ケン・リュウの小説
Netflixで配信中の『ラブ、デス&ロボット』という短編アニメ映画。
シーズン2も配信されたので、過去のおすすめエピソードを紹介したいと思います。
このシリーズは、デビッドフィンチャーやティム・ミラーなどがプロデュースしてます。
どの作品も小粒ながらハイクオリティかつ、
1話10~20分ぐらいの短編SFをサクッとみることが出来るのでオススメです。
今回紹介するのはシーズン1の「グッドハンティング」。
原作はケンリュウの『紙の動物園』に収録されている
「良い狩りを」という短編小説が原作だったりします。
あらすじとしては、
人々を悪霊から守る霊の狩人の息子は、
人間に化けることが出来る妖怪と不思議な友情を育むのだが...。
(Netflixより)
魔法があふれる昔話風なストーリーなので、
御伽草子的な話かと思いきや、思わぬ方向に進んでいきます。
制作は中国ではなく韓国アニメスタジオのRed Dog Culture House。
サイケな世界 ~スターが語る幻覚体験~を観た感想 - 世界のねじを巻くブログ
紙の動物園
ケン・リュウの代表作『紙の動物園』、
その中でもお気に入りだった「紙の動物園」「結縄」「1ビットのエラー」
などに匹敵するぐらい個人的には楽しめた今作。
原作の中国の村の雰囲気や、
「きつねうどんかと思ったら蒸しパンだったみないな」と評される、
突然の話の転換が描き切れてはいない気がするけども、
映像化されただけでおお、となりました。
日本のアニメーションのクオリティーに慣れている人がみると、
「大したことないじゃん」と思うかもしれませんが、
海外スタジオでもこんなのがサクッと作れるようになってきているのは
面白い流れだと思います。
中国のアニメーションスタジオは
日本の制作陣を引き抜いてすごいことになっているそうですしね。
17分でみれるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
蛇足ですが、
『Love, Death & Robots』シーズン1のおすすめエピソードとして、
・ジーマブルー
・フィッシュナイト
・ヨーグルトの世界征服
・氷河時代 (※実写映画)
・グッドハ・ンティング
短編映画なのでナンセンスな話が多いですが、
幻想的なSFが好きなら気に入るものがあるかも?
短編で語れる話の筋はさすがに長編に及ばないので、
ストーリー重視のものよりも、
映像美のインパクトに重点を置いてほしいかな、と思います。
ま、この「グッドハンティング」に関しては「意外性」の
ひとことがあてはまる作品だったと思います。
シーズン2も今日から配信。日曜日に気になる作品を見ていきたいと思います。
一分間タイムマシン:5分で見られるアマゾンプライムの映画が良かった
今週のお題「おうち時間2021」