ネットフリックスと小説の映像化
ニューヨークタイムズのこんな記事が面白かったので軽く紹介。
簡単にいうと、「ネトフリが世界文学を食い荒らしている」的な話。
・Netflix Is Gobbling Up World Literature. What Could Go Wrong?
最近、世界の有名な本を次々と映像化しているネットフリックス。
『百年の孤独』『ペドロ・パラモ』『三体』『山猫』など、
かなり有名どころにどんどん着手しているのは誰がみても明らか。
小説を映像化する傾向は、
ロアルド・ダールの原作の権利を購入したあたりから急に加速したのかな~という印象。
世界中にファンを抱える日本のアニメもその例外ではなく、
『幽遊白書』『ワンピース』『寄生獣』など、
どんどん漫画やアニメが映画やドラマ化しているので、
日本人としてもその実感がわく人は多いはず。
どうせなら映像化の挫折が続く『AKIRA』を映画化してくれよ、
と思わなくもないし、
日本人として、海外資本にマンガ原作を安売りするのもどうなの?と思ったりもする。
(どうせならU-NEXTで見れたほうがいいと思う)
そういえば、Apple TVも『パチンコ』を映像化していたりもするし、
良い小説の権利を購入して、映像化してより多くのファンを取り込む、という方法は
ストリーミング配信サービスの手堅い戦略なのかも。
素材がよければ、映像もそれなりには仕上がるので、
といいたいところだけれど、成功している作品はそれほど多くないのは
映像化の宿命というかなんというか。
映画やドラマとして見られるのは嬉しいけれど、
だいたいは「オリジナルがよかった」となることが多いので、
何かしらの原作を痛めず、現代風にアレンジをする工夫するとよいのかも?
(※三体はその辺がうまかった)
どうぜ映像化するのであれば、
あまり日の当たらない、けど面白い短編小説を30分ぐらいで映像化してくれるシリーズが出てくるととても嬉しいけれど、あまりまだそういう動きは見られないような。
・『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』
これはわりとよかった記憶。
ニューヨークタイムズの記事がいうように、
どれも「Netflix化」している感じは否めないので、
もうすこし原作への愛を感じさせるアダプテーションがされるといいな、という話。
「gobbling up」(食い荒らす)という英語表現も学べた日曜の夜でした。
特にオチもないけどそろそろこの辺で。