鴻巣友季子訳 / 新潮社
みんなで一カ月かけて同じ本を読むオンライン読書会「Bookstack」
2024年10月の課題本はヴァージニアウルフの代表作『灯台へ』。
新潮社より最近発売された文庫版を読もうかなと。
あらすじはこんな感じ。
「いいですとも。あした、晴れるようならね」スコットランドの小島の別荘で、哲学者ラムジー氏の妻は末息子に約束した。少年はあの夢の塔に行けると胸を躍らせる。そして十年の時が過ぎ、第一次大戦を経て一家は母と子二人を失い、再び別荘に集うのだった――。二日間のできごとを綴ることによって愛の力を描き出し、文学史を永遠に塗り替え、女性作家の地歩をも確立したイギリス文学の傑作。
河出書房から出ていたものを文庫化したものらしいので、
一応バージョン的には新訳といえるかなと。
ニュースレターや掲示板を活用して、オンライン読書会を行う予定です。
専用の掲示板(BBS)も作ってみたので、
進捗にあわせて自由にカキコしていただければと。
バージニアウルフの代表作としてめちゃ有名なのはもちろん、
『文体の舵をとれ』で紹介されている文章に惹かれて、
この本を読もうと思った方は多いんじゃないでしょうか?
ニュースレターでの読書会スケジュールとしては月三回。
読んだ感想や気に入った文章、理解を助けてくれるリンク集などを配信予定。
下記のイメージで。
・10日に配信 142ページ(第一部15章)まで読了予定
・20日に配信 P263ページ’(第二部終り)まで読了予定
・31日に配信 432ページ(ラスト)まで
(※別に読書ペースは自由なのですが、メール配信は上記スケジュールになります)
だいたい、1日に15ページ読めば1ヶ月以内に読み終わる計算。
もちろん 古い翻訳の単行本や、英語原文での参加も問題ありません。
ここから「BookStack」に登録していただければ、そのうち通知が届くかと。
文学史的にも有名な本なこともあり、
以前からずっと読みたかった一冊なので、これは本当に楽しみ。
紙の文庫本にあわせて、同時にKindle版も出てるのはちょっと意外。