世界のねじを巻くブログ

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浜崎あゆみがゲイに人気らしいので久しぶりに聞いてみた感想

【アユがなぜ受けるのか】

エイベックスの頭ともいえる、歌姫・浜崎あゆみさん。
どうやら,いわゆる"ホモ受け"が良いことで有名です。
他にもユーミンやドリカムなどゲイに人気といわれるアーティストはいますが、浜崎あゆみさんは昔から根強い人気がある模様。

また、現在行われている「東京レインボープライド2018(TRP)」の最終日のライブに出演するとのこと。

最近まったく聞いていなかったあゆですが、せっかくの機会なので、実際にベストアルバム・代表曲をざっと聞いてみて、当事者の僕がなぜ人気なのかを探ってみました。

【マイノリティーへの理解】

ギャル層からの絶大な人気を誇った浜崎あゆみさん。
エイベックスのゴリ押しもあってか、ミリオンシングルも当たり前のように出し続けた時期がありました。
どちらかといえば女性に人気がありそうな歌手なので、なんでゲイに人気なのか、いまいちつかめていませんでした。

でも改めて今聞いてみると、ゲイ受けする部分が。
印象に残った曲をいくつか紹介したいと思います。 

Boys & Girls

個人的に浜崎あゆみといえばこれ、という一曲。

輝きだした 僕達を誰が止めることなど出来るだろう
はばたきだした 彼達を誰に止める権利があったのだろう

わりとまんまゲイのことを歌ったように聞こえなくもありません。



Trauma

トラウマという曲の歌詞も、悩めるゲイの目線で描かれているように読み取れます。

与えられた自分だけの 正気と狂気があって
そのどちらも否定せずに存在するなら

幸せの基準はいつも 自分のものさしで 決めてきたから

曲も非常に有名なので、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

Green

2010年代でいえば、グリーンという曲でもそれっぽい感じのものがあります。
PVもなんか男性だけのダンスなど、同性愛を意識してそうなイメージ。

本当はきっとずっと
解ってたはずなのにね
現実に目を背けてた
真実を否定してた

上記の歌詞も、自分の性指向を認められずに目を背けているマイノリティーを歌っているかのようです。

 

how beautiful you are

最近のこの曲のPVではマッチョな男性二人が見つめ合うシーンが直接的に描かれています。

隠喩とかじゃなくてもうストレートに表されてますね。

Independent

このインデペンデント(自立)という曲も、歌詞がいかにも同性愛な感じ。

何て事ないささいな出来事に
また僕はおびえてる
それを隠そうとしては
強がるクセ発揮する

僕には君が必要みたいで
君にも僕が必要なら
そこに特に理由はいらないみたいね
悪くないかもこんな毎日

この曲、ギターのリフがNew Orderの曲っぽくて個人的に大好きです。

 

調べてみると、浜崎あゆみさんはデビュー当時からゲイシティである新宿二丁目で過ごしていたようであり、単純に音楽のみの話ではなさそうです。

てっきり、"マドンナのまねごとをして、LGBTフレンドリーなアピールをしているだけ"なのかと思っていましたが、本人のTwitterやインスタグラムでもはっきりとLGBTについて言及されています。

 

デビューしたばかりの頃から新宿2丁目が大好きだ。私の青春時代は2丁目で過ごした想い出で埋め尽くされている。狂ったように忙しかったあの頃、仕事が終わってごはんを食べるのも、飲みに行くのも、ボロボロになって泣きに行くのも、嬉しいことがあってお祝いをするのも、いつだって2丁目だった。先日、今年のツアーが無事幕を開けたので少しホッとした私は、昨夜友達がママをやっているお店に遊びに行った。そう、やっぱり2丁目なのだ。相変わらず狭くて古くてタバコ臭くて(ごめんねママ、褒めてるのよこれ笑)壁にはウィットに富んだポスターが並んでいる空間は素の自分に戻れるような、でもおセンチにもなるような空間。 そして今日は長い付き合いになる大事な女性に会って、その人の話を聞いて言葉を失い、昨夜帰宅してから悶々とひとり考えていたとある事が更に自分の中で大きくなった。 それは、日本はどうしてこんなにもマイノリティへの理解がなかなか進まないのだろうという事。例えばLGBTの人達に関するセクシャルマイノリティーしかり、女性が男性社会で権力を持ち発言しようものならマイノリティーオピニオンだ、と。 だったら私はマイノリティーの一部として発信し続けようじゃないの。少数派である事イコール弱者ではないと。多数派イコール強者ではないと。 楽しんだモン勝ちよ!笑って笑っていきましょう!

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デビューしたばかりの頃から新宿2丁目が大好きだ。私の青春時代は2丁目で過ごした想い出で埋め尽くされている。狂ったように忙しかったあの頃、仕事が終わってごはんを食べるのも、飲みに行くのも、ボロボロになって泣きに行くのも、嬉しいことがあってお祝いをするのも、いつだって2丁目だった。

僕自身、聴く以前は正直なところ
「浜崎あゆみ?今何してるの?」
ぐらいのイメージでしたが、そんなことは言えなくなりました。。すみません。

久々にアユの曲を真面目に聞きましたが、初期のメロディーセンスは流石ですね。
最近の曲も洋楽のエッセンスをギュッと詰め込んだ感じでかっこいいです。
さすがにJ-POP界を牽引する存在なだけに、CMで聞いたことがある曲がいくつもあります。
個人的に「Startin'」なんかはパナソニックのデジカメのCMがパッと頭に浮かびます笑

最後になぜゲイに人気なのか、を軽くかいてみます。
感情をそのまま吐露するような歌詞
が、ゲイの心をを代弁しているように聞こえるからでしょうか。華やか・派手な部分も見せつつ、少し病んだような歌詞がグッと響きます。
世間の"のけ者的存在"であるギャルに対する歌詞が、ゲイにも刺さる部分があるのかもしれません。

そして何よりも、曲だけでなく昔からLGBT文化にもリスペクトを示している部分が、何よりも共感を生んだのでしょう。

【東京レインボープライドのライブも】

GWに東京におられる方はぜひ、浜崎あゆみさんのコンサートを見に行ってみてはいかがでしょうか?

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