【どうやって曲を選ぶのか?】
フィギュアスケートの演技中でも、大きな存在感を示す「音楽」。
アメリカ代表のアダムリッポン選手が明かす、「かける音楽の選曲方法」を明かす動画がありましたので、紹介したいと思います。
5分程度なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
【オペラが人気な理由】
まずはこちらの動画を。
1932年に初めてフィギュアスケートが導入された冬季オリンピックでは、
実は生演奏の横で、選手達は滑り続けていたとのこと。
同じ曲が何度も演奏され、順番に選手達は演技を披露していたようです。
フィギュアスケート界では、下記の展開を持つ曲が非常に人気なようです。
はやい ---- ゆっくり ----- はやい
この構成により、冒頭でフィギュアスケート選手はジャンプにより強力に人々の注意を惹きつけ、中間のゆっくりとした部分で繊細な演技を見せることができ、体力の温存も図れます。
そしてテンポを上げ、クライマックスを迎えます。
アダムリッポン選手自身も、ショートプログラムでは序盤アップテンポな展開を持つ曲を選び観客の拍手を誘い、フリープログラムでは柔らかで叙情的なスタイルの滑りを意識しているそうです。
つまり、ドラマチックな展開を見せるために、選手達は最大限の工夫をしているということ。
オペラの楽曲がよく使用される理由として、「オペラははっきりとしたストーリーを持つから」ということが挙げられるようです。
また、2014年からは、若いファン層獲得に向け、歌詞がついた曲を選ぶことができるよう規定が変更されたようです。
これにより、選手達はさらに幅広いジャンルの音楽で滑ることができるように!
あの羽生結弦選手もU2の「Vertigo」というギターバリバリのロックチューンで演技していたのも記憶に新しいですね。
ロック好きでなくとも、こんなに楽しそうに滑っている姿を見れば、きっとフィギュアスケートにも興味を持つはずです。
EDMなんかも、意外とフィギュアスケートに向いていたりするのかもしれません。
他にも「カルメン」の曲がフィギュアスケーターの中で有名な理由も明かされていたりもするので、気になる方はぜひ動画をご覧下さい。
【同性愛者を公表】
この米・アダムリッポン選手、実はゲイであることをカミングアウトしているオリンピック選手ということでも有名です。
かつて同性愛者の"矯正治療"の支援を行ったペンス副大統領との
面会拒否をしたことでも最近話題になりました。
今回の冬季オリンピックでは、LGBTの選手もメディアにとりあげられ、「時代も変わったなぁ」と思う今日この頃。
まだまだ平昌五輪は続きますので、選手達の活躍に期待しましょう!