Shabooya Roll-Callとは
アメリカのシットコム『The Office』にて、
ずっと気になっていたことがあったので、ようやく調べてみることに。
・『ジ・オフィス』の有名なバスでの「シャブヤロールコール」のシーン
シーズン9 エピソード4の「ワークバス」という回。
「シャブヤ、シャッ・シャッ・シャブヤ・ローコー!」
(Shabooya sha sha Shaboya Roll-Call!)
という掛け声にあわせて、
自己紹介や自己アピールをジョークを交えてしていく遊び。
これ一体何なんだろう?というのを自分なりに調べてみました。
※もはや言語学関係ないかもだけど、語学・言語学・言語創作 Advent Calendar 2025, そしてブログクリーンアップ Advent Calendar 2025 15日目の記事です。
「シャブーヤ・ロールコール」は、アフリカ系アメリカ人に由来する、独特の構成とリズムを持つ自慢や挑発を目的としたチャントです。このチャントは、ある人物が自分の名前を名乗り、(おそらく)自分自身について何かを共有することを中心に展開します。そのため、「シャブーヤ シャシャ シャブーヤ・ロールコール」という最初の言葉とリフレイン、そして人々が順番に「私の名前は…」と呼びかけたときの「イェー」という返事以外に、これらのチャントには決まった標準的な言葉はありません。
「shabooya」という言葉の由来とかもしれない 2 つの歌がこちら。
「 Sh-Boom」は、原爆爆発の脅威(Shhh-BOOM!)にちなんで名付けられたとされています。冷戦の様相を呈していた1954年当時、これは人々の集合意識において非常に現実的な話題でした。しかし、この突飛な歌には、究極的には万事うまく行くという、現実離れした楽観的なメッセージも込められており、歌詞の残りの部分からも分かるように「人生は夢かもしれない」というメッセージも込められています。1954年6月末までに、「Sh-boom」は全米チャートを駆け上がり、R&B(5位)とポップ(2位)の両方でチャートインしました。
「ROLL CALL」の言葉の意味はこんな感じ。
「(出席確認などのために)名前のリストを呼ぶ行為、または例」を意味する動詞。
「Roll call」は、(出席確認などのために)名前が呼ばれるリストを指す名詞でもあるんだそう。
スラングを網羅するアーバンディクショナリだと、現在使われている(The Officeに見られるような)コール的な意味をちゃんとくみ取って掲載されていた。
Redditのこの辺のスレッドも興味深かった。
・What the hell does "shabooya roll call" mean??
用法・実例
実際に、こういう形で使われるみたい。
学校の集会かイベントか何かの一幕。
盛り上がりがうーん、アメリカン。
自分がステイツの陽キャだったら、これやってみたいやつ・・・!!笑
・チアガールだとこんな感じ。
・最近、シャブヤロールコールを元ネタ、オマージュした
要するに、
アメリカ版「APT」(アーパツ・アパツ)な感じを想像すればいいのかな?
野球部のマネージャーさん、もしこのブログを読んでたら、
「シャブヤロールコール」を来年の甲子園の応援歌にしてみない!?
けっこう盛り上がると思うんだけど!!
ええ、まさかのプリンス
「シャブーヤ・ロールコール」は、アフリカ系アメリカ人発祥の、独特の構成とリズムを持つ、自慢と挑発を込めたコール・アンド・レスポンスのチャントです。このチャントは「シャブーヤ・シャシャ・シャブーヤ・ロールコール」で始まり、「シャブーヤ・ロールコール」で終わります。
この曲のオリジナルのリズムは、1992年に「パープル・レイン」のアーティスト、プリンスが「My name is Prince」という曲で歌ったものに遡ります。一方、現在知られているバージョンは1996年の「Shabooya roll call-Get on the bus」で始まりました。
・・・ということで、このリズムを作ったのは、
あのPrinceだったという結論に。
・Prince & The New Power Generation - My Name Is Prince (Official Music Video)
ああ、どこかで聞いたことあるリズムだと思ったらこれだ・・・!
「シャブヤロールコール」
日本でいうと、
ずいずいずっころばしとか、飲み会のコールに似ているのかもね。
なんかリズムが気持ち良いけど、出来た由来とか意味とか全然知らんね、
けどみんな何故か知っている、みたいなところが。
これ日本語でカバーすれば、
Tiktokとかインスタで絶対流行ると思うな・・・。
他にも有力な面白い情報をお持ちの方はコメントいただけると幸いです。