【キンドル×位置情報サービス】
世界No.1のシェアを誇る、Amazonの電子書籍サービス、Kindle。
前回に続き、将来の読書体験はどんなものになるのか、ちょっと妄想してみました。
スマホには色んな機能が付いていますが、Kindle端末はこれからどんな進化をするべきなのでしょうか。
スマートフォンには標準的に搭載されていて、まだキンドルにはないGPS機能に着目して、今回は考えてみました。
【電子書籍ならではの機能】
もしキンドルにGPSが搭載されたら・・という妄想をしてみました。
読んだ位置を記録
どこで・どんな本を読んだか記録してくれる機能があれば、
読書記録の振り返りもより充実したものになるのではないでしょうか?
・『夜は短し歩けよ乙女』の舞台を巡りながら読書をするツアー
・『城崎にて』を読みに行く、城崎温泉ツアー
なんてのが流行るかも。
「あり得ないでしょ」と思うかもしれませんんが、『艦これ』の聖地巡礼があれだけ盛んになったことを考えれば、可能性は0とは言えません。
こういった読書データを集めることで、
- 函館でやたらと『蟹工船』が読まれている、
- 歌舞伎町で『イン ザ・ミソスープ』が密かな人気
- 北朝鮮で『1984年』が読まれ、密かな反勢力の存在が・・
なんてことが判明するかもしれません。
国・地域によってどんな本が好まれているのか、本好き/作者にとってもたまらない情報になるはずです。
ゆかりの地で本を買えば割引
作者の家や、本の舞台。
そういったゆかりの地で関連する本を買えば10%オフ、
なんて手法も面白いかもしれません。
周囲の読者をカウント
今同じ作者の本を読んでいる人は周りに何人いるのか、
そういうのも知ることが出来れば、読書もはかどるのではないでしょうか。
正直いうと本のジャンルの幅が広すぎて、現実的ではありませんが、あくまでアイデアとして、の話です。
いる場所によって本の内容が変化
ちょっと調べてみたのですが、2015年の段階ですでにGPSを利用した電子リーダーの構想はあるようですね。
自分がいる場所によって、本の内容が変化するというデバイスの試み。
現状では NYのブルックリンブリッジ→パリのエッフェル塔へ地名が置き換わったりするだけのようですが、
これを発展させて、自分のいる場所によって、
話の展開も変わったりするのもありではないでしょうか?
ポケモンGOの「地域限定ポケモン」ように、その地域に行ってしか読めない展開があったりしても面白いかもしれません。
【アマゾンの行く末】
今回の記事は、「もしpaperwhiteなどの電子書籍端末KindleにGPS機能が搭載されたら」という勝手な妄想で書いた記事になります。
今の時代、GPSモジュールもそこまで高価なものではないので、現在位置情報を利用して読書の可能性を広げる、という方向もありだと思います。
今のKindle アプリでもそのうち位置情報を収集しはじめる・・かもしれませんね。
※追記:次世代Kindle Oasisが発表されました!(10月11日更新)