【匂いに関するドキュメンタリー】
「五感を鍛える」シリーズ、久々の投稿です。
先日、Netflixで『知られざる香りの世界(原題:THE EMPIRE OF SCENTS)』という香りについてとりあげた非常に興味深いドキュメンタリーを観たので紹介したいと思います。
フランスからのドキュメンタリー。非常におしゃれにまとまっているので、女性の方にもおすすめの一作です。
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【感想・レビュー】
あらすじはNetflixの下記の紹介をご覧ください。
原始的で本能的な嗅覚。人間の生存本能に影響し、肉体的感覚を刺激し、感情や記憶を呼び覚ます嗅覚の謎を解明。知られざる香りの世界を探るドキュメンタリー。
特に印象に残った部分を箇条書きで書いてみたいと思います。
- トリュフハンターの話
扱うモノが高額なため、常に銃を携帯しているとのこと。 - においを嗅ぐと色が見える人もいる
はっきりとはみえませんが、言ってる意味はわかる気がします。
実際ににおいを嗅いで書かれた絵もありましたが、なるほど、という感じ。 - サフラン採集者の話
サフランは非常に高価なことで有名ですが、なんと「1キロのサフランを採るのに60万個のめしべが必要」とのこと。
あれだけ大量の花をあつめて、
ようやくわずかな分量しかとれないのであれば、異常な金額も納得かと。
やっぱり映像でみると意識が変わりますね。 - クジラの結石であるアンバーグリス(龍涎香)が何度も登場。
フェロモンのような強烈な香り、とのことですが、一度は嗅いでみたいですね。
「死ぬまでにやりたいことリスト100」に追記しておきました笑 - 特に印象的だったのが、ソムリエ学校を修了した女性の話。
「においから身を守れないのよ。面白い特徴だけど、やっかいでもあるわ」
確かに、みえない匂いから身を守るには鼻をつまむことぐらいしかないかもしれませんね。 - 昔、においにはそれぞれ振動があるという理論があった
- バブル期に日本でも大流行した香水「シャネルの5番」は当時革新的な香水だったとのこと。
”すばらしい香水には排泄物の成分が入ってる” という
『香水』という小説からの引用も興味深かったです。 - スパイス調合師の話
人間と動物の一番の違いは、愛する者を失った時の反応。
人は死後の世界があると信じており、宗教儀式でもお香は不可欠。
「香りは別世界との交信に不可欠だ」という言葉も印象的でした。
エリック・サティの「ジムノペティ」でエンドロールが流れる感じもフランスらしくてよかったです。
予告編が気になった方は、ぜひネットフリックスでご覧になってはいかがでしょうか?
【香水に対する意識が変わった】
日本だとどうしても「男の香水=チャラい」的な印象が拭えないのですが、香水というのが芸術品であるという観点が非常に斬新で、意識を揺さぶられました。
僕自身、香水など一切つけたことがないのですが、
万が一、買うような機会があれば、CHANELの5番」もしくは「ミスディオール」の香水を買ってみようと思いました笑
興味のあるかたはネトフリでぜひチェックしてみてください。
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「五感を鍛える」シリーズ、今後も記事を増やしていきたいと思います。
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