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『砂の塔』イエローモンキーの15年振りシングル全曲レビュー

【イエモン/YELLOW MONKEYの最新作の感想】

THE YELLOW MONKEYのシングルがなんと15年振りに発売です。
2曲シングル+12曲のライブ音源で1296円という超太っ腹シングル。
ボーナストラックがボーナスなんてもんじゃないです。
シングルは滅多に買わない僕も、思わず買ってしまいました。
 
各地での復活ライブ音源をこれでもか、と詰め込んだ初回限定盤のもてなし振りは、
ユニコーンのアルバムリマスターBOX(9CD+DVDで6000円台)に勝る気合いを感じました。
さっそくシングルに収録された14曲なんという矛盾した文章でしょうか)を聴いてみたので、全曲レビューを書いてみたいと思います。
前置きとして、僕は今年のサマソニ2週間前まで2,3曲しか知らなかったということを頭に入れて読んで頂けると幸いです。

【シングルの感想】

1: 砂の塔

 菅野美穂主演のドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』の主題歌にもなったこの曲。
過去の曲と比較すると、少し違った雰囲気を味わえます。
イエモン新境地といったところでしょうか。展開が面白い曲。
長年のファンの方が聞いてどう感じるのかが気になります。

2:20~のベースソロや2:29のピアノ、そこにギターが被さってくるあたりも◎です。

 

2: ALRIGHT(オールライト)

 サマーソニックでも演奏された、ギターのリフがキャッチーな『ALIGHT』
非常にわかりやすい曲調であるにも関わらず、The Yellow Monkeyの持ち味である妖艶で危なっかしい歌詞もしっかりアピールしており、新規ファンにもぴったりの一曲ではないでしょうか。にわかの僕もこのオールライトの再生回数が多い気がします。


2:32のギターソロからのCメロが特に素晴らしいです。
『スマスマ』で演奏された新曲はこの曲。

何よりもここでこうしていることが奇跡と思うんだ

ひとつに生まれて 無数に分かれて

という歌詞の部分が今のSMAPの状況をぴったりと表しているような印象を受けました。

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3: プライマル。 ‒東京・国立代々木競技場 第一体育館‒

復活ライブ幕開けとして歌われたのが「プライマル。」

まさに復活して初めに歌われた国立代々木競技場の音源が収録されています。

サウンドもタイトルも、UKロックのプライマル・スクリームのオマージュですが、良い曲であることは間違いありません。
そういえば、Primal Scream、まさに来日して大阪でコンサートの最中のようですね。
ミスチルも桑田佳祐もこの「Rocks」という曲を真似たものを作っていますので、案外プライマル・スクリームのJ-POPへの影響力って大きいのかもしれません。

 

4: SPARK ‒長野・ビッグハット‒

ギターが好きなら必聴のスパーク。かなり聴きやすい部類なのではないでしょうか。
1:22辺りで煽る吉井和哉がかっこいいです。
サマソニ大阪の記憶が鮮明に蘇ります。

 

5: バラ色の日々 ‒広島・広島グリーンアリーナ

 僕がイエロー・モンキーの曲の中で一番好きな曲、「バラ色の日々」。
メロディー自体に耳が奪われがちですが、
ボーカルやギターだけでなく、ベースもかなりうねってます。
ちなみに『SMAP×SMAP』で「ALRIGHT」と共に披露されました。
復活を遂げるイエモンと分裂するスマップの共演。
歌詞が今のスマップの心境を表しているようで複雑な気持ちに・・
メンバーも歌いながら何か考えさせられる様子。歌詞も相まって最高のパフォーマンスでした。

 

6: BURN ‒宮城・セキスイハイムスーパーアリーナ

情熱的なピアノが印象的な曲。イントロが本当にライブ向き、という感じ。
吉井和哉、もう50才だというのに声が伸びまくり。絶好調です。
この曲も灼熱のサマーソニックを思い出させてくれます。 
3:05~のコーラスは、ローリング・ストーンズの『悪魔を憐れむ歌』を連想させます。

 

7: 楽園 ‒愛知・日本ガイシホール

いかにもイエローモンキーらしい曲調の代表曲。
ドラッグを連想させるような歌詞もそれらしい感じ。
何度もしつこくて申し訳ないですが、
1:32辺りで煽るあたりがサマソニ大阪のオーシャンステージを思い出させてくれます。
3:22辺りのベースがミスチルの何かの曲に似ているような。

