世界のねじを巻くブログ

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チャック・パラニュークが書いた文章術についてのエッセイまとめ

Chuck Palahniukのライティング論

海外のウェブをさまよっている間に、あの『ファイトクラブ』原作小説を書いた
チャックパラニュークの文章術をまとめたエッセイ集があったので、軽く紹介してみようかなと。

(※この投稿は、小説を書く人のエッセイ Advent Calendar 2025 - Adventar 5日目のブログ記事です)

 

まとめた内容は、下記のリンクからPDFが読めます。

・「Craft Essays by Chuck Palahniuk 2005~2007」(PDF)

https://johnpauljaramillo.com/wp-content/uploads/2020/10/36-writing-craft-essays-by-chuck-palahniuk-1.pdf

 

英語もいけて興味ある人は頭から、
そうでない人は、NotebookLMなんかに放り込んで、色々試してみてください。

 

この記事で軽く紹介した
Consider This: Moments in My Writing Life after Which Everything Was Different』と
かぶる内容もあるけれど、
とても参考になる実践的なアドバイスばかりだった。

www.nejimakiblog.com

 

・『Consider This

チャック・パラニュークの文章術 consider this ライティング・エッセイ

 

印象に残った部分

印象に残った部分や要点をざっくりと紹介。

・ハートメソッドとヘッドメソッド

心でつながるハートメソッド(スティーブン・キング風)
圧倒的なリサーチや知識で圧倒する、ヘッドメソッド(トム・クランシー風)

 

・馬のたとえ

物語で繰り返すものを、少数に絞り込むこと

→ それで引っ張らせる

チャックパラニュークでいうと、故郷について書いたエッセイがそれにあたるらしい。

 

まず悪いことが起こる、
→何かすると、さらに悪いことが起こる、というシンプルな構造

 

Big O(円形構造)

→物語の結末やクライシス(危機)から語り始め、そこからフラッシュバック(回想)に入り、物語の残りの部分でその危機に戻ろうとする構造のこと。

・『ファイト・クラブ』

・『華麗なるギャツビー』

・『ティファニーで朝食を』

がそれに当たるんだとか。

 

・短編小説には「キルト型」の構造が効果的らしい。

→キルト形とは、複数の短い独立した物語や行動を、より大きな一つの「包み込む物語(Envelope Drama)」のことで、ミュージカルの『コーラス・ライン』がそれにあたるらしい。 (有名だけど見たことないので近いうちにみる)

 

・"チェーホフの銃"の原理に対しての「埋められた銃」
→銃が良質であるかどうかは、いかにうまく隠されているかにかかっている。物語の序盤で、読者の注意を真実から逸らすように描写することが重要。

 

・現在のシーンが、以前の疑問に何を答えるのか、そしてどのような新しい、より大きな疑問を提起するのかを明確にすることが重要

 

・ジェスチャーや身体的な動作による文章のコントロールについて

→動作を挿入することで、次の会話や「次の音符」までの緊張の長さと強度を正確に制御できるようになる (わかりやすい・・・)

 

・執筆がはかどらない場合

→家で書くことが難しい場合、外部の教室的な環境(例:不動産セミナー、引退計画セミナー、教会の後部座席、自動車局、州司法試験など)を利用して、意図的に自分を「閉じ込める」ことで執筆を促す、とのこと。

チャックパラニュークらしく、ユニークなやり方だなと。笑

 

・比喩をなるべく使わずに、強い動詞を活用して、読者の脳を刺激する

→だからChuck Palahniukの小説は生々しく感じられるのかもね。

ざっとこんな感じ。

僕自身は、短編を数作書いたことがあるかないかぐらいのそれだけど、
こういうの読むとなんか励まされるよね。

来年こそは、それなりの短編集かエッセイ集か、なにかしらZine的なものを書こうと思ってたり。

オチもないけどこの辺で。

・追記(2026.1.7): 『創作のルール: 最初の一行で読者を惹きつける技法』という本が出るらしいです!

チャック・パラニュークの『創作のルール』本が出るらしい。 - ねじまき日記

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