世界のねじを巻くブログ

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アメリカでのドライブインシアターの成り立ちについて

【車で見る映画の歴史】

海外のニュースサイトをチェックしていると、
Happy Birthday to the Drive-In Movie Theater!」という興味深い記事を見つけました。
記事によると、1933年6月6日にドライブインシアターが始まってからなんと83年が経ったようです。
日本ではほぼ廃れてしまった「ドライブインシアター」ですが、僕の「死ぬまでにやりたいことリスト」にも入っているものであるため、少し調べ記事を書きたいと思います。

【ドライブインシアターとは】

ドライブインシアターとは何でしょうか?
下記リンクが良くまとまっていたので、詳しく知りたい方はぜひ。

まあ、単純に言ってしまえば「ドライブイン」という言葉の通り、
"車に乗ったまま観る映画"のことです。
駐車場に巨大なスクリーンを設置して、音声はラジオから受信する等の方法を取ります。

ドライブインシアターのメリットとして、

・周りの観客を気にすることなく映画を愉しめる
・特別な雰囲気を楽しむことができる
・子供連れでも問題ないため家族で楽しめる

等が挙げられます。
やはり狭い空間の中でみんなそろって映画を観ることができる特別感が利点の大きな部分を占めるのではないでしょうか。

 

【成り立ち・人気】

 ドライブインシアターはあくまで映画のギミックの一部として作られた、と思ってしまうかもしれませんが、実は母親思いの男から生まれたものでした

ドライブインシアターの原型を作ったRichard Hollingshead(以下リチャード)の
母親は、大柄な女性であったため、
映画館の小さな座席に座るが難しかったようです。
 
 
母の「車から映画を観られればよいのに」という考えを本気にした母親思いのリチャードは、このアイデアを実現しようとしました。

裏庭の木の間にシートを吊るし、
プロジェクターを車のボンネットに置き

それに加え、音響を高めるため、
車のウインドウを様々な高さに変えたり、
芝生のスプリンクラーを使って雨を表現し、

などのアイデアを加えました。
こうしてドライブインシアターの原型が出来上がったそうです。

このドライブインシアターの原型が出来た5年後に、リチャードは「自動車映画館」の特許を取り、1933年6月6日、ニュージャージーで "家族連れ大歓迎!"の広告と共に、ドライブインシアターをオープンさせました。

本場のアメリカでは全盛期には4000以上のドライブインシアターが賑わいました。
ちなみに現在ではテレビの普及により338箇所でしか行われていないようです。

【日本でも見る方法】

ドライブインシアターの成り立ちがこんなにドラマチックだとは思いませんでしたが、
色々調べていくなかで、
さらにドライブインシアターで映画を観てみたくなりました。

今年も沖縄で3日限りのドライブインシアターが出現していたり、
完全には廃れていないようなので、まだ望みはありそうです。

みなさんも、ぜひドライブインシアターを観てはいかかでしょうか。
きっと忘れられない体験になるでしょう。

2020年も、東京で「Do it Theater」を楽しんでみてはいかがでしょうか??

サチモスのライブや、MINIの車のみ観られるイベントなど、
新型コロナに対応したイベントがたくさん開催されるようです。