【ランニングと音楽】
ついに2018年8月5日、あの村上春樹がDJをつとめるラジオ放送『村上RADIO』が放送されました。
先週は前週祭として「プレスペシャル特番」が流れていましたが、
今回は村上春樹さん本人がDJを務めました。
(※前回のプレスペシャル放送の曲は下記リンクより)
相変わらず、声が渋い!笑
さっそく、放送された音楽や内容をまとめてみたので、感想も含め書いてみます。
【流れた音楽まとめ】
放送された曲をまとめて書いていきます。
村上春樹さんが実際に走っているときに聴いているiPodからの選曲となります。
- 【ランニングと音楽】
- 【流れた音楽まとめ】
- Madison Time / ドナルド・フェイゲン
- ハイ・ホー、笛をふいて働こう、ヨー・ホー / Brian Wilson
- Surfin' USA / The Beachboys
- D.B.Blues / King Pleasure
- Sky Pilot / Eric Burdon & The Animals
- Thelonious / セロニアス・モンク
- My Way / アレサ・フランクリン
- Suburbia / Pet Shop Boys
- September / Earth &Wind & Fire
- What A Wonderful World - ジョーイ・ラモーンズ
- Between The Devil And The Deep Blue Sea / ジョージ・ハリスン
- Knockin On Heavens Door / ベン・シドラン
- Blue Monk / セロニアス・モンク
- Love Train / Daryl Hall & John Oates
- Light My Fire / Helmut Zacharias
- Madison Time / ドナルド・フェイゲン
- 【放送内容まとめ】
- 【ラジオはいいですね】
- 【流れた音楽まとめ】
Madison Time / ドナルド・フェイゲン
一曲目はまさかのDonald Fagenのライブ版。
Steely Danもまちがいなくお好きなんでしょうね。
ハイ・ホー、笛をふいて働こう、ヨー・ホー / Brian Wilson
やっぱり流れました、ブライアン・ウィルソン。
ディスニーの『白雪姫』に出てくる曲ですね。
アルバム『In The Key Of Disney』に収録。
こんなアルバムがあるのは知らなかったです。
Surfin' USA / The Beachboys
当然のようにかかった、ビーチボーイズの「サーフィンUSA」。
小説にも登場しますね。
D.B.Blues / King Pleasure
D.B.とは刑務所の名前だそうです。
Sky Pilot / Eric Burdon & The Animals
1968年のアニマルズの曲。ベトナム戦争に対する反戦歌。
知りませんでしたが、完全に僕の好みのど真ん中です。
オープンカーに乗りながら聴くのが好きだそうです。
7分を越える曲のため、ラジオで流すときはレコードをひっくり返し針をのせる音が聞こえたそう。
Thelonious / セロニアス・モンク
プレ放送でも流れていました。相当好きなんでしょうね。
My Way / アレサ・フランクリン
fu
フランク・シナトラのカバー曲。
原曲とはまた違った味わいが出ています。
Suburbia / Pet Shop Boys
まさかのペットショップボーイズ。
September / Earth &Wind & Fire
これはベタすぎる選曲。
What A Wonderful World - ジョーイ・ラモーンズ
ここでまさかのラモーンズ。パンク好きなら知らない人はいません。
ルイ・アームストロングのカバー曲ですね。
「ラモーンズはこのリズムでしか歌えないんじゃないか」と村上春樹のコメント。
Between The Devil And The Deep Blue Sea / ジョージ・ハリスン
Knockin On Heavens Door / ベン・シドラン
ボブディランの『天国への扉』のカバー曲。
すごく落ち着いたアレンジで、夜の森を走ると気持ちよさそうですね。
ベン・シドランとはカフェで直接会って話したことがあるらしい。
『Dylan Different』というアルバムに収録。
Blue Monk / セロニアス・モンク
Love Train / Daryl Hall & John Oates
『僕の彼女は地球人』という映画の主題歌。
Light My Fire / Helmut Zacharias
The Doorsの代表曲のカバー。
「もしマウンドに向かうようなことがあればこの曲で登場したい」とのこと。
珍しいアレンジですね。
(スポンサーは大日本印刷)
【放送内容まとめ】
- 走りながら聴くのに最適な音楽の条件3つ
①難しい音楽はダメ
②メロディが口ずさめるような曲
③勇気を分け与えてくれるような曲 - 学生の頃は六甲の山の上を走っていた
- 村上春樹が葬式でかけてほしい曲
Bee Gees のNight Fever、というのは冗談で、無音で死にたいとのこと。
- 昔、「マイテープ」として自分の好きな音楽をまとめたテープを女の子に無理矢理聴かせて嫌がられていたそう笑
- 『ノルウェイの森』と『ダンス ダンス ダンス 』を書いている間は、ほとんど音楽を聴いていなかったそう。
- 猫か音楽どちらかがなくなるとすればどちら?
二者択一の選択には答えないようにしている、らしい。 - もともと小説家になることは考えてなかった。
なので小説を書くことは音楽から学んだそう。「フィジカルに書く」
村上春樹さんの小説がすごく合う、という人はそこに惹かれている? - 昔は走っている作家なんて少なかったから、よく馬鹿にされたらしい
- ジョン・アーヴィングのインタビューは、NYのセントラルパークで走りながら行った
- 下半身が安定しないと小説は書けない
- 35年間毎年、フルマラソンを走っている
ラストはスライ・ストーンの言葉を引用して〆。
僕は音楽を作りたい。誰にでもわかる、バカにもわかる音楽を。
そうすればみんなバカじゃなくなるから
【ラジオはいいですね】
先週の2018年7月29日のプレ放送では「私と村上春樹」という内容でトークが進みましたが、今回放送された本編テーマは「RUN&SONGS」。
他の番組ではあまり(まず)聴けないような曲を、でもできるだけ寛いで聴ける音楽を選んでかけていきたいと思います。むずかしいことはほとんど抜きで。
そしてその合間にちょっとしたお話でもできればなと思っています。
楽しんでください。
というコメントの通り、このラジオでしか聴けないような曲も多かったですね。
世界に轟くHaruki Murakamiのたまに飛び出す関西弁もなかなか◎
前回のプレ放送で流れた曲のまとめは下記より。
※ちなみに、Radikoのタイムフリー機能で、聞き逃した方も1週間限定で聞き返すことができます!
ポッドキャストはじめてみました。
村上春樹さんの小説についても熱く語ってますので、「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。
→村上春樹のおすすめ小説4選 #013
iPhone/iTunesで聴く→
Spotifyで聴く→https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj?si=FlR5lp6VTQuDe86DH125VA
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世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】
※追記(2018.9.3):第2弾、第3弾と続けて放送されることが決定したようです。
第二回目は10月21日(日)19:00~19:55の時間で放送予定とのこと!
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