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『ヒカリノアトリエ』ミスチル新作シングル全曲レビュー

【Mr.Children最新曲の感想】

 ついに本日発売のミスターチルドレン最新シングル『ヒカリノアトリエ』。
今回はシングル曲のみならず、ライブ音源を6曲収録しての発売となります。

最近はシングル単体では売れないというレコード会社の判断なのか、ライブ音源とセットで売る手法をちらほら見かけます。まあ聴く側としては嬉しい限り。

 しばらくミスチルからは離れていましたが、久しぶりの新曲ということで、軽く全曲感想を書いてみたいと思います。

【全曲感想】

1曲目 :ヒカリノアトリエ

「光のアトリエ」とせずに『ヒカリノアトリエ』というタイトルは過去のシングル『ニシエヒガシエ』を思い起こさずにはいれませんが、あの曲のように激しい曲ではなく、やさしく明るい雰囲気を持った曲です。捻った歌詞ではないですが、ストレートに心に響きます。

桜井さん自身の高低2種のコーラスとバックの演奏が聴きどころ。PVも可愛いです。
ファンの方には怒られそうですが、この曲、ほのかに「SEKAI NO OWARI 」の匂いを感じるのは僕だけでしょうか?

Mr.Childrenの曲ではよく「虹」というワードが使われますが、この曲もかなり前向きなイメージで用いられています。
「虹」ツアータイトルが発表された際は、社会派バンドミスチルもLGBTに言及するのかと思いましたが、どうやらそういう意図は薄そうです。

NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」の主題歌としても話題になりました。

 

2曲目 :つよがり (Studio Live)

ここからスタジオライブの音源が3曲続きます。
オルガンの音色が暖かく重なり、曲が始まります。
何となく『僕と彼女と彼女の生きる道』の「Have a good die」を思い出しました。
桜井和寿さんのボーカルが反響し、スタジオの空間が目に浮かぶようです。
昔の艶のある声もいいですが、円熟の低い声がたまりません。
サビから入るサックスも良い味出してます。
2:40~の鈴木さん独特のドラムの盛り上げが素晴らしい。

 

3曲目 :くるみ (Studio Live)

スタジオライブ版はアレンジを強めに利かせてくるのかと思いきや、『シフクノオト』に収録されているオリジナル版に近い演奏。
終始右側で音を奏でるアコーディオンや、バックから聞こえるサックスが聴きどころでしょう。
この曲はPVがユニークなので、見たことがないという方は一度見てみることをおすすめします。

4曲目 :CANDY (Studio Live)

驚くことに、アコーディオンの音色で曲が始まります。
何度もCD音源を聞いてきたファンの方は一瞬困惑してしまう程思い切ったアレンジ。
桜井さんの歌い方はこれ以上ないという程の甘い歌い方です。
「桜井和寿のボーカルが受け付けない」という意見が出るのもわからなくもありません。

"ふと夕暮れに孤独が爆発する" 等の日常生活の気持ちをうまく切り取った歌詞が良いですね。

 

5曲目 :ランニングハイ (虹 Tour 2016.11.7 FUKUI)

いきなり甲・乙という人物の会話で始まりというひねりのきいた歌詞から始まる曲。
トランペットとサックスが絡み合い会話しているかのようです。

左側で鳴るThe Policeの「Roxane」のような田原さんのカッティングギター、
何気に忙しく動き回る中川敬輔さんのベースも聴きどころ。

サビが終わった後の歓声でライブ盤ということをようやく思い出すほど音質というか音の分離がしっかりしています。
後半のセリフ調での歌い方も個人的に好きな部分です。。
3:08~のトランペットソロも必聴でしょう。

疾走感がたまらない一曲。ランニング好きな方、一度は聞いてみてください。

 

6曲目 :PADDLE (虹 Tour 2016.10.14 KUMAMOTO)

ライブで披露された流れの通り、「ランニングハイ」から続けて演奏される「パドル」。
阪神タイガースの藤波選手が登場曲として使用していることで有名?です。
Mr.Childrenの中でも五本の指に入るぐらいポジティブな歌詞と言えるでしょう。

『Mr.Children Tour 2004 シフクノオト』等でライブが映像化されていますが、今回田原さんのギターがしっかり聞こえるのがよいですね。

キーボーディストSUNNYによる3:12~からのソロ、3:48の桜井さんとの掛け合いも◎。
『ap bank fes 10』での小林武史さんが演奏するパドルと聴き比べるのも面白いかもしれません。

桜井さんが若い頃よりはっきりした発音で歌っているのが好感触です。

熊本地震応援する意味でこの曲を演奏したことは間違いないでしょう。

 

最後は明るく元気に締める感じが良いですね、
といいたいところですが、最後になんとボーナストラックが。

 

7曲目 :OVER 

6曲目の後に無音のトラックが収録され、その後にボーナストラックとして顔を見せるのが実質8曲目『Over』。アルバム『Atomic Hear』より。
こちらもライブ音源で収録されています。
サビが終わった1:43辺りで「・・・はい。」と曲を止める桜井さん。
本人による楽曲解説MCがしばらく続きます。 "顔のわりに小さな胸"という話題を呼ぶ歌詞についても言及。
ユニコーンの奥田民生も自身の曲解説を収録をしてたようなしてないような。

MCが終わり、再び2番から歌い始め、Gilbert O'Sullivan のAlone Again(Naturally)を断片的に挟み、一曲歌い終わります。

ライブ音源を含むCDの発売は『Split The Difference』以来でしょうか。
原曲にはない楽器が使われていますが、原型をとどめたアレンジになっているので、初めての方にもおすすめです。
最新曲+ライブ音源の合計7曲入って1500円。

ミスチルにハマり始めたという方から「最近あんまりミスチル聞いてないや」というファンの方も、ぜひ聞いてみてください。

ヒカリノアトリエ

ヒカリノアトリエ

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