世界のねじを巻くブログ

ゲイが独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/電子書籍/Lifehack/Podcastなどについてお伝えします。ポッドキャスト「ねじまきラジオ」配信中。

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ガルシア=マルケスの短編・中編小説を読むためのガイド

『百年の孤独』を読む前に ガブリエル・ガルシア=マルケスの代表作『百年の孤独』を読む前に、頭を"マジックリアリズム慣れ"させておこうと、短編集を読むことにしました。 アマゾンなどで手に入りやすく、お手頃価格な版を3つほど紹介しておきます。 (※ち…

『死亡記事を読む / 諸岡達一』(新潮新書)を読んだ感想

訃報の裏側を知る 諸岡達一という死亡記事専門家の本『死亡記事を読む』を読み終えた。 個人的に印象に残った部分をいくつかまとめていこうかなと。 死亡記事は、新聞の紙面割で言えば、おおかた社会面の最下段に載っている。小さい記事ではあるが実は読み応…

『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』対談集を読んだ感想

教授のインタビュー本 かなり昔に電子書籍で読んだ『村上龍と坂本龍一 21世紀のEV.Café』。Evernoteで「村上龍」を検索してたらキンドルのハイライトが残っていたので、せっかくということでブログに書いてみようかと。 坂本龍一さんが亡くなったとき、追悼…

オンライン読書会をニュースレター「BookStack」ではじめます。

ブックスタック 以前からずっとやってみたかった読書会。ニュースレターという形式で開催してみることにしました。 その名も「BookStack」。 bookstack1.substack.com Substackにて、月に一冊ずつ、みんなで進捗をあわせながら読むという試み。参加はもちろ…

高騰していて買えないプレミア本や気になる高価格帯の本を紹介してみる

高額な書籍たち アマゾンで欲しいものリストに入れているけれど、中古本でもプレミアがついているものや、元々のお値段が高くて手が届かないものが貯まってきたので、整理する意味も込めてブログにまとめてみました。 (※だいたいが3000円以上する"御本"ばか…

翻訳してほしい洋書を色々おすすめしてみる

日本語訳で読みたい書籍 はてなブログのお題が「読みたい本」とのことなので、yomoyomoさんのリストに触発され、以前から書き溜めていた邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくってみようかと。 yamdas.hatenablog.com 日本語訳で読みたい書籍 Consider Thi…

短編小説を毎日一編ずつ読んでいくという試み (※随時更新)

一カ月間の短篇読書チャレンジ どうも、ねじまき(@nejimakiradio1)です。 新しい月始まりということで、また懲りずにあらたな挑戦をしてみようかと。 今回のテーマは「毎日1篇ずつ短編小説を読む」ということ。今年は小説を書きたいなということもあって、た…

ブルータスのドーナツ特集があなどれない話

本当においしいドーナツ@BRUTUS 雑誌ブルータスでなんと『本当においしいドーナツ』特集が。表紙の ”ドーナツは、ブームじゃなくて文化です。”という文字が頼もしく、甘いものには目がないので、さっそく読んでみました。 冒頭からいきなり京都のドーナツ屋…

『ホビットの冒険』(岩波版)を読んだ感想

指輪物語の前日譚 ホビットの冒険(新版:瀬田貞二訳) がキンドルの電子書籍で発売されたので、ドラマ版『力の指輪』予習のために読んでみました。 子供の頃にリアルタイムで映画版『ロードオブザリング』をみて原作の『指輪物語』に挑むも挫折。 今回ドラマ版…

京都破壊SFアンソロジー「京新星爆発」が気になる

京都が舞台のSF短編小説集 はてなブログのお題が「SF」ということで、最近気になっている本について少し紹介。 インターネットで有志が書いた京都破壊SFアンソロジー「京新星爆発」。 ブログのお題は"古今東西のSF"と書かれてましたが、まさか京都が舞台のSF…

京都府立図書館の電子書籍貸し出しサービスを試してみた感想

図書室で電子書籍貸出 岡崎にある京都府立図書館ではじまった、「電子書籍貸出サービス」をさっそく利用してみました。 一度現地で会員登録さえすれば、京都府民なら誰でも電子書籍をレンタル利用できるようになります。 ・・・実際やってみたところ、登録手…

本を解説文から先に読むという背徳感

小説のあとがきはいつ読むか問題 読書好きな人なら誰もが経験したことのある「あとがき」を先に読んでしまうという背徳的な行為。 僕はわりかし頻繁にやってしまうのですが、ネタバレで後悔することもある一方、より物語の世界に入り込めることもあり、「み…

2021年に心揺さぶられたKindle本10選

電子書籍振り返りin令和三年 令和3年に読んだ"おすすめのKindle本"。年末恒例のブログ記事、だいぶ遅れましたが軽くまとめてみようかと。(今年読んだ本なので、2021年発売の本ばかりではないです) www.nejimakiblog.com 電子書籍振り返りin令和三年 トレバー…

『平成のヒット曲/柴那典』を読んだ感想と僕の平成ソングス

美空ひばりから米津玄師まで 柴那典さんの著作『平成のヒット曲』をKindleで読みました。 平成元年である1989年のヒット曲「川の流れのように」に始まって、2018年の「Lemon / 米津玄師」まで、THE平成な曲が時代背景と共に紹介されている一冊。さっそく軽く…

『BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは』を読んだ感想

青砥瑞人さんの脳科学本 今回紹介するのは、脳科学者の青砥瑞人さんが書かれた『ブレインドリブン』という本。 タイトルを見ると「胡散臭いビジネス書か」と思う方もいるかもしれませんが、わりと科学的な根拠に基づいて誠実に書かれている本だったように思…

