【目が見えない人の恋愛事情】
生まれつき目が見えない方はどのようにして自分がゲイだと気づくのでしょうか?
海外の掲示板 Redditにて、盲目の同性愛者達が自らの経験を語り合い、
大きな反響を呼んでいます。
とても興味深い内容でしたので、久しぶりに海外系の記事となります。
参考にしたRedditスレッドはこちら。
マイノリティーとしての経験
様々なユーザーが思い思いの質問を投げかける AskReddit というスレッド。
そこでの印象的なコメントを紹介したいと思います。
生まれつき目が見えず、そして"凄まじく"ゲイだと自称するRedditユーザーは盲目のゲイとしての恋愛をこう表します。
「誰かを見て心惹かれることってあるだろ?そんな感じだよ、見えてはないけれど。」
他の男性は、
「11か12歳のとき、男と女の違いはわからなかったよ。彼らはどちらも一緒だった。
男の子は興奮させてくれたけど、女の子はそうでなかったこと以外はね。」とのこと。
他の意見も面白いです。
「身体のどんな部位も分からないけど、同性に惹かれるんだ。僕のユニークな状況のおかげで、ゲイであることは選択じゃないことがはっきりわかるんだ。」
そして彼はこう続ける。
「僕が誰かに会ったとき、惹かれるのはその声・匂い・優しさ、
そして困ったときに助けてくれる献身さだよ」
本当に基本的なことだけど、”人を好きになる”とはそういうことなのかなと。
また別のRedditユーザーが言うには、
「果物の匂いを嗅いで"これは美味しいに違いない"と思うだろ?そんな感じさ。」
なるほど。。
「他にこれ以上うまく語れないけど、好きな男性の声を聞くと、僕は勃ってしまうんだ。女性が魅力的だと感じたことは一度もないよ。」
のような旨の書き込みも。
「男性の声を聞くと、それがただ魅力的に聞こえるんだ。」
「彼らを見ることが出来ないとしても、僕は身体的に彼らを想像することが出来る。」
視覚なんて、想像力で十分にカバー出来るようですね。
「セクシャリティーにかかわらず、
ほとんどの人はセックスの時にライトを消して目を閉じてキスするでしょ?」
「私たちは全部ビジュアルから来ていると勘違いしているけど、セックスをする際には、私たちがあまり考えもしないことが起こっているんだよ。」
話題の盲目のゲイ少年の恋愛映画『彼の見つめる先に』も見てみたいなと。
愛とは何か
目が見えなくたって、恋愛は十分に楽しめるようです。
ひょっとすると”視覚”という余計な情報がない方が楽しめたりするのかも・・・。
愛とは一体何か。
そんな当たり前のことを、根本から考え直させてくれる良い投稿でした。
※ポッドキャストはじめました。ゲイ的な話題についても話してます。
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