世界のねじを巻くブログ

ゲイが独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/電子書籍/Lifehack/Podcastなどについてお伝えします。

書評

Lynksの「Everyone’s Hot (And I’m Not)」和訳の試み

リンクスの歌詞を翻訳 LGBTQ+関連のアーティストとして最近注目しているのが、イギリス・ロンドン発のリンクス。 LynksはElliot Brettというドラァグをやっている方の別プロジェクトという感じ。 リンクスについては本人いわく「パフォーマーであり、起業家…

『BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは』を読んだ感想

青砥瑞人さんの脳科学本 今回紹介するのは、脳科学者の青砥瑞人さんが書かれた『ブレインドリブン』という本。 タイトルを見ると「胡散臭いビジネス書か」と思う方もいるかもしれませんが、わりと科学的な根拠に基づいて誠実に書かれている本だったように思…

三体に登場する「国連の瞑想室」は実在するのか?

NYにある国際連合の部屋 中国SF小説『三体』の第二巻を最近読み終えました。スケールが大きすぎて話したいことが山ほどある小説なのですが、 個人的に気になったのは、物語に登場する「国連の瞑想室」の存在について。 いかにもこの物語のために作られたかの…

マスキュリニティで読む21世紀アメリカ映画 / 國友万裕 を読んだ感想

男らしさとポップカルチャー ハリウッド映画でみるジェンダー論を書いた本、『マスキュリニティで読む21世紀アメリカ映画(英宝社)』が発売されたので、さっそく読んでみた感想を書いてみたいと思います。 この書籍の内容としては、マスキュリニティー(男性性…

ジョージオーウェル『1984年』と日記を書くことの大切さ

ジョージ・オーウェルのSF名作 全ては記録することからはじまる、そんな小説を紹介しようと思います。 コロナ禍での監視社会へのおそれ、世界情勢、日本の政治などの状況も相まってなにかと取り上げられることの多かったジョージオーウェルの『1984年』を久…

スタンドアップコメディー本『Get Up Stand Up!』を読んだ感想

Saku Yanagawaさんの書籍 日本人としてスタンダップコメディアンの第一線にいるサクヤナガワ(柳川朔)さんが、『Get Up Stand Up! たたかうために立ち上がれ!』という本を出版。 以前から「スタンダップコメディやってみたいなぁ」と思ってたので、さっそく読…

『クララとお日さま』カズオイシグロの最新作を読んだ感想

新刊が発売 カズオイシグロさんの最新作『クララとお日さま』が早川書房より2021年3月2日に発売されます。 (※後半にネタバレありのレビューを追記しました) ノーベル文学賞受賞後初めての長編出版、ということでイギリス・日本のみならず海外でも注目が集ま…

2020年に心揺さぶられたKindleの電子書籍10選

キンドルおすすめ本 in令和二年 令和2年に読んだおすすめのKindle本をまとめてみました。毎年恒例のブログ記事、読書好きの方は読んでみてください。 Kindle本を買い漁る人だけにわかる"電子書籍あるある" - 世界のねじを巻くブログ キンドルおすすめ本 in令…

Mr.Children 道標の歌/小貫信昭 の本を読んだ感想

【ミスチル本】 ミスチルの音楽論を語る一冊『Mr.Children 道標の歌/小貫信昭』。 なんだかんだミスチルのみを語る音楽本はあまりないので、貴重な一冊。 さっそく読んでみたので、書評的なものを書いてみたいと思います。 www.nejimakiblog.com 感想・レビ…

メタファー(笑)が分からなくても楽しめる村上春樹の短編小説5選

【初めての方におすすめの作品】 ひさびさの短編小説集『一人称単数』を発売する村上春樹さん。 けっこうどれもひと癖あるので、心理学や、文学、音楽などいろんな知識がないと楽しめない面もあります。 また、村上春樹の作品は過去作とリンクしているような…

2019年に心揺さぶられたKindleの電子書籍10選

キンドルおすすめ本 令和元年に読んだおすすめのKindle本をまとめてみました。毎年恒例のブログ記事、読書好きの方はぜひ読んでみてください。 Kindle本を買い漁る人だけにわかる"電子書籍あるある" - 世界のねじを巻くブログ キンドルおすすめ本 最後の晩餐…

大江健三郎の同性愛的描写に関する考察【飼育】

【ゲイ的表現の鋭さ】 日本の文学界を代表する作家、大江健三郎。意外と同性愛的視点で読んだ解説などが少ないので、今回はLGBT的視点から大江文学について語りたいと思います。 【ノーベル文学賞受賞の著者】 ノーベル文学賞が話題になったので日本を代表す…

映画『アドアストラ』と小説『闇の奥』コンラッドの名作を語る

【地獄の黙示録との関連】 ブラピ主演の映画『アドアストラ』が公開したので、さっそく見てきました。 ベトナム戦争を描いた『地獄の黙示録』 の元ネタともいわれる有名なジョセフ・コンラッドの本『闇の奥』。 これがどうやら『アド・アストラ』のストーリ…

ブクログの新Androidアプリを使ってみた感想【読書】

【アンドロイド版がリニューアル】 読んだ本の記録や感想を見たり、自分の本棚をネットでつくれるサービス「ブクログ」。つい最近、Android版アプリがリニューアル配信されたようなので、さっそくダウンロードして使ってみました。 【レビュー・感想】 イン…

「万葉ことば」の美しさを知る平成最後の年【令和】

【万葉集ブーム】 現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。今回紹介するのは、奈良大学文学部教授の上野誠さんの『美しい日本語が話せる 書ける 万葉ことば (幻冬舎単行本)』という本です。 どうやら日本では令和の影響で、万葉集がブームとの…