『クララとお日さま』カズオイシグロの最新作を読んだ感想

新刊が発売 カズオイシグロさんの最新作『クララとお日さま』が早川書房より2021年3月2日に発売されます。 (※後半にネタバレありのレビューを追記しました) ノーベル文学賞受賞後初めての長編出版、ということでイギリス・日本のみならず海外でも注目が集ま…

2020年に心揺さぶられたKindleの電子書籍10選

キンドルおすすめ本 in令和二年 令和2年に読んだおすすめのKindle本をまとめてみました。毎年恒例のブログ記事、読書好きの方は読んでみてください。 Kindle本を買い漁る人だけにわかる"電子書籍あるある" - 世界のねじを巻くブログ キンドルおすすめ本 in令…

Mr.Children 道標の歌/小貫信昭 の本を読んだ感想

【ミスチル本】 ミスチルの音楽論を語る一冊『Mr.Children 道標の歌/小貫信昭』。 なんだかんだミスチルのみを語る音楽本はあまりないので、貴重な一冊。 さっそく読んでみたので、書評的なものを書いてみたいと思います。 www.nejimakiblog.com 感想・レビ…

Kindleセールのたびにモヤモヤすること【Amazon】

【キンドルとアマゾンアプリ】 現在アマゾンのキンドルストアにて、「Kindle本ストア8周年キャンペーン」が行われています。 が、キンドルのセールがあるたびに毎回モヤモヤすることがあります。 Androidのアプリ版だと、セール本の一覧表示が1ページあたり…

メタファー(笑)が分からなくても楽しめる村上春樹の短編小説5選

【初めての方におすすめの作品】 ひさびさの短編小説集『一人称単数』を発売する村上春樹さん。 けっこうどれもひと癖あるので、心理学や、文学、音楽などいろんな知識がないと楽しめない面もあります。 また、村上春樹の作品は過去作とリンクしているような…

リニケルというブラジルのLGBTシンガーの名曲紹介

【Liniker:ブラジル音楽】 ブラジル音楽にハマってます。ぱっと連想するようなサンバやボサノバだけではない、ラテン音楽のメッカ。南米一の音楽大国という名に負けず、あらゆるジャンルの音楽が洗練されてます。 最近は特にLGBTQ界隈のミュージシャン、アー…

日本でポッドキャストやオーディオブックが流行らない理由?

Podcastが不人気な理由 はてなブックマークで話題の下記noteについて思うことをだらだらと書きます。 note.com 一部を抜粋。 日本にしばらくいて感じるのが、日常的(恒常的)にけっこううるさい音声が流れてても気にならない鈍感さ。 本当にそうでしょうか…

2019年に心揺さぶられたKindleの電子書籍10選

キンドルおすすめ本 令和元年に読んだおすすめのKindle本をまとめてみました。毎年恒例のブログ記事、読書好きの方はぜひ読んでみてください。 Kindle本を買い漁る人だけにわかる"電子書籍あるある" - 世界のねじを巻くブログ キンドルおすすめ本 最後の晩餐…

大江健三郎の同性愛的描写に関する考察【飼育】

ゲイ的表現の鋭さ 日本の文学界を代表する作家、大江健三郎。意外と同性愛的視点で読んだ解説などが少ないので、今回はLGBT的視点から大江文学について語りたいと思います。 ノーベル文学賞受賞の著者 ノーベル文学賞が話題になったので日本を代表する文豪、…

電子書籍にはない"紙の本のあたたかみ"とは何か?

【本の温かみの正体】 今までキンドルなどの電子書籍を試したことがない人がいう理由として、「紙の本には電子書籍では味わえない温もりがある」という点を挙げる方がいます。この"ぬくもり"や"あたたかみ"って一体なんでしょうか? 紙の本にはあって、電子…

映画『アドアストラ』と小説『闇の奥』コンラッドの名作を語る

【地獄の黙示録との関連】 ブラピ主演の映画『アドアストラ』が公開したので、さっそく見てきました。 ベトナム戦争を描いた『地獄の黙示録』 の元ネタともいわれる有名なジョセフ・コンラッドの本『闇の奥』。 これがどうやら『アド・アストラ』のストーリ…

「万葉ことば」の美しさを知る平成最後の年【令和】

【万葉集ブーム】 現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。今回紹介するのは、奈良大学文学部教授の上野誠さんの『美しい日本語が話せる 書ける 万葉ことば (幻冬舎単行本)』という本です。 どうやら日本では令和の影響で、万葉集がブームとの…

『音楽嗜好症(ミュージコフィリア)』を読んだ感想【Kindle】

【キンドルの音楽本】 現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。今回紹介するのは、ハヤカワ文庫NFの『音楽嗜好症(ミュージコフィリア) / オリバーサックス著・太田直子訳』です。この本は、脳神経科医の著者が、音楽をあらゆる観点から語った一…

『夢十夜 / 夏目漱石』をひさびさに読んだ感想【Kindle】

【キンドルや青空文庫でも】 どうも、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。新年もあけたことなので、昔読んだKindle本の整理をしていました。 僕は普段、夢をみることは滅多にないのですが、世界一周旅行を始めてからやたらと夢を見ることが多くな…

2018年に心揺さぶられたKindleの電子書籍10選

【キンドルのおすすめ本】 現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。 2018年も残すところあとわずか。 せっかくなので、今年読んだKindle本の中で、 特に心を揺り動かされた10冊を厳選してみました。 まだブログで紹介していない電子書籍ばかり…