8: WELCOME TO MY DOGHOUSE-大阪・大阪城ホール

 初めて聴く曲。
「私たち、普通の野良犬から、ちょっとスーパーな野良犬に戻りました」というMCで始まります。古風なアコギとドラムが特徴的な激しめのロックという感じ。2:53~のベースもかっこいいです。。
THE YELLOW MONKEYの男臭さを味わえるような一曲。全くの別バンドのようです。

9: 花吹雪 ‒埼玉・さいたまスーパーアリーナ

こちらも初めて聞く曲。
イエモンの洋楽っぽいサウンドではなく、よりJ-POPに近いような曲調。
吉井和哉の歌い方も他の曲と少し違うように感じました。
癖もなく聴きやすい曲です。少し単調な曲だな、と思いきや
Cメロからの歌詞の展開でやはりイエモンらしさを感じます。

10: BRILLIANT WORLD ‒福岡・マリンメッセ福岡

シンプルかつ前向きな歌詞が特徴的な「BRILLIANT WORLD」。
ライブ会場の開放的な空間でボーカルがより映えそうな曲。
2:40~のキーボードがボブ・ディランのバンドらしい感じ。
ラルクのハイドが歌っても違和感なさそうな一曲です。

11: 球根 ‒兵庫・神戸ワールド記念ホール

ハードロックバンド並みのえらく長い菊地英昭のギターの演奏が入り、3:50から「球根」の曲が始まります。
歌詞と吉井和哉のボーカルが一番マッチしているのではないでしょうか。
パール・ジャムにこんな雰囲気の曲があったような。
個人的にはかなり好みです。サマソニで聞いてみたかったですね。

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12: TVのシンガー ‒神奈川・横浜アリーナ

初めて聴く曲。
レッド・ツェッペリンの「Black Dog」のギターとそっくりな気もしますが、
展開も面白く、洋楽好きにも響くものがあるのではないでしょうか。
TVに映る華々しい歌手の現実を描いた曲のようです。
最後の部分が少しカットされているようです。
この曲だけ不思議と奥田民生の声に似ていると思うのは自分だけでしょうか?

13: パール ‒福島・あづま総合体育館

 福島を応援するMCで始まる「パール」。
アップテンポで難しいことを考えず前向きな気分で聞ける一曲です。

不自由と嘆いている自由がここにある

という歌詞が良いですね。ラスト3:15~に入ってくるベースも◎。

14: カナリヤ ‒北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ

バックでピコピコした電子音が未来的な「カナリヤ」。
初めて聞きましたが、イエモンではあまりないような音作りであり
曲の展開も面白く、一回聴いただけで気に入ってしまいました。
「Did you sleep well?」というコーラスも素晴らしいです。 

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早期購入特典のクリアファイルは、普通のクリアファイルではなく、
チケット入れの大きさを想像していただいた方がよいと思います。

「あれどんな曲だっけ?」と見たことのあるタイトルだけど思い出せない、という方に、14曲全ての音源を短くまとめたPV動画も公開されているのでぜひご覧ください。

「15年間、またせてゴメン。」とユーモアのあるCMも公開されています。

なんとあのウルトラマンの円谷プロとのコラボで特撮風のPVまで。

17日に『SMAP×SMAP』(スマスマ)でスマップとのコラボし「バラ色の日々」が披露されたりと、シングルの内容だけでなく、プロモーションもすごく気合が入っています。

紅白出場決定 -「JAM」を演奏

いかがだったでしょうか?
追記(11/20):ついにNHK紅白歌合戦にも出場決定したイエモン。
ライブ音源の方もベスト盤的な選曲になっているので、ドラマ『知り過ぎた隣人』の主題歌が気に入った方や、僕のようにイエモンをほとんど知らない、サマソニでみたけど何から聞いたら良いかわからないという方にも本当におすすめです。今なら新曲2曲+ライブ音源14曲+クリアファイルが特典になるようなので、ファンの方もこの機会にぜひ懐かしいイエローモンキーを聴いてみてはいかがでしょうか。

※追記(12/19):紅白ではなんと新曲ではなく「JAM」を演奏するようです。

砂の塔【初回限定盤】

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THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 -SAITAMA SUPER ARENA 2016.7.10- [Blu-ray]

イエモンのライブを観たできたサマソニ@大阪の感想もあわせてどうぞ。

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