音楽ばかりで楽しめました。
音楽だけであのカザドドゥムの世界観を作れるのはすごいなと。
さよならメランコリア / 佐野元春& ザ・コヨーテバンド
邦楽を振り返ってみて思うのが、
佐野元春の新作アルバム『今、何処』もかなり聴いたなということ。
その中でも一番印象に残ったのがこの曲。
イエスかノーか
どっちでもなく
白か黒か
決まんないまま
なんとなくHAPPY
なんとなくBLUE
曖昧なままのジェラシー
そう、ぶち上げろ魂君の魂
演奏も歌詞もアツい。
Chicken Wings / Samm Henshaw
ヒップホップ、そういやまだ紹介してなかったな、ということで。
アメリカ人かと思いきや、英国のアーティストだそうです。
「Thoughts and Prayers,」の曲も良かった。
PVも歌詞もユニークでかわいいのでぜひともチェックを。
Megenta Mountain / King Gizzard & the Wizard Lizard
オーストラリア・メルボルン出身のバンド。
なんだか癖になるサイケロック。
中二病的なバンド名ですが、このヨレヨレ感がほんとに良い。
Chaise Longue / Wet Leg
日本でもかなり話題になったウェット・レッグのデビューシングル。
「I got a BIG D」を繰り返す歌詞がサイコーな一曲。
ザ・ストロークスの1stが好きな方は必聴。
Making Gardens Out Of Silence / ブライアン・イーノ
2022年はBrian Enoの年だったかと。
京都のブライアンイーノ展も最高でした。
ど真ん中なアンビエント音楽。
ノンボーカルな曲の方がいいというとイーノ先生に怒られそうですが、
皮肉なことに、新作の中でこの曲が一番よかった。
月夜にバスタブに浸かりながら聴きたい一曲。
今度ボーカル抜きVer.ミックスのアルバムも出すそうです。
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KEEP IT UP / Rex Orange County
日本でも巷で話題になった、レックス・オレンジ・カウンティー。
ビートルズのストロベリーフィールズみたいな雰囲気がいい。
アムステルダムを家族ビデオみたいに撮ったPVも最高。
売れてるのにインディーズ感を失わない不思議なバンド。
Santé / Stromae
ベルギーのラッパー、ストロマエ。
10年ぶりのカムバックだそうです。
この新作アルバム、個人的にかなり良かったのですが
あまり年間ベストに挙げている人を見なかったような。
一言も何言っているのかわからないですが、
ミクスチャーな感じでトラックがすごい凝ってて楽しい一曲。
Achinkad / Imarhan
インドのアーティスト、イマーハン。
後半の展開もいいし、PVの民族衣装がなんともおしゃれ。
2:24~の展開がすごいので一曲全部聞いてほしいなと。
OnlyL (feat. Nimmo) / TSHA
TSHAというダンスミュージックのプロデューサーの新作
めっちゃ好み。深夜に踊りたいやつ。
一曲目に紹介した、
The Foalsの「The Sound」に似てるといえばそうかも。
こういうダンサンブルなの、意外と好きなんです。
CHICKEN TERIYAKI / ロザリア
スペインのアーティスト、ROSALÍA。
これに関してはみんなベストに挙げていたので
心病んだときは「チキンテリヤキー カワサキー♪」と唱えればあら不思議!
この一年相当リピートした一曲。
Black Pinkとか好きな方もハマるはず。
15曲縛り、と思ってたのですが知らん間に2曲ほどオーバーしてたので
この辺りで終わりにしようかなと。
ほかには、
1972年から50周年ということで、
ビートルズの『リボルバー』2022 Mixもかなり印象的でした。
曲数的に書きもらした曲も追加してSpotifyプレイリストにもまとめてみました。
2023年も期待の一年で、
・ブラー復活
・U2のMSGスフィアでのライブ
・スティービーワンダーの新作もそろそろ?
・ピーターガブリエルやデペッシュモードの新作楽しみ
・洋楽アーティスト来日ラッシュ
などなど、ほんと楽しみなことばかりで音楽はまだまだ死なないなと。
・・・ということで、そろそろこの辺で。
Stay Young!!
ポッドキャストやってるので、よければ聞いてみてください。
open.spotify.com
去年のベストソングはこちらより。プレイリストもあります。
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