『音楽嗜好症(ミュージコフィリア)』を読んだ感想【Kindle】

【キンドルの音楽本】 現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。今回紹介するのは、ハヤカワ文庫NFの『音楽嗜好症(ミュージコフィリア) / オリバーサックス著・太田直子訳』です。この本は、脳神経科医の著者が、音楽をあらゆる観点から語った一…

宮沢賢治は同性愛者だったのか?【NHK】

【ゲイという説も?】 どうも、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。先日、『爆笑問題カーボーイ』をポッドキャストで聴いていたときに衝撃のエピソードを聞きました。どうやら、NHKの『映像詩 宮沢賢治 銀河への旅~慟哭の愛と祈り~』という番組…

『夢十夜 / 夏目漱石』をひさびさに読んだ感想【Kindle】

【キンドルや青空文庫でも】 どうも、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。新年もあけたことなので、昔読んだKindle本の整理をしていました。 僕は普段、夢をみることは滅多にないのですが、世界一周旅行を始めてからやたらと夢を見ることが多くな…

2018年に心揺さぶられたKindleの電子書籍10選

【キンドルのおすすめ本】 現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。 2018年も残すところあとわずか。 せっかくなので、今年読んだKindle本の中で、 特に心を揺り動かされた10冊を厳選してみました。 まだブログで紹介していない電子書籍ばかり…

『クリスマス・キャロル/ ディケンズ』を読んだ感想【Kindle】

【世界で語り継がれる名作】 現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。 クリスマスも近づいてきたので、欧米圏ではみんな知っている、チャールズディケンズの代表作『クリスマスキャロル(池 央耿訳・光文社古典新訳文庫)』の感想をさくっと書い…

『ザ・ロングラン 人生を走り出す日まで 』アルコール中毒の記録

【Kindle Unlimitedで読める】 今回紹介するのは、アル中であり、かつドラッグ中毒にランニングに新たな道を見出した作者の経過を赤裸々に語った本です。どうやらアメリカでベストセラー入りした小説で、キンドルアンリミテッドで読めます。ボリュームも少な…

『人はなぜ匂いにこだわるのか』を読んだ感想【におい】

【嗅覚に関する本】 現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。旅行をしながら仕事や資格の勉強をしたりで、なかなかブログやポッドキャストを更新できてませんが「読書の秋」ということでもう一冊本を紹介したいと思います。 以前、いくつかの記…

『絵の言葉』感想:日本と西洋の美術に対する視点の違い

【小松左京と高階秀爾の対談集】 現在、世界一周旅行中のねじまき(@nejimakiblog)です。せっかくヨーロッパにも訪れるので、旅行前に西洋美術に関していろんな本を読んでました。その中でも、古本屋で何気なく手に取った『絵の言葉』という古本がかなり心に…

Kindleをお風呂で読める素晴らしさを語ってみる【新型キンドル】

【防水性のPaperwhite】 防水機能を備えた電子書籍端末「キンドルペーパーホワイト」のニューモデルが2018年11月7日に発売されます。 僕はKindle Oasis(ニューモデル版) を使ってお風呂でも日常的に読書をしてます。今回、お風呂で電子書籍が読めるっていう…

飯塚モスオのWEBマンガに心えぐられる【ゲイ漫画家】

【LGBT向けウェブ漫画】 みなさん、最近マンガって読んでますか?(久々のLGBT系記事ですね) 僕自身、あまり漫画を読まないのですが(ましてやウェブマンガはほぼ読みません)、それでも飯塚モスオのマンガだけはツイッターで公開される度に読んでます。 "…

アメリカのコメディアンのユーモア的思考【Kindle】

スタンダップコメディアンの書籍 最近、ネットフリックスでのコメディが再燃しているので、昔読んだアメリカのコメディアンが書いた本『Do You Talk Funny?』を軽く読み返してみました。せっかくなので、いくつか印象に残った部分をまとめてみたいと思います…

『おしゃれと無縁に生きる』/村上龍の感想(幻冬舎文庫)

【エッセイ最新作】 『コインロッカーベイビーズ』や『69』など強烈な性描写やドラッグで溢れたスタイルが有名な村上龍。 村上龍さんは長編だけでなく、映画や短編、そしてエッセイの書き手としても有名です。 本日紹介するのは、『おしゃれと無縁に生きる』…

Kindle本をプレゼントできたら電子書籍も流行るんじゃないか

【ギフトでキンドル本を送る】 記念日やお祝いのとき、何をプレゼントに贈るか迷われる方は多いのではないでしょうか。近くの友達だと、直接本や雑貨を渡したりだとかできるのですが、遠方の友達だとなかなか会うのは難しい。 何か贈りたいけど、「わざわざ…

Kindle本を買い漁る人だけにわかる"電子書籍あるある"

【キンドルでありがちなこと】 みなさん、電子書籍端末は使っておられるでしょうか?紙の本を支持される方も多いかとは思いますが、今回は僕がキンドルをつかってきて感じた「電子書籍あるある」を一気に書いて行きたいと思います。電子書籍ファンなら「あー…

ベルギー漫画『タンタンの冒険』シリーズの底知れぬ魅力

【小学校時代の思い出】 みなさんは『タンタンの冒険』という海外のマンガをご存知でしょうか?小学校に 「火の鳥」や「ブッダ」『裸足のゲン』とともに置いてあったので、読んだことがあるという人も少なくないはず。 この「タンタンの冒険」という作品、エ…