世界のねじを巻くブログ

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北京オリンピック閉会式の演出をみた率直な感想

北京五輪2022

北京オリンピックの開会式みました。※閉会式も追記

いままでロンドン・リオ・東京も色んな問題を抱えていて、
日本もいろいろアレなことがたくさんあり。
中国もアレなことがたくさんあるのに、やっぱり五輪はそのまま開催。

いまのイケイケな中国という大国が、
国の威信とお金をかけてなにを見せるのか。

やっぱ観とかなきゃ、ということで
北京五輪開会式の演出をみた率直な感想を書いておきたいと思います。

 

ちなみに開会式演出総合監督がチャン・イーモウという映画監督。
北京オリンピック2008年と同じ方だそうで。
生きる」がいいらしいので今度見てみようと思いました。

夏季の活版印刷の上下するあれがいまだに忘れられず、
今回の冬季はどうなるのかな。


場所は夏季五輪で使用した「鳥の巣スタジアム」をそのまま使う、
SDGsアピールな中国。
国立競技場よりも正直かっこいいなと思います。

今回はコロナ禍の開催にも関わらず、
マスクなしの開会式で、運営スタッフはノーマスク。
(観客席はマスクあり)。

 

映画的な映像で、
立春をカウントダウンするところからスタート。

 

プロジェクションマッピングで
氷の直方体がせりあがってくるような演出、
そこそこすごかったけど
なんだかレーザー光線の色使いが
いかにもイルミネーション風な虹色って感じでもったいなかったような。

 

選手入場は、漢字で書いたときの「一文字目の画数順」。

これはちょっと面白いなぁと思いました。

日本は赤白の衣装で登場。

その後の台湾は、
Chinese Taipei「チャイニーズ台北」での紹介。
選手の表情を見るに、まあそういうことなんだろうなぁと。


香港も
Hong Kong, CHINA「香港・チャイナ」で入場。

 

雪の結晶が降ってきて、
中国の電通っぽい感じの映像。
どこの国もこういう感じになるんだな~と興味深かったです。

 

寅年に言及するバッハ会長。
東京五輪の反省を踏まえて短くなるのかと思いきや、
まあまぁ長い開会宣言。

バッハ会長が喋っているときに、後ろの旗持ちの男性スタッフの笑顔がこわかった。

「平和にチャンスを与えてください」だそうです。

 

床のプロジェクションマッピングを使っての演出。

いろんな人種の人が一列になって歩く演出は良かったかなと。

中国がジョン・レノンのイマジン使うとマジなあれに聞こえました。笑

 

子供がスキーやスケートを練習してこける様子を集めた動画はかわいかった。
・・・健全なところを見せるためか、不自然なくらい子供を使いますよね。

 

聖火点灯は雪の結晶がそのまま点火台になるという感じで
意外と落ち着いた感じでした。
これはこれでアリだと思います。

 

習近平国家主席の服も自粛したのか、
そんなに派手ではない落ち着いたダウンみたいな感じ。

中国のオリンピックは、
5GやVR/AR・仮想現実を有効に使った演出はなかったなあ、というのが意外なところで、もっとテクノロジーを見せまくるものかと思ってました。

 

テーマは分かりやすく、
東京五輪みたいな謎演出はなかったのが救いどころ。

冬季五輪ということで、演出は意外と抑え目でしたね。

1時間40分と聞いてたので、
結局2時間30分ぐらいあって仕事しながらみてましたが、
「やっぱり長いなぁ」というのがざっくりな感想。

ということで、アレな北京五輪がはじまりました。

東京五輪ももうだいぶ前のことのように思います。

こうやって開会式が開催されていくのを見ると、
結局IOC・JOCともに責任を取らず、

このまま冬季の北京五輪もパリ五輪もロサンゼルス五輪も、
結局同じことが続くんだろうなぁとも思った七月の夜。

と、まぁ夜も遅いのでそろそろこの辺で。

www.nejimakiblog.com

 

※追記(2022.2.21)北京五輪の閉会式も本を読みならみてました。

次の冬季五輪は、ミラノ五輪。

「Duality, Together. 」がテーマだそうで、

山々と都会の共存を、クラシックとテクノ音楽のダンスで表現。ダスダストという方の演出だそうで、床のプロジェクションマッピングがすごかったです。

登山とスキーを掛け合わせた「山岳スキー」が正式種目になるそう。

ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪ということで、いろんな場所の映像が流れましたが旅行に行きたくなったというね笑