【ゲイ・トランスジェンダーもぜひ】
Netflixでドキュメンタリーのカテゴリをチェックしていると、
『ゲームフェイス』というタイトルに目を惹かれ、観ることに。
タイトルからは予想もつかない、
なんとスポーツ界のセクシャルマイノリティに触れた映画のようです。
Game Face概要あらすじ
海外の公式サイトはこちら
今回紹介する『ゲームフェイス(GAME FACE)』という映画は、
二人のトランスジェンダーに商店を当てたドキュメンタリー映画です。
映画の概要として、
・UFCを目指し総合格闘技で最初のトランスジェンダーとして活躍している
ファロン・フォックス(M to Fのトランスジェンダー)
・NBA選手になることを夢見る、ゲイの高校生バスケットボール選手の
テレンス・クレメンス
主に上記二人のストーリーが交互に描かれていきます。
(他の選手についての紹介もあります。)
「UFCとは何?」って方はは軽く昔の記事で触れているので、気になる方はご参照ください。
【印象に残った部分・感想】
ネトフリで見た感想・レビューを書きたいと思います。
●総合格闘家のフォックス(M to Fのトランスジェンダー)
・コーチからも"公表するな’’と言われていたこと
・総合格闘技の試合も全然組むことが出来なかった。
・トランスジェンダーであることがメディアで痛烈に批判される
●ゲイのバスケットボールプレーヤーのクレメンス
・チームメイトと夢を掴むつもりが、ゲイであることがばれたためレギュラーから外される
・「うまいやり方がわからないーでも誰に聞ける?」
・(カミングアウトについて聞かれ)「慎重にならないとね。常におとぎ話とは限らない」という回答
プロ格闘家として初勝利を収めたインタビューでも、
憂鬱そうなフォックスの様子がかなり気にかかりました。
勝っても晴れないほどのストレスを抱えていたのでしょうか。
他にも、ゲイのバスケットボールプレーヤーである、
Johnsonの「正直に生きていきたいーー結果がどうあれ。」
という言葉が強く心に残りました。
LGBTにあまり興味がない方でもこの映画を観ることで、
”どういった部分にセクシャリティの人々が苦労してるのか”
そういった部分が少しでも理解できるのではないでしょうか。
いまや抽象的な枠組みになりつつある「性」という概念。
スポーツにしろ、政治にしろ、恋愛にしろ、
性という枠組みでで区別することが、難しくなってきています。
今回映画に登場したファロン・フォックスも、
UFCに出場することは未だに認められていないようです。
「元々男だったのだから、女として闘うのはずるい」
「女性に性転換したのだから、女として認められるべき」
どちらの言い分も筋は通っているように思われます。
スポーツ界では当たり前のようにまかり通っている、
「男」か「女」という性の概念。
一度考えなおす必要があるのではないでしょうか。