コミュニティーというスタートアップ
Communityというアメリカのスタートアップに関する記事を
最近よく見るようになってきた。
アメリカではSNSでのプロモーションは飽和してきて、
ポッドキャストからのニュースレターに移り変わり、
そして今回紹介するSMSに足場が移ってきてるように思う。
・・・念のため書いておくと
SNSではなく、SMS(ショートメッセージングサービス)のこと。
電話番号宛てにテキストメッセージを送るあれ。
・Are Text Messages the New Social Media? One Start-Up Thinks So. - The New York Times
上のNYTimesの記事によると、
マクドナルド、HBO、ニューヨーク ヤンキース、コンデナストなど大手企業も
PR用にCommunityを採用しはじめているとのこと。
例えば今月も、マクドナルドがニューヨークのタイムズスクエアに
電話番号を載せた広告を載せたそうで。
なぜこれが今更注目されているのかというと、
SNSやメールマガジンなどに比べてエンゲージメント・開封率が
圧倒的にいいからなんだそう。
ニュースレターブームが到来し、大量のメールで溢れたInbox。
流行ればはやるほど見られなくなるパラドックス、
つぎの移行先はというと、電話番号なんだということみたいで。
メールアドレスも何十年と変えないけれど、
TELもSIMや通信会社を跨いでの機種変更をしない限りは変わらないし。
一台(というか1SIM)につき1つの電話番号なので、
意味のない投稿は避けられる。
エミネム、ポール マッカートニー、ジェニファーロペスなど大物アーティストから
直接メッセージが届くサービスとして
日本でも一時期ニュースが流れたような記憶があったなと。
コミュニティの価格は、最大 1,000 人の購読者分で月額 $99 から始まり、
登録者の数によって変化するとのこと。
アメリカでマリオの新作映画のプロモーションも、
このサービスを使って行われたという話も読んだり。
企業と顧客は、限定のリンクやクーポンによって親密な関係を築いていくとかそういう方向に行くみたいで。
最新のマーケティングはそんな感じなんだなぁ、と印象に残ったので、
ざっくり書いてみました。
・・・ただ、この「コミュニティー」に限らず
SMSでのテキストメッセージは1通=数円と 費用がそこそこかかるので、
大企業や余力のある会社しかできないかもね、と思ったり。
日本では企業からテキストメッセージが来るのはあんまり歓迎されない感じがするけれど、これからは当たり前になるのかどうかちょっと気になるところ。
今回はこの辺で。