人工知能とライブラリ
AIと図書館。
水と油みたいな存在に思えるけれど、
うまく組み合わせればすごいことができるのでは?という話。
本をAIに読みこませて、
"従来のインデックスの利点とLLMのパワーを組み合わせたインターフェースこそが、今後の方向性である"
と語るダン・コーエン氏の記事が興味深かったので軽く紹介。
・The Library’s New Entryway | Dan Cohen
記事のタイトルは、
文字通り「図書館の新しい入口」という記事。
軽く内容をかいつまんでいきます。
・学生たちは自然言語でLLMに自分の検索したいことを具体的に伝えることができるようになった
「もし修士課程における学生の目標に対する深い理解と、
研究用の図書館の厳密な索引と充実した蔵書を組み合わせることができたら
それは便利なものになるのではないか?」
という提案。
ノースイースタン大学の新しい図書館MCPサーバーとClaude用プラグインは、
まさにそれを実現しているらしい。
Claudeが学生の質問をくみ取り、
図書館のサーバーに渡して、
完全に信頼出来るリソースから資料を探し出す、
という流れ。
そして、図書館が所有する記事への直接のリンクを提示してくれるという仕組み。
一般的なチャットボットだと、要約して幻覚が生じてしまいやすいけれど、
これならたしかにハルシネーションは起きにくい気がする。
・A Framework for Books and AI in the Public Interest
続編のこの記事も面白かった。
実際に小さな図書館でこういう取り組みもあるらしい。
・How One Small Library is Innovating with AI | Katina Magazine
某AI企業では、LLMに中身を読ませてから物理の本を燃やす、
というSFチックなことが実際に起きているらしいけれど、
そういうのさえなければ、便利になりそうな気はしているのよね。
実際に図書館で資料を探す習慣のある人ならわかると思うけれど、
検索→棚へ行く→ページをめくり役に立つかチェック→貸出し→期限内に読みこむ・・・となかなか作業と制限が多いのが現状。
しかも、これは資料がその場にあったときの話で、
なければ取り寄せかコピーを請求したりしないといけないし。
国立国会図書館のデジタル化はかなり頑張っているとは思うけれど、
さらに進化させるならこういう方向になるのかな?
日本でもこういう取り組みをする大学や図書館が出てくればいいなと。
オチもないけどこの辺で。
(※9月はみんなで東野圭吾の『白夜行』を読みます。お気軽にどうぞ!)
(※この記事はブローガスト26日目のブログです。)