【同性婚に対応した京都の企業】
本日8/1に、株式会社はてなから社内規定の改定に関するプレスリリースが発表されました。
ちょっとしたプレスリリースから、株式会社はてなのホワイトな雰囲気が溢れ出ていたので、今回紹介したいと思います。
【LGBTに対応したはてなの社内規定】
株式会社はてな(代表取締役社長:栗栖義臣/本社所在地:京都市中京区)は、従業員の多様な価値観や個性に対応するダイバーシティ施策の一環として、本日8月1日より就業規則等の社内規定における「配偶者」の定義を同性や事実婚のパートナーを含むものに変更しました。これにより「結婚(法律上の婚姻)」を対象とする福利厚生制度の適用範囲も拡大されます。
未だに ダイバーシティ=女性の活躍 と勘違いする企業が多い中、事実婚まで踏み込んでいるところに、さすがははてなと言わざるを得ません。
また、オフィスランチがおいしそうです。
京都オフィス・東京オフィスともに、毎日13時から手づくりのランチを提供している。実質的な従業員負担はなく利用することが可能。オフィスランチのメニューは毎日「はてなオフィスランチブログ」で公開している。 http://officelunch.hatenastaff.com/
Googleの社員食堂にもタメを張れる、とまでは言いませんが、かなり羨ましいです。
戦争でも、食事が兵士のモチベーションを大きく左右すると言うように、こういった福利厚生も馬鹿にできません。
近距離通勤制度も素晴らしい。
オフィスから半径5km圏内に住む社員に対し月2万円を補助する制度。自転車通勤者が多かったことから開始し、2012年より「近距離通勤の場合のみ自転車での通勤を推奨する」制度へ変更。
そりゃあ、自転車で通勤したくなりますよね。会社と従業員、理想のWin-Winの形と言えるでしょう。
ちなみに、一見保守的そうな京都ですが、意外と下記のようにLGBTに寄り添ったサービスが増えてきているようです。
なぜ京都でLGBT?と考えてみたところ、
・昔男色文化が盛んだったこと
・仏教はLGBTをNGとしていないこと
・外国人観光客が増えてきていること
上記の理由等により、京都でLGBTの勢いが増してきても不思議ではないでしょう。
ちなみに、株式会社はてなは、CTOの退任と3代目CTOの就任を発表をしたばかりです。
新CTOの就任によせて - はてな2代目社長のブログ
新体制になり、社内の福利厚生から一気に変えてきた株式会社はてな。
これからの発展に大いに期待しましょう。
【おわりに】
先日も、楽天が社内規定における配偶者の定義を変更したことで話題になりました。
京都には任天堂・京セラ・オムロンなど、昔の伝統を活かしつつ、最先端を突っ走る企業がいくつもひしめき合っています。
はてなに続いて、他社のグローバル企業としての姿勢をぜひてみたいところです。