ディックの用法
『あなたの知らない隠語の世界』というNetflixのドキュメンタリーの紹介。
原題の「History of Swear Words」というタイトルの通り、
罵るための言葉・スラングを深堀りしていくというユニークな番組。
あのニコラスケイジが、歴史や背景、正しい使用方法を詳しく解説してくれます。
僕自身、ゲイなので (?)
今回は、
響きがよくパンチがあるまさに卑語らしいディック、という言葉のエピソードを
ざっくり紹介したいと思います。
・60~70年に卑語の意味がたくさん変わった
・何千年前から文学で使われてきた
・リチャードという名
あだ名 リック → ディック
ちなみにイギリスの名前のあだ名
昔の名前はどれも韻を踏んでいるそうです。
・スタンドアップコメディなどでも
音節を増やせるのでよく使われる
・ニクソン大統領 "dick界の王"
(不快で反社会的なことをする人)
・ほかの卑語との違いは名前が起源だということ。
・男性器を意味する場合dickは放送禁止だけど、
マヌケっていう意味なら平気
・禁句になると逆に流行語になる
・ハリウッド文化の矛盾についても言及
(男性器はOKなのに女性器がはNG、
でも女性の裸体シーンは多いなど)
・・・こんな感じで
dickという言葉に新たな意味が徐々に浸透していく過程を学ぶことができます。
個人的にいいなと思ったのは、
スタンダップコメディーで実際にネタとして使われている場面が
いくつも紹介されるところ。
いままで一度も隠語的な使い方で喋ったことないなぁと思ったので
もし機会があれば使ってみようと思いました(?
ほかにも
F**kやS**t、B***hなどいろんな卑語のルーツが学べるので
言語学やスラングに興味のある方はぜひ。