世界のねじを巻くブログ

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6語SFという短編小説コンテストが面白い@WIRED

Six-Word Sci-Fi

WIRED(米国版)で行われている「6語SFコンテスト」。

要するに、六語だけでSFの世界を表現するというハイコンテクストなやつです。

 

www.wired.com

これがなかなか面白く、

毎月テーマが設定され、
そのお題に沿ってみんなが物語を投稿するというスタイル。

 

例えば2024年4月のお題は
「奇妙なカルトについて6語で物語を書いてください」というもの。

 

・They bathed in used coffee grounds.
彼らは使用済みのコーヒーの粉で入浴した。

 

・Clueless debutantes drinking teenage trackstars' blood.
無知な新人選手たちが、10代の陸上スターの血を飲む。

 

3月は「スマートハウス」。

 

The house will be optimizing you.
家はあなたを最適化します。

 

Commercial free mode is subscription only.
商用フリーモードはサブスクリプションのみで利用可能です。

 

 

お題「裁判にかけられたAIの物語」

・Can’t arrest me, I am distributed.
私を逮捕することはできない、私は分散している。

 

・When pressed, its alibi was 404.
追及すると、そのアリバイは404だった。

 

面白い。
いい感じにクスッとできるぐらいな塩梅がとても良い笑

 

 

ちなみに6月のテーマは、
「6 語で、初の全ロボット建設プロジェクトについての物語を書いてください」。

In six words, write a story about the first all-robot construction project.

 

いざ書こうとするとなかなか難しいけれど、
想像力を試されるのでなかなか面白いなと。

 

1つ、短編をひねってみました。

"Sir, There is one human left!"
"閣下、人間が一人生き残っているのを見つけました!"
 (ねじまき作)

 

とかブラックなやつはどうだろう?笑

 

メールやSNSでも回答できる、
→ つまり誰でも参加可能(ワイアードを購読してなくてもOK) なので、
日本からでも興味ある方はぜひとも。

 

6 Word SFの世界、SFオタクほど楽しめるやつだろうな。

 

ちなみにWIREDのこれ以前にも、
こういう「Six Word Stories」的なものはたくさんあるそうで、

俳句があったり、140字文学があったりで、世界は広いなと。笑

サイエンスフィクションってまだまだ色んな可能性があるよ、という話でした。

 

www.nejimakiblog.com