Threadsが一周年
Meta社のSNS「スレッズ」がサービス開始から一周年を迎えたらしい。
どうやら月間利用者1.75億人を越えたらしく、
なんだかんだ思ったよりうまくいっている、というのが個人的な感想。
ちょうどいい機会なので、よかったこととそうでないことなどを、
あれこれ書いてみようかなと。
よかった点
・他では見つけられないような海外のおしゃれな写真家を発見できた
・テック系のライターがわりかし多い
・Fediverseに詳しい人が集まっている
・ちょうどいい感じの長さのポストを読める
・Twitterじゃフォローしてくれないような有名な人も「スレッズならいいか」とフォローしてくれることがある
→というかTwitterでフォロワーが多すぎて動きにくい人の避難先みたいなところとしての立ち位置になってきている
・スパム、荒らし、エロ垢、ヘイト発言は意外と少ないのが◎
・政治系コメントが少ない
・広告系アカウントも意外と少ない
・Meta社の広告挿入も今のところない?
・写真がInstagramのようにトリミングされずに載せられる
・Fediverseの説明もかなり親切
いま思いついたのはこれぐらい。
悪かった点
・アルゴリズムが効きすぎて、人によって体験が全然違う点。
→ブログ用とは別に知人と繋がる本名アカウントもたまーに見るけれど、
流れてくる投稿が全く異なる。Twitter以上に違うイメージ。
・アルゴリズムの仕組みがコロコロ変わっている印象。
DJ論が強めに流れ、一時期、レコードうんぬんの投稿がやたらと表示されていることがあったり。
(Z世代×音楽×ノスタルジア×長文自分語り×AV機器マニア
と色んな要素が掛けあわさった結果だと思う)
・たまにeメールで通知がくるのが煩い
・URLを貼るとあきらかにエンゲージメントが弱くなる
・Fediverse連携しているマストドンサーバーがまだ少ない(mstdn.jp鯖が繋がってない?)
・「スレッズ?あったねそんなの。」というのが日本での一般人の反応。
→カジュアル層に楽しさをあんまり見せれてないのがダメだったかも。
普通の人は写真SNSであるインスタグラムの方が好きで、わざわざ知り合いのテキストを読みたくない?
・日本ではツイッター(X)が馴染みすぎて、スレッズのユーザーが伸び悩んでいる気がする。ほとんどのリアル友達が休眠状態。みなさんの知り合いはどうなんだろう?
・ハッシュタグのつけ方に癖がある
思いついたのはだいたいそんな感じ。
対イーロン・マスク的な流れでスレッズを作ったことで、
ここ最近あまり良いイメージがなかったMeta社、(というかザッカーバーグ氏の評判も)
多少回復したのが面白かった。
(FacebookやInstagramの内情はどうなんだろう、とは思うけれど)
あとはやっぱりこのユーザー数でフェディバースに接続し、
Fediverseへの知名度を高めたのはさすがだと思う。
接続をONにする前の丁寧な説明やビジュアルはかなり好印象だった。
(※「フェディバースってなんやねん?」という人は、
とりあえず、ThreadsでFediverse連携をオンにしてつぶやいておけば、
オープンなインターネットに貢献できて良いですよ。)
メタバースはどうあれ、ザッカーバーグ氏のタイミングを見計らって大きく勝負できる強さは、いまだに健在だなぁと。
あと、このメタ社公式の調査結果も興味深かった。emojiの話とか。
以前マーク・ザッカーバーグ氏やスレッズ担当の幹部が、
日本に来て「Twitterがなぜ日本で流行っているのか?」を調査しにきていたこともあり、最終的にスレッズをどういう方向にもっていくのかはわからないけれど
「わりと本気なんだな」という印象。
良かった投稿
せっかくなので、「いいね」欄を振り返ってよかったポストを載せておきます。
ただ、スレッズもマストドンもBlueskyも、
Twitter(X)のブログ埋め込みの綺麗さにはかなわない感じなのが惜しいよね。
※追記(2024.7.7): 共有メニューから埋め込みコードが取得できるようになったみたい。はてなブログで、どうなるかあとで試してみる。
ねじまきのスレッズはこちらより。
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