世界のねじを巻くブログ

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ビートルズの伝説的ライブ音源がGoogle Musicに

【Live At The Hollywood Bowl】

あのビートルズの伝説的ライブアルバムがついにCD音源化。
まずは下記の動画をご覧ください。

■1977年に発売となった13曲入りのアナログ盤(邦題:『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ! 』)はすでに廃盤となっていますが、今作はそのアルバムの単なるリイシューではなく、コンサートのオリジナル3トラックのテープを直接のソースにして作られた、全く新しいアルバムです。 コンサート会場の熱気と興奮を保持しつつ、現在望みうる最高の鮮明さと音質でバンドのパフォーマンスを再現するため、グラミーを受賞したプロデューサーのジャイルズ・マーティンと、同じくグラミーを受賞したエンジニアのサム・オーケルは、ジャイルズの父であるサー・ジョージ・マーティンがプロデュースしたオリジナル・アルバム収録の13曲の他に、この歴史的なコンサートから「4曲」の未発表レコーディング曲を新たに追加、アビイ・ロード・スタジオで念入りなリミックスとリマスターを施しました。 Amazonより

昔からビートルズのライブ盤として評価の高かった『ザ・ビートルズ・スーパー・ライヴ! 』ですが、すでに廃盤であり、レコードしかなかったため一般ではなかなか聞くことができませんでした。

しかし今回、9/9に『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル』が発売され
ボーナストラック・リマスターなどを施され、新しいアルバムとして再び甦りました。

今回CDだけでなく、2016/9/22に映画『ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK –The Touring Years』も公開されるようです。

【ライブ・アット・ザ・ハリウッドボウル レビュー】

ビートルズ唯一の公式ライブアルバム、軽くレビューしたいと思います。

 1stアルバムの『Please Please Me』からの名曲「Twist and Shout」からスタート。
アイドルという名前がもったいないほどの歌唱力を見せつけます。
女の子の歓声もすごいです。"黄色い声"というのはこういうことを言うのでしょう。

二曲目の「Dizzy Miss Lizzy」でさっそくジョンレノンのMCが聞けますが、この頃から話す声は晩年の頃と全く変わっていませんね。

「She's a Woman」とかも懐かしすぎ1ます。
最近初期ビートルズのアルバムは聴いていませんでしたが、
よい機会なので 一通り聞き返してみようと思います。
 
誰でも知ってる名曲「Ticket to Ride」「Can't Buy Me Love」「A Hard Day's Night」「Help!」「She Loves You」等もCD以上のクオリティ。
 
今気付きましたが、映画『イエスマン』の好きなワンシーンに、まさにこのライブアルバムの会場であるハリウッドボウルでこの名曲を歌うシーンがあるのですが、実際にビートルズが演奏していたことから由来していたんですね。

 
ポールの「All My Loving」は年老いた今の歌い方の方が味があって好きかもしれません。
「Roll over Beethoven」など、しっかりカバーバンドとしての一面もしっかりアピールしています。
 
最も聴き応えのある曲といえば、ラストにポールがボーカルを取る「Long Tall Sally」。(若くてどのメンバーも声が似ているので間違えていたらすみません)
リトル・リチャードの名曲を完全に自分たちのものにしています。

ボーナストラックの4曲もボーナスにするにはもったいないほど。
 
一通り聞いてみた感想として、
「ビートルズすげえ」の一言。
ビートルズがたまたま売れたバンドではなく、実力でのし上がった
世界一になるべくしてなったロックバンドである
ということがはっきりわかるライブ音源でした。
 
 こんなこと書いても野暮なことは分かっているのですが、
後期の『リボルバー』『サージェントペパーズ』『ホワイトアルバム』辺りのライブも聞いてみたかったですね。
古い音源でしたが、聞いてる最中に数年前のポール・マッカートニーの大阪城ホールでのコンサートの思い出が甦りました。
 
ついでに好きなライブ音源を少し紹介。
・ポールのヘルタースケルター。
こんなかっこいいおじいちゃん、いてもよいのでしょうか。

・『サージェントペパーズ』からのレア曲も。

【感想】

噂には聞いていましたが、伝説のあのハリウッドボウルの音源がついにCD化。
素晴らしいの一言。
Google Musicのみならず、Apple Musicでも聴けるようです。
高音質のSHM-CDも出ていますので、気になる方はぜひ。


ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル SHM-CD