【エンドロールを見逃すな!】
「映画が終われば席を立つか立たないか?」
人によって意見は異なると思いますが、みなさんは映画館でスタッフロールを最後まで座ってみる派でしょうか?見ないでしょうか?
「ずっと座って見るのが苦痛」という方には理解しがたいであろう、エンドロールの魅力を書いていきたいと思います。
【なぜ終わりまで見るべきなのか?】
さっそく、映画館でエンドロールを最後まで見るべき理由を7つ書きたいと思います。
極上の音質で音楽を聴ける
映画館といえば、圧倒的な音質のスピーカー。
自宅ではどう頑張ってもマネできない極上の音質で音楽を聞くことができます。
エンドロールでは映画のメインテーマやメドレーがかかることが多く、聞いて損はしません。
ハリーポッターシリーズなどはいつも映画に出てきた音楽がアレンジされて流れるので、子供のころはいつもワクワクしていました。
役者・スタッフの名前を見られる
スタッフロールをみるメリットの一つとして、これも欠かせません。
スタッフロールでは、映画に関わったありとあらゆる人が下から上へ流れていきます。
そのため、映画を見たときにでてきた「あの俳優誰だっけ?」のモヤモヤを解決することが可能です。
関わったスタッフをみると、意外な繋がりで参加していることもあったり。
最近では『ブレードランナー2049』のリドリー・スコット(監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ)のように、昔の名監督が総制作指揮として参加していることもあったりします。
昨日見た、『オリエント急行殺人事件』の俳優も非常に豪華で驚きました。
ロケ地やかかった音楽もわかる
エンドロールでは、スタッフや俳優、監督のみならず、ロケ地や流れた音楽の曲名までも知ることができます。これもエンドロール独特の醍醐味と言えるでしょう。
「~協賛」「~会のみなさん」とか
殺陣指導 等、
「へえ~」と思わされるようなこともしばしば。
しかし、『アウトレイジ 最終章』のスタッフロールの協賛の会社はとても興味深かったですね。
上にも書いたように、最近では劇中に使用された曲がしっかりと記載されます。
また、曲順も登場した順に流れることが多いので、
サッと記憶して、あとでネットで検索すれば、気に入った場面で流れていた曲も知ることが出来ます。
最近公開した『キングスマン2 ゴールデンサークル』でも、エルトンジョンやプリンスの曲などの曲名が把握できました。
それにしてもOPの「Let' Go Crazy」は最高でしたね。
映画を見た余韻に浸れる
日本人としては、このために最後まで見届ける人が多いのではないでしょうか。
「映画本編がおわった後も、じっと座ってその世界観に浸っていたい」
映画好きならそう思うひとは少なくないはず。
ぼくは最後にDolbyやdts、Kodakのロゴを見てようやく、「ああ、行かなきゃ」みたいな気分になります。
迷惑にならない
なんだかんだ、エンドロール中は座っている人は多いです。
そのため、途中で席を外すとなると、腰をかがめて出て行かなければならず、まわりの人へ多少迷惑がかかてしまうことは否めません。
特に大きい映画館の真ん中の席だと、さらに出にくい雰囲気が強いです。
まあ、基本的に気にしないでいいかとは思いますが、これを気にして最後までみている、という方もいるんじゃないでしょうか?
最後まで座ってさえいれば、迷惑をかけることもありません。
特別な映像・演出を見られる
これまあくまでオマケとして、なのであまり期待しすぎると肩すかしを食らいますが、エンドロール後、特別な映像を見られることがあります。
例えばでいうと、「ハリーポッター」シリーズや『パイレーツオブカリビアン』シリーズ、『スクール・オブ・ロック』やピクサー系の映画なども◎
NGシーンなどが流れ、飽きさせないような演出があると最高です。
『スラムドッグ$ミリオネア』のダンスも色んな意味で衝撃的でした。
昔の邦画、例えば黒澤明監督の『七人の侍』なんかはエンドロールもなく、
「終」
という字を映し、あっさりおわってしまうのもすがすがしくて好きです。
恋人や他人との場を共にできる
ベッドや夜をのぞいて、暗闇で長い時間過ごす時間というのは以外と短いのではないでしょうか?
スピッツに「エンドロールには早すぎる」という曲がありますが、
映画でいうなら最後の場面
終わりたくないよ スローにして
なんて歌詞がそれをあらわしてくれています。
恋人と過ごす時間が終わってしまう、そんな中の貴重な暗闇の時間。
せっかくなので、ゆっくりとした時を楽しみましょう。
【席は立たずに?自由でしょ!】
いかがだったでしょうか?
一人でいるときは、ゆっくり最後エンドロールを眺めることが多いですが、
友人といるときはもちろん友達の動きに合わせます。
ほとんどの人はスタッフロールなんかに興味ないですからね笑
俳優やスタッフ、音楽に興味がある方は、同じお金を払っているので、なるべく長い間その時間を楽しみましょう。
ストリーミング配信が当たり前になり、映画がどこでも見られる時代。
制作者などみずに、映画を見終えるひとも多くなっています。
(ぼく自身もネットで映画を見るときはスタッフロールをすっ飛ばします・・・。)
今後は映画館はさらに縮小傾向になるのもしれませんが、
「場」としての映画館を感じられるのがエンドロールの最大の魅力なのではないでしょうか?
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「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。
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