【SwitchでDTM】
シンセサイザーで有名なあのKORGが、任天堂のゲーム機「Nintendo Switch」に向け、
『KORG Gadget for Nintendo Switch』を配信開始しました。
このソフトさえ買えば、ゲーム機であるスイッチがDAW化します。
つまり、誰でもどこでも作曲ができるように!
ずっと心待ちにしていたので、使い勝手が非常に気になります。
さっそく実際に一曲作ってみた感想・レビューを書いてみたいと思います。
【コルグ ガジェット for Switch レビュー】
数曲作って感じた感想・レビューを、箇条書きで書いて行きたいと思います。
良かった点・気に入った点
- すぐにどこでも曲がつくれる
起動してすぐ、サッと曲作りに取り組むことができます。
DL版のみ発売で、外に持ち歩くことも想定されています。
電車の中でも、違和感なくプレイ出来るのではないでしょうか。 - 直感的な操作感
Nintendo Switchのコントローラーで、直感的に操作できます。
画面も非常にシンプルで、
なによりStudio One3をインストールしてほったらかしていた口の僕でも、サッと一曲作ることができたことから、いかにUIが優れていることがわかるでしょう。 - 失敗をおそれず作れる
「あくまでゲーム」とさえ思ってしまえれば、あとは適当にポチポチ音を埋めていくだけ。
特に「時間制限モード」が見物であり、指定された時間がくると曲の完成が終わってしまうため、曲の完成度を気にせず創り上げなければなりません。
僕のような初心者にはまだ厳しいですが、すでにスキルのある経験者なら、曲を量産するマインドが身につくかもしれません。 - 音源がどれもかっこいい
ゲーム機のソフト、とおもってナメていると痛い目をみます。
どれも洗練されたサウンド。派手な音から落ち着いた音まで自由自在です。
名前までイケてます。「Amsterdam」やら「Phoenix」やら色んな国の都市をもじって楽器に名前がつけられています。
特に80年代のゲーム音源を再現した「Kamata」がクールです。
アイデアさえあればなんだって再現出来そうです。 - 音質もゲーム機としては十分すぎるクオリティ
ニンテンドースイッチは何だかんだで音がいいので、DTMをやるには十分な音質といえるでしょう。
この間入手したばかりの名ヘッドホン・MDR-CD900STでプレイしてもサウンド的な破綻はまったく感じません。 - DAWとしては破格の安さ
Cuebaseなど有名なDAWはどれもお高く僕には手が出ないのですが、これは5000円というお手頃価格。はじめの一歩としては最適なチョイスではないでしょうか。 - HD振動対応
Joy-Conの細かなHD振動で、ガジェットのツマミをいじる感覚を再現してくれます。
地味に嬉しい機能です。 - 対戦プレイ・協力プレイが可能
まだ試してはいませんが、多人数で最大四人まで遊べるとのこと。
GW中に友人と沖縄に行くので、暇をみつけたら曲を作りたいと思います。
不満点・気になった点
- 音源データを外にエクスポートできない
Soundcloudなどにアップロードができれば最高なのですが、残念ながら今のところできないようです。
もしくはMIDIとしてSDカードに保存できれば、CuebaseやStudio Oneなどの本格的なDAWの強力な補助になりそうなのですが、MIDI音源にも出力できない模様。 - タッチパネルが対応してない画面が多い
ピアノロールやドラムの打ち込みなど、打ち込む音が上下するとたまに画面の移動が大変になります。
付属のジョイコンでも十分操作感はいいのですが、せっかくタッチパネルを搭載しているので、ここはぜひすべての画面で対応して欲しいところ。 - 音源をもっと増やしてほしい
16種の音源がありますが、何度も繰り返し作っていると、曲が徐々に寄ってきます笑 おそらく初心者の僕のスキルが原因なので、DTMに精通した方なら不満を感じることはないでしょう。
いくつか不満点もあげましたが、どれもアップデートで対応できそうな機能ばかりですので、今後の更新に大いに期待です!
最後に、人生はじめて作った音楽がこちら。
「KORG for Switch」で人生初の作曲なう。
— 世界のねじを巻くブログ🌎世界一周旅行中 (@nejimakiblog) April 25, 2018
まさかの動画保存対応で神過ぎる。
結構エモい曲できて最高!!!
スイッチでここまでできるとは。#DTMerと繋がりたい#GadgetSwitch #NintendoSwitch pic.twitter.com/LufgUagvdI
初めて曲を作ってみて「音楽は誰にでも作れる」ということをまず第一に感じました。
(不協和音っぽいって突っ込まないで・・・)
特にドラムやビートは、気持ちいがままに打ち込めば、それっぽく仕上がります。
音の重ね方とかは、さすがに音楽理論を学ばないと音がゴチャっとしてしまうのかな?
とフィーリングでの限界を感じたり。
でもズブの初心者の割には、ビートがイケてるっぽく聞こえます・・よね?笑
みなさんもぜひコルグで「作曲家」デビューをしてみてはいかがでしょうか。
【初心者にもおすすめ】
これ、楽しすぎます。マジでおすすめです!
寝るタイミングを見失うほど。
現在ニンテンドーeショップにて、配信されています。
気軽に電車の中でも曲が作れたりするので、初心者DTMerの方はぜひトライしてみてください。
実際に、コンサートやライブで楽器として使う人もでてくるほど・・・。
【オンラインマルチプレイ対応(アップデート)】
※追記(2018.12.14):アップデートにより、
コーグのこのソフトがオンラインマルチプレイに対応したようです。
楽曲のデータも交換可能になり、可能性が大きく広がりますね!!
ポッドキャストはじめました。
「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。
DTMで作った音楽もBGMにしようと考えてます。
iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en
Androidで聴く→ https://www.google.com/podcasts?feed=aHR0cHM6Ly9uZWppbWFraS1yYWRpby5jb20vZmVlZC8%3D
Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA
※追記(2019,2.21): 山形県の小学校で、教材としても利用されたとのことです。
音楽の授業の教育ツールとしても確かに優れているかもしれませんね。
プログラミングになれるための下準備としても確かにいいかも。
早くWindows版もリリースしてほしいものですね。