世界のねじを巻くブログ

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ローリングストーンズ新作の次におすすめのブルース名盤5選

【Blue & Lonesome / Rolling Stones】

 ついに本日発売のThe Rollig Stonesの新作、「Blue and Lonesome」。
前作「ビガー・バン」から11年振りのニューアルバムとのこと。
青い舌のロゴマークのジャケットがタワレコで際立っておりました。
ストーンズの新作が聴けるのは本当にうれしいですね。
もうストーンズとしてのアルバムは年齢的な意味であと一、二作かもしれません。

【最新作の感想・レビュー】

さっそく聞いてみました。

ブルースカバーアルバムということで、単に表面をブルースしたのではなく、
古典的なブルースをしっかりリスペクトして演奏されているように感じました。

個人的には、まず初めに公開された「Just Your Fool」、
アップテンポな「I Gotta Go」や「Ride 'Em On Down」がお気に入りです。
ラストの「I Can't Quit You Baby」もギターが泣かせます。

「Here To See You Go」のPVも80近くのおじいちゃんとは思えないほどのかっこよさなのでぜひご覧ください。


ストーンズのルーツをこれでもか、と示してくれる一作です。
数年前に亡くなったB.B.KINGへの思いも含まれていることは間違いありません。

このアルバムを何度か聞いていると、最近あまり聞かないブルースをもう一度聞き返したくなってきました。

【おすすめブルース名作】

ということで、今回のアルバムでブルースに興味を持った方におすすめしたい名盤を紹介したいと思います。

ブルースといえばやっぱり、"シカゴブルースの父"マディウォーターズ。

At Newport 1960

At Newport 1960

 アメリカの白人がブルースを聞いて衝撃を受けたというコンサートを収めたブルースのライブ名盤です。
ジャケットもかっこよく、リマスターで音良し、かつ、700円で買えるのでおすすめです。


 

次に紹介するのは、ミックジャガーも自身もブルースを聞くならこのアルバムを、とおすすめする、B.B.KINGのライブ名盤「Live at the Regal」です。

ライヴ・アット・ザ・リーガル

ライヴ・アット・ザ・リーガル

 

「Every Day I Have the Blues」等聴きやすいB.B.キングの代表曲から、スウィンギーなピアノが素晴らしい「Sweet Little Angel」。「Please Love Me」あたりは今回のアルバムに近いサウンドと言えるのではないでしょうか。

「Worry Worry」もいかにもブルースらしい艶めかしいギターの音を聞くことができます。
個人的には「How blue can you get」 がおすすめです。

ライヴ・イン・クック・カウンティ・ジェイル

ライヴ・イン・クック・カウンティ・ジェイル

 

これまたB.B.Kingのアルバムになりますが、シカゴの刑務所での名演奏を収めた作品。
「How Blue Can You Get?」や「Sweet Sixteen」、「3 O'Clock Blues/Darlin' You Know I Love You」も素晴らしいんですが、 なんといっても聞きどころは『Thrill is gone』です。個人的にB.B.KINGのライブ演奏でのベストテイク。この一曲のために買っても損はさせません。

 

モーニン・イン・ザ・ムーンライト(2イン1)

モーニン・イン・ザ・ムーンライト(2イン1)

 

今回ローリングストーンズのアルバムの紹介も含めているので、
共演の動画も含めてこのアルバムの紹介を。

 だみ声がいかにもブルース、という感じで素晴らしいです。

 

最後に紹介するのは、白人ブルースと言えばまず名前があがる、エリッククラプトンの『レプタイル』というアルバム。今回のストーンズのアルバムにも数曲参加して演奏しているようです。

Reptile

Reptile

 

上記で紹介した歴史に残る名作とは少し異なるかもしれませんが、個人的には、 結構心に残る一作です。あまり重たくならず、サラッと聴けるので、ブルースに抵抗がある方にもおすすめできます。

どれもブルースを聞く上では避けて通れないアルバムなので、気に入った曲があればぜひ手に取ってみてください。

【Stonesのブルース名盤】

【早期購入特典あり】 ベガーズ・バンケット (特典:塩ビ製クリアステッカー付)

【早期購入特典あり】 ベガーズ・バンケット (特典:塩ビ製クリアステッカー付)

 

代表曲の「悪魔を哀れむ歌」や「Street Fighting Man」も素晴らしいのですが、このアルバムはそれだけでは終わりません。

「Parachute Woman」や「Prodigal Son」辺りのブルース溢れるアルバム曲も本当におすすめです。「Jig-Saw Puzzle」のスライドギターなんてたまりませんね。
個人的にストーンズのアルバムで最も好きな一枚です。

どうやら50周年

 

【早期購入特典あり】 レット・イット・ブリード (特典:塩ビ製クリアステッカー付)

【早期購入特典あり】 レット・イット・ブリード (特典:塩ビ製クリアステッカー付)

 

 「ギミーシェルター」やトランプ大統領もお気に入りの「無情の世界」という代表曲ももちろんですが、
ブルースの醍醐味を7分に押し込めた「Midnight Rambler」や、「You got the Silver」、跳ねるピアノが素敵な「Monkey Man」も本当におすすめです。

 

Rolling Stones Now

Rolling Stones Now

 

 「Little Red Rooster」収録の『Rolling Stones Now!』

ミックジャガーの色気がすごいですが、50年ほど前からそれほど顔が変わっていません。

【ブルース入門にもおすすめ】

 ブルースバンドとしての一面をしっかりと前に出したThe Rolling Stonesの新作、みなさんはどんな感想をお持ちでしょうか。
今回の新譜アルバムを聞いてブルースをもっと聴きたくなったという方は、ぜひ今回紹介した作品を手に取ってみてください。

Blue & Lonesome

Blue & Lonesome

 

※2017.5.6追記:ストーンズの楽曲をシカゴブルースのスタイルでレコーディングした『Chicago Plays the Stones』なるアルバムも発売されるようです。

※2018.11.06追記:『Confessin‘ The Blues(コンフェッシング・ザ・ブルース)』という、ストーンズが選曲したブルースのコンピレーションアルバムが発売されるようです。これも楽しみですね!

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