世界のねじを巻くブログ

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皆既日食はピンクフロイドの『狂気』を聴く絶好の機会【2017】

【Pink Floyd - Dark Side Of The Moon】

現在アメリカでは、99年ぶりの皆既日食を観測しようと非常に大きな盛り上がりを見せているようです。

残念ながら、日本ではこの皆既日食を観測することはできず
次に日本で皆既日食が見られるのは2035年とのこと。

どうしても見たい方は、ウェザーニュースのYoutube配信か、
もしくはNASAのiOSアプリのライブ中継で我慢しましょう。

太陽の前に常に月が位置し太陽をすっぽりと覆う状態のまま移動する道筋となる、「皆既日食が観測される道筋」が算出されました。これによると、日食は西海岸のオレゴン州リンコーン市で午前9時5分頃(日本時間22日午前2時5分頃)から始まり、東海岸のサウスカロライナ州チャールストンで午後2時48分頃(同22日午前4時48分頃)に終わるとされます。

21日の深夜26:05~28:48あたりに日食が見られるようです。

日食 といえばロック好きならピンクフロイドの『Dark Side Of The Moon』を忘れてはいけません。

【プログレの名盤】

Pink Floydの『狂気』というアルバムを知らない方は、ぜひググって調べてみてください。
ざっくり説明すると、イギリスのピンクフロイドというバンドが生み出した、
全世界で5000万枚の売り上げを誇る、ロック史を代表する名盤です。

Dark Side of the Moon

Dark Side of the Moon

今回紹介するのは、このアルバムのラストを締める「Eclipse」という曲。

Ecliplse は直訳すると「日食/月食」という意味の曲名で、内容もそれに関する曲。
まさに、今回の日食は『狂気』を聴く絶好の機会といえるでしょう。


このアルバムは完璧な流れをもってこの曲に到達するのですが、
やはりこの一節に尽きます、

And everything under the sun is in tune But the sun is eclipsed by the moon

このアルバムの解釈や歌詞の解釈は語り始めると1記事で終えることができないので、
それぞれの想像力にお任せしたいと思います。

【影響力の高さ】

「ピンクフロイドって誰?」という方もおられると思いますが、
この「Eclipse」という曲、実はロンドン五輪の開会式で、
聖火が点灯し直立するという重要な場面にも使用されるぐらいの有名曲。
あのQueenと肩を並べるほどの知名度を誇るバンドの曲です。

生中継で見ていましたが、この演出はかっこよかったですね。

 

また、独特の重い雰囲気を持つ『狂気』というアルバムは意外なことに、
大麻などのドラッグの"お供"として欧米の若者の間でもカルト的な人気があります。

『The Dark Side Of The Moon』にとどまらず、
この後さらに長編のコンセプトアルバム『The Wall』まで生み出してしまうから、
Pink Floydは恐ろしいですね。

【音楽と楽しむ日食】

 冒頭にお伝えしたとおり、残念ながら日本では今回の皆既日食を見ることはできません。次に日本で皆既日食を見られるのは2035年とのこと。

どうしても見たい方は、ネット中継に挑戦してみてはいかがでしょうか。
僕も皆既日食を拝んでから寝ようと思います。

洋楽・邦楽問わず、今なお様々なバンドに影響を与え続ける名盤。
様々な楽器や効果音・立体的な音響が効果的に駆使されるため、
オーディオ愛好家も必聴のアルバムです。
持ってない方はこの機会にぜひ。

Dark Side of the Moon

Dark Side of the Moon

「音質の良いアルバム特集」もぜひ。