本当においしいドーナツ@BRUTUS
雑誌ブルータスでなんと『本当においしいドーナツ』特集が。
表紙の ”ドーナツは、ブームじゃなくて文化です。”という文字が頼もしく、
甘いものには目がないので、さっそく読んでみました。
冒頭からいきなり京都のドーナツ屋さん 「Kew」が載っててびっくりしたけれど、
実は、世界クラスのルーツを持つ屈指の名店だからそうで。
「味の副音声」というポッドキャストで噂を聞いて以来、
ずっと行きたかったドーナツ屋さんだったりもします。
(実は来週、龍安寺付近に用事があるので寄っていこうかなと)
※追記(2022.9.7):
コメント頂いたところ、Kewのドーナツはもちろん、チーズケーキが絶品だそうです。
雑誌にも書いてあったとおり、現在人気のため予約制なので行かれる方はご注意を!
読みどころは、やっぱり速水健朗さんの「ドーナツ・カルチャー考。」
ツインピークスやBTS、山下達郎や村上春樹まで
ドーナツとカルチャーの関わりを描いたコラム。
ツインピークスといえば、コーヒーとチェリーパイとドーナツ。
こんな動画もあるなんて。
ひさびさに見たけどクーパー捜査官がほんとに美形でびびる。
ザ・シンプソンズに言及がないのは個人的に残念ですが、
短いながらも読み応えある文章でした。
このように、ドーナツをめぐるカルチャーは、その形の通りに無限ループするように思えます。
ちなみに時代的な話でいくと、
1970年にダンキンドーナツが日本上陸、
1971年にミスタードーナツも上陸。
ミスドの方が後だったのはちょっと意外かも。
24時間営業していた時期もあると聞いてさらにびっくり。
なにげにDJ松永さんのエピソードもやばくて笑える。
10個ほど買って一気に食べてしまうので、胃薬を飲む羽目になるんですが(苦笑)
ほかにも、
言語学・哲学・建築・宇宙(!)などあらゆる視点からDonutsを語ってたり
ニッチながらも手抜きがない一冊。
「聖域としてのミスタードーナツ」という穂村弘さんの俳句エッセイもおもしろく、
ドーナツの歴史やミスドグッズ特集、世界のドーナツ屋特集など
あらゆる方向からドーナツを楽しめるかと。
ドーナツショップ 全国マップも無料で公開しているという太っ腹ぶり。
沖縄は米軍基地があるからか、ドーナツ屋のレベル高そうでかなり気になるな。。
・・・まあそんな感じで甘いもの好きなら読んで損はないかと。
さいごに最近食べたのドーナツの話をすると
ミスタードーナツの「いもド」シリーズがうまし、だったのでおすすめです。
ああ、またドーナツが食べたくなってきたな。