【アルバムジャケットも有名】
先週、数年前からずっと行こうと思っており、「やりたいことリスト100」にも入っていた横尾忠則美術館に行ってきました。
横尾忠則さんの作品は「Y字路」シリーズや「三島由紀夫」のモチーフ画が有名な芸術家。
それだけでなく、ロックのアルバムアートワークで印象的な作品も創り上げています。
僕が訪れた日は、
開館5周年を記念し「ヨコオ・ワールドツアー」の展示がおこなわれていました。
横尾忠則とえいば、あるものを独自に変換し、編集して自分の作品にモチーフとして取り込むという手法がよく用いられるのですが、その元ネタも豊富な海外旅行の経験から来たもののようです。
展示室の中は撮影不可なため写真はありませんが、どの絵も本当に強烈でした。
横尾忠則がピカソに影響されて描いた絵や、
インドに7回も訪れたことによる作風の変化など、意識の変遷が興味深く、
絵画に詳しくなくても、純粋に楽しめる美術館でした。
洞窟やリゾート地のイメージなど、何度も繰り返し使われるモチーフも
”異世界感”をくっきり切り取っており、その常識を飛び越えた視点にも感嘆させられました。
横尾さんはあの江戸川乱歩の著作にも影響も受けているそうで、
僕が横尾忠則の作品に惹かれるのはそういった”怪しい”魅力にあるのかもしれません。
【Ayuoのスペシャルライブ】
ちょうど訪れた日に、サイケデリック・ムーブメント真っ只中のニューヨークで小中学生時代を過ごしたという音楽家Ayuoさんのイベントが開催されていました。
「子どもの目から見たサイケデリック文化」と題されたスペシャルライブ&トークショーで、当時Ayuoさんが学生でだった視点から見たドラッグカルチャーの話や、LSDをやった時の体験談など濃い内容のトークショー。
・日本ではサイケデリックバンドと認識されているドアーズは、当時のNYではどちらかというとアイドル扱いだった。
・アメリカの大学でLSDをばらまき始めたのはCIA?→反戦運動が集中しすぎないように
という話も非常に印象的。
Ayuoさんオリジナルの曲やシドバレットの「Late Nights」やPrinceの曲まで披露。
無料のコンサートなのに40分間至福の体験でした。。
【王子動物園もおすすめ】
横尾忠則現代美術館5周年を記念して行われる、
今回の「ヨコオ・ワールドツアー」展は2017年4月15日~8月20日まで。
まだまだ余裕があるので気になる方はぜひ。
ヨコオタダノリ美術館に行く予定の方は、すぐ近くにある
「神戸市立王子動物園」や「神戸文学館」もあわせて訪れてみてください。
横尾忠則さんといえば、下記のジャケットが特に有名ですね。
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