人工知能の退屈さと課題
(※この記事は生成AI Advent Calendar 2023 - Adventar18日目のアドベントカレンダーです)
SNSやニュースを見る度に話題が出てくる人工知能のトピックを眺めていると、
・・・ふとあの記事を思い出してしまった。
最近のAI業界の進歩を映画業界に例えると、毎週スターウォーズが公開されているような状況である。
今AI業界で起きてるのは全くそういうことで、毎週のように「新技術」がリリースされ、それは先週のものよりも確実に「良い」のだが、その瞬間に新技術に不用意に飛びつくと、翌週にはそれを陳腐化させるような別の新しい技術が出てきてしまう、という状況で、要は全く、落ち着かないのである。
「生成AIアドベントカレンダー」をわざわざ書く人ような特異な人たちからすると、あまりそういうことは感じないかもしれないけれど、
いわゆる世間一般では"マーベル・シネマティック・ユニバース飽き"ならぬ
「AI飽き」みたいなことが起こっている気がしている。
「ChatGPT?ああ、知ってるよ」
「Googleバード?ん、またなんか出たのね。」
みたいな感じで。
テックな話題が好きな僕からしても、TwitterでAI、ニュースレターでAI、ポッドキャストでAI、インスタグラムでAI・・・
あれやこれやと押し寄せるAIニュースにうんざりしてしまうぐらいなので、まあたぶんそういうことなんだろうなと。
単に話題の多さだけが原因なのではなく、
「どれも凄すぎて驚くのに疲れてしまった」というのもあると思う。
(確かにどれも最新技術が盛り込まれていてすごすぎるんだけれども、
なんか色々ポンポンと登場しすぎな気がするんだよね)
ただ、今の段階では、
黒澤明監督の『七人の侍』より面白いAI映画は出てきてないし、
ユニコーン新曲はAI音声よりも、やっぱり生声の方が良いし。
ビートルズの新曲も頑張ってるけどまあすごいね、レベル。
画像生成AIの出せる画像もある程度、
「ああ、そういう感じよね」みたいなのが見えてきた気がするし。
"飽きる"なりのつまらなさはやっぱりあるし、
このつまらなさはどこから来ているかを考えないと、
生成AI界隈もある程度の高みで止まってしまうような気がしている。
「人間は飽きっぽい」
ということをAIがどの辺まで学習しているかはわからないけれど、
これからどういう方向に進むのかはとても気になるところ。
この記事のように、"かならず最後に人類が勝つ"になればいいんだけれど。
(ただ「愛は勝つ」の韻からすると"AIが勝つ"のかな、なんて)
ただ、AIに驚きがなくなりつまんなくなってきた ≒ 日常生活に馴染んできた
ということでもあるので、
それ自体はもしかするといいことなのかも、と思うこともあったり。
以上、AIの業界人でもない「ちょっとテック好きな僕からのAI観はそんな感じでした」
という雑なブログ記事でした。
・・・と、これだけで終わると
生成AI界隈の方から猛烈に叩かれそうなので、
個人的に驚かされた人工知能関連のトピックを軽く紹介。
・Googleの生成AI音楽サービス「Playground」
→音楽としてはまだまだだけど、インドのヴィーナ族、中国のディジ族、ジンバブエのムビラ族など民族楽器もカバーしてるのがなによりすごい。
・Pixel8の待ち受け画像AI生成
→スマホにこの機能が標準搭載されているのがすごい。便利。
これも人工知能らしい使い方でよかった。
2024年年末、どういう未来が待っているのかはなんだかんだ楽しみかも。
・・・ちなみに、この記事をもとに、
はてなブログの新機能である「AIタイトルアシスト(β版)」で
人工知能が生成したタイトルは、
「人工知能の退屈さと課題」
「新技術の陳腐化とAI業界の未来」
「AIの新技術がもたらす未来は? #人工知能 #未来」
・・・うーん、やっぱ生成AIつまんない。