【市民ランナーに朗報?】
この特許は、ランニングの際などでも身に着けておける携帯型デバイスにおいて、再生する音楽のテンポを体の動きと同じリズムに合うよう変える技術を説明したもの。何らかのセンサで体の動きを検知し、振動などの波形からリズムを検出したうえで、音楽の再生速度を調整する仕組みだ。
【運動ペースと音楽を同期】
Appleの「音楽と運動ペースを同期させる」という技術でふと思い出したのが、
任天堂の3Dアクションゲームの名作「マリオギャラクシー」のBGM。
マリオギャラクシーシリーズでは、
「マリオの動きと音楽が同期するステージ」がいくつか見られます。
Wiiリモコンの傾きで玉を操作する「タマコロ」ステージもその一つ。
(0:33~辺りからぜひご覧ください)
おわかりでしょうか?
プレイヤーがWiiリモコンで操作する玉のスピードに合わせ
BGMのテンポが自動的に同期され、絶妙な没入感を生み出します。
見るだけではわかりにくいかもしれませんが、これ結構ワクワクするんですよ笑
ランニングでいえば、
ペースを落とせば音楽はゆっくり流せるし、
速く走ればテンポを上げられる。
自由に音楽のテンポを変えられるわけです。
つまり、ランニング中にあのルー・リードのスローテンポな名曲を聞ける、
つまり「ワイルドサイドを歩け」ならぬ、「ワイルドサイドを走れ」という聴き方も可能と言うことでしょうか。
個人的にはワグナーの「ワルキューレの騎行」やドアーズの「ハートに火をつけて」を聞きながら爆走してみたいですね。
またもう一点、ランナーならおわかりかと思いますが、
「走るペースを一定に保つ」というのは非常に難しく、
プロのマラソンランナーでも容易に出来ることではありません。
しかし、この技術により、「音楽のテンポを一定に保つ」ことを心掛ければ、スマホやランニングウォッチを見なくても、走行ペースを一定に保てるようになるかもしれません。 これは画期的な技術ですね。
【走る楽しみがさらに増える?】
「音楽と動きを同期させる」という技術は、あくまで公開特許になったという話であり、実用化されるかどうかはまだ不明です。
しかし、ランナーにとっては期待の技術といえるでしょう。
ランニングだけと言わずに、
ダンスや水泳、剣道、卓球など様々なスポーツに活かすのも面白いかもしれません。
また、体の動きだけでなく、心拍数とも音を同期できる技術とのことなので、
ホラーゲームで「自分の心拍音をイヤホンで大きく流す」などの演出をすれば、大きなインパクトになるんじゃないでしょうか。
コストもそれほど掛からなさそうなので、今後の発展に期待したいですね!
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