ネットフリックスっぽさの原因
Netflixオリジナルの映画・ドラマの映像は、
どれも似たようなイメージを持ってる方、実は多いんじゃないでしょうか。
全体的に暗い、もしくは異様に鮮やかなコントラストな傾向があるのは、
みんな納得するところかと。
今回紹介するのはそんな 「Netflix Look」について書かれた記事。
たとえば上記の記事で、
暗いドラマ代表として挙げられていたのが
Netflixオリジナルの『サンドマン』。
本編をフルで観てないのでなんともいえないですが、
ちょこちょこ断片的に覗いてみると確かに全体的に暗い、重い。
”Netflix Look”と揶揄されていしまうのも、ちょっとうなずけてしまう映像。
ネットフリックス的な映像が量産されてしまう理由として、
「4K HDR」での撮影を強いたため、
承認されたカメラがだけが使われるようになり、
同じような映像になってしまうという分析が書かれていたので
なるほどな~と。
映像が酷評されていた『レッド・ノーティス』
コントラストがきつく、背景の光がなんか不自然。
ゲームっぽい映像といえるのかも。
こんな風に映像調整がきつすぎる作品は、
"洗練された風"に見えるけど、
個性が失われてつまらなくなったのでは?
という意見がよく出ているみたいです。
あんまり批判ばかり書くのはあれなので、
個人的に映像が良かった作品として
『クイーンズ・ギャンビット』を挙げておきたいなと。
コントラストの強弱で
時代背景の移り変わりを表現していたのであれはあれで良かった。
ちょっと暗いのは気になるけど、
モノクロに挑戦した『ROMA』は異質で凄かったなと。
(ラストの波の映像は歴史に残る映像といってもいいぐらい)
良い作品もたくさんあるので、批判ばかりするのはフェアじゃないと思いますが、
最近のヒット狙いなネトフリオリジナル作品は、
ちょっとキツい映像だな、と思うことが確かに多いなと。
この辺りは人の好みによるので、みんなの意見を聞いてみたかったり。
・・・一方、日本では、
16mmカメラで撮影された『ケイコ 目を澄ませて』が日本映画作品賞受賞。
映えない映像でも評価されているのは実はすごいことで、
日本人として誇っていいところなのかも。
(僕も映画館で観ましたが、空気感が抜群に良かったし)
上に挙げた記事では、
豊富なデザインを持った例として『TOKYO VICE』が
褒められていたので、ちょっとみてみようかなと思ったり。
Instagramでも同じようなことが起こってますが、
そろそろフィルターまみれのコントラスト映えする映像は
飽きられてくるのかも?と感じた記事でした。
ネトフリっぽい映像ができる理由、
こちらのニュースレターも面白かったのでぜひとも。