世界のねじを巻くブログ

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Apple Music Classicはクラシック音楽を救うのか?

オーケストラ人気とストリーミング配信

最近アメリカでサービス開始した「アップルミュージッククラシック」が気になってます。

「Apple Music Classical」が配信開始 日本は順次利用可能に

 

・世界最大のクラシック音楽ライブラリ
・音質が良い
・検索機能が優れている
・音声解説


などSpotifyなど従来の音楽ストリーミングサービスと比較して
クラシック音楽に特化したサービス。

 

Apple Music Classical aims to reach music lovers the streaming revolution left behind | NPR

 

ストリーミング配信とクラシック音楽の相性の悪さは以前からよく言われていて、

 

・曲の名前、作曲者、演奏者、楽章など
音楽の情報がポップミュージックと比較して複雑

 

・いわば基本カバー曲、なので従来の検索機能では対応するのが難しい
(「四季」だけでも数千、数万以上の演奏があるだろうし)

 

などクラシック音楽独自の問題がこれで解決されるのか、
というのが見どころなんだろうなと。

 

いままでもクラシック音楽のストリーミング配信サービスはいくつかあるんですが、
どれもいまいち主流になれず、というのが続いていたそうで。

 

コロナ禍から海外でも交響曲が流行している
という記事を読んだけど、そういう流れもあって、
アップルも力を入れ始めただんろうなと。

 

海外でのお値段は月額 $10.99/£10.99とのことで、

日本円での月額価格の発表はまだだそうですが、
Spotifyプレミアム以上になりそうなので、
正直ちょっとお高いかな・・・というのが正直なところ。

 

 

アップルの狙いとしては、
このサービス自体で大きな利益を出すつもりではなく、

・クラシック音楽愛好家と、ハイブランド好きのAppleユーザーがマッチしている

クラシック音楽好きはオーディオへお金をかけられる富裕層である割合が高い

 

そのためこのサービスをきっかけに、
iPhoneやHomePods、Airpodsなどに誘導してくつもりだろう、
上の記事でも書かれていました。

 

今のストリーミング配信における収益分配は基本的に
「1再生何円」なので、
3分の曲と、20分の曲、どちらが再生回数が稼げるかというと
答えは歴然で、

ただ単に再生回数によって利益が配分される仕組みは見直されるのでは?
という話も。

 

他の注目ポイントとしては、
ヨーヨー・マ、ヒラリー・ハーン、レディオヘッドのジョニー・グリーンウッドなど
大物アーティストもサポートするとのことで、
アーティストとのコラボにも力をいれていくそうで。

 

また、Apple Musci Classicは
現時点ではパソコン・ブラウザで使用できないようなので(iPhoneのみ)
まだまだこれからの展開がどうなるかわからない探り探りな感じ。

 

(ドイツのグラモフォンも確かストリーミング配信やってた気がするけど
あれの評判はどうなんだろう・・・)

 

いずれにせよ日本でのサービス開始はまだまだ先になりそうですが、
なんだかんだ期待してます。

(とりあえず1ヶ月は入ってみるつもり)

若者からあまり見向きもされなかったクラシック、
こういうのをきっかけに陽の目があたるといいなと。

 

www.nejimakiblog.com

SNSの次はSMS。Communityというテキストメッセージサービスが流行るかも。