Es Devlinのドキュメンタリー番組
Netflixの番組『アート・オブ・デザイン』
シーズン1のエピソード3にて見られます。
魔法のように別世界を創る舞台デザイナーとして世界的に有名なエズ・デブリン。
ローリングストーンズからU2、ビヨンセ、アデルまで、
大御所アーティストのステージセットも担当するイギリス出身の女性アーティスト。
アート・オブ・デザインの感想
まずはYoutubeにあるシーズン1のトレイラーから。
"私は空間を芸術で埋め尽くしたい"という言葉からはじまる。
ざっくり気になった部分の感想を。
- 常に白紙からはじめる
- 会場が決まるまでなにも作らない
- 舞台デザインといえども、
ライブ・コンサートのみならず、演劇やファッションショーの演出もする - まずすべきことは枠組みを取り外すこと
- カニエウェストのステージセットをつくる過程など
- ビヨンセ・ペットショップボーイズ、U2のセットへのこだわり
- 歌詞をより感じさせるステージセットにするよう心掛けている
U2の映像も尺眺めで流れるのがよかった
- 照明は光の影を操ることができるの
- マクベスの劇場 箱を回すと幻覚が出る仕掛け
- シャネルの香りがテーマの展示もすげー
最後の場所で思いがけず、母親の香りがするという仕掛け - 闇を有効に使う 暗闇や何かへの入り口。
ライブでは何万人が暗闇で1人に注目する - ビヨンセのFormation Tournoの立方体。
- 2012年以前、アーティストのプロの写真は常に正面から移されていた
携帯のカメラが色んな方向からライブ撮影できるようになるまでは。 - 街を上から見下ろしてアイデアを着想する
Jay-ZとカニエのThronesツアーのデザインに活かす - ワグナーの演劇でチェスの駒をデザインに取り入れる
- 感じるための時間を作る そのずれを認識することが大切
こんな感じで。
なによりビジュアルがすごいので、
ぜひネットフリックスで見てほしい。
照明や映像、彫像などジャンルを飛び越えて、
・・・というか全てのみ込んで表現していて、とんでもないアーティストだなと。
舞台セット自体はけっこう男性的というか、非常に力強いものが多い印象。
ステージというよりもはや建築物というような。
その規模・サイズ感じに驚かされるけど、
これを数日で設営するスタッフも凄いじゃん、とふと思ったり笑。
ステージデザインといえば、マークフィッシャーも有名。
最近本を中古で買ったので、それについても軽く感想を書きたいな、と思ったり。
どこかで「建築をみたとき、まずその建物がつくる影に目がいく」
という建築家の発言を目にしたことがあるけど、
空間や余白を埋めようとするこの人もその発想に近い気がする。
エスデヴリンの公式HPはこちらより。ポートフォリオもとんでもなくすごい。