日本語訳で読みたい書籍
はてなブログのお題が「読みたい本」とのことなので、
yomoyomoさんのリストに触発され、以前から書き溜めていた
邦訳の刊行が期待される洋書を紹介しまくってみようかと。
- 日本語訳で読みたい書籍
ということで、
おすすめの洋書や海外文学を紹介していこうかと思います。(読んでる途中・未読含む)
Consider This / Chuck Palahniuk
映画『ファイトクラブ』の原作者として有名な
アメリカの作家・チャックパラニュークの創作論。
自身の体験も交え、映画の効果的な場面やら古典文学の引用をしたりで、
かなり具体的なアドバイスばかり。
本を書きたい人にはほんとおすすめで、
チャックパラニュークを知らない人でも読み物として十分楽しめるはず。
The Collected Stories of Amy Hempel / Amy Hempel
アメリカではカルト的な人気を誇るAmy Hempel。
和訳された文章があまりないのが不思議なぐらいだったり。
エイミーヘンペルが書くのはほとんど短編小説でいわる「クイックフィクション」というものにあたるかなと。そのベスト盤とも言える短篇集。
上にあげたチャックパラニュークもべた褒めの女流作家で、
「どうやってエイミーヘンペルのように書けるんですか?」と聞かれ
→「誰にもできやしない。(No one does.)」と答えているのが非常に印象的。
日本人の琴線にも触れそうな話も多いので
英語で読める方はいますぐチェックしてみてください。
"In the Cemetery Where Al Jolson Is Buried" は本当に読んで損なし。
(※またブログで紹介したいなと思ってたり)
Surrender / U2(Bono)
アイルランドの世界的ロックバンド、U2のボーカリスト・ボノが書いた自伝。
つまみ食いでそこそこ読んだ感想として、
曲の背景から当時のアイルランドの様子までかなり濃ゆい感じで書かれていて、
ファン的にはありがたい一冊になってるな、と。
よく子供時代の記憶がここまで書けるな、と感心を通り越して驚いてしまうけれど、
自分の記憶を糧に曲をつくるアーティストとはそういうもんだろうな、と納得。
マイクロソフトのビルゲイツが京都の図書館に寄付した一冊に含まれていたのも
印象的で、邦訳される可能性がグッとあがったんじゃないか、と勝手に思ってたり。
(U2ファンは今、声を上げるべきかも)
This Is Your Mind on Plants / Michael Pollan
ジャーナリストのマイケル・ポーランが植物について書いた一冊。
WIRED JAPANで名著『幻覚剤は役に立つのか』が取り上げられたこともあり、
「ドラッグの人」という印象が強いけれど、
ポーラン氏自身、ガーデニング好きで、植物に関する本も何冊か書いていたり。
ドラッグやら植物などの本はけっこう専門的な単語が出てくるので、
日本語訳で気軽に読みたいなと。
『幻覚剤は役に立つのか』は日本でもそこそこヒットしたような印象があるし、
最近邦訳が出た『意識をゆさぶる植物──アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性』も読みたい。
※追記:上記の『意識をゆさぶる植物──アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性』がすばり、『This is Your Mind on Plants』だったみたいです、訂正させていただきます。
ドラッグカルチャーはこれから日本でもさらに盛り上がりを見せるはずだし、
Netflixでドキュメンタリー化もされ話題になったので、
この植物本も、じきに日本語訳されると信じてます。
David Bowie Made Me Gay / Bullock, Darryl W.
とあるきっかけで見かけたゲイカルチャーな本。
ここ100年のポピュラー音楽を振り返り、LGBTQ+な曲と歴史背景を解説した一冊。
まだあまり読めてないですが、プライド月間ということで
少しずつ読んでいきたいなと。
LESS IS LOST / Andrew Sean Greer
クィア小説の『LESS』の続編。
前作は歳を取ったゲイが世界を旅する話だったけれど
今回はアメリカ横断をする話なんだとか。
ドラッグ的な話も出てくるそうなのでこれも多分面白いはず。
英語版を読もうか、翻訳を待つかちょっと迷っている一冊。
Tomorrow, and Tomorrow, and Tomorrow / Gabrielle Zevin
海外の雑誌やメディアなどで軒並み高評価な作品。
ゲームがテーマの話だということで『レディ・プレイヤー・ワン』みたいなのかと思っているけれどどんな感じなんだろう?
→ 日本語訳されるそうです!ありがたい限り=
A Little Life / Hanya Yanagihara
日系人のハニャ・ヤナギハラの著作は、
恥ずかしながら一冊も読んだことがないんだけれど、
「そろそろ読まねば」と思って数年経ってたり。
(どの作品もまあまあのボリュームなので、
日本語で読めると楽なんだけどな、と思いながら)
デビュー作の『森の人々』は和訳されてるっぽくてびっくり。
日本人の感想があまりなく、実際読んだ人の声を聞いてみたいなと思ったり。
その他の おすすめ/読みたい作品
時間がないので思いついたのをザっと書いていこうかなと。
『HOW I BUILT THIS / Guy Raz』
有名ポッドキャストの書籍版。
成功した起業家の話をいっぱい読めます。
『Beyound Beatmatching』
いわゆる初心者向けDJ論を書いた一冊。
『THE MOTH』
有名ラジオ番組の、印象的な実話を集めた一冊。
『A Wrinkle in Time / Madeleine L'Engle』
シリコンバレー界隈でも有名な児童書の定番。
映画化されてからの日本語訳に期待していたけど、
ディズニーが盛り上げる気が全くなかったためヒットせず
三部作ということもあって、英語で読むにはちょっと長いので読めてない。
英語多読教材としても割と有名かと。
音楽論な一冊。こういうの英語だとたくさんあるんだろうなと。
音楽やスポーツなどニッチな本に関しては、
「それは売れないだろうなぁ」ってやつも翻訳されてたりするので、
けっこうファンの声がデカければ強ければ、熱意のある翻訳家さんが
もしかすると訳してくれるかも。
『ボビー・ギレスピー自伝』『ヒクソン・グレイシー自伝』『音楽のはたらき』とかも出るぐらいだし。
そろそろこんな感じで。(※随時更新していこうかなと)
追記:
ポール・オースターの対談本。(最近出たばかり)
Kindle本の方が高いってどういうあれなんだろう。
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翻訳者の方が見てくれるかも、という話なので、海外文学好きの方はぜひとも。
他にもおすすめの洋書があればコメント頂ければ、
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