シング:ネクストステージ
『シング2』観てきました。
U2は昔からお世話になってたバンドのひとつなので、
これは見に行かねばな、と友人とレイトショーで観てきました。
OPからプリンスの代表曲「Let's Go Crazy」が!
子供向けの映画ですが、
おっさんホイホイな映画でもあるのが一発で伝わってきました。
タロンエガートンの『キングスマン2』繫がりでそのままでしたね~
1980年代の歌詞なのに"スマホ"というワードがあったり、
大胆に現代風の和訳がされていて、翻訳家さんの苦労が見え隠れ。。
前作もそうでしたが全体的にテンポが速く、
こんなのに着いていけるいまの子供って
昔と比べて知能が進化してる気がする・・・。
(自分が子供の頃なんてポケモンとか見るので精一杯なのに)
もう一度字幕や吹き替えで見直す方に、小ネタ的なのを軽くまとめておきます。
(僕が勝手に思ったものなので思い込みがあるかもですが。)
- 『ロケットマン』のエルトンジョン風の芋虫
- レッドショア → 初期のライブを収めた"レッドロックス"のもじり?
- レッドショアシティーに行くときにヨシュアツリーが砂漠に植わっている
- "Musical Of Space Oddity" → デビッドボウイのあの曲
- Out Of This World → 初期の曲「Out Of Control」
- ラスベガス、ヨセミテ、ロサンゼルス、ニューヨーク風な景色がたくさん
- 妻の名前ルビー → U2がよくカバーしていたローリングストーンズのRuby Tuesday
- 電気鉄線(Electric Fence) → U2のシングル「Electric Co.」
- リック・クラブ → ローリングストーンズの舌「リック」にかけている
- マジェスティックパレスシアター → ストーンズのアルバム『サタニックマジェスティーズ』
一度観ただけでこれだけあったので、
決してこじつけではないはず・・・。
電気鉄線もわざわざ文字で書かなくてもいいはずだし、確信犯かと。
(シンプソンズ的でけっこう好きでした笑)
ネタバレありの感想として、
(いちおう行間を空けて)
- 前作のシング1は借金を返す話で、
犯罪を堂々と行ったりなんだんだ重たい展開でしたが、
今回はストーリー的に安心して観られるサクセスストーリーだった - CGが1よりも進化している 濡れコアラはかなりリアル。
- 音楽が基本1コーラスぐらいでブツギられるので、
もうちょっとフルで聴きたい曲もたくさんあったなぁと。 - ハリネズミが
「Stcuk In A Moment You Can't Get Out Of」を歌うだけで
というのが隠遁生活から復帰した理由としてはちょっと説得力がなかったような。 - 前作の準メインキャラが一切出てこなかったのは権利の関係なのか・・・。
- 「終わりなき旅(I Still~)」の曲は思った以上にU2のライブ感そのまんまで◎
- U2のBonoのキャロウェイ役声優が意外とうまくて、
友人が「同じ声の人が歌っていると思わなかった」と言ってました。
U2をヨイショしてる映画なのですが、
一般人の反応としてはどうなんだろう?と思ったりも笑
それでもアーティストとアニメを
いい感じにひとつの映画に落とし込んでたので、
その辺りはスタッフの力量すごかったんだろうなと。
吹き替え版の感想をツイッターで見てると、
B'zの稲葉さんの声もなかなかいい感じらしくて。
サントラ盤を聴き直しているんですが、
映画ではあまり目立たなかった「Tippy Toes」がかなりいい感じ。
Twitterをみていると、
あ、なるほどな~と思ったのが
“曲(ラブソング)のインスピレーションは全て妻” というClay Calloway。彼は青目で奥さんライオンは茶目なんですよね。芸が細い #sing2 #シングネクストステージ ボノはアリさんと観に行って欲しいね。 pic.twitter.com/xfFo09m70H
— ガジュマル万吉 (@Ippeki5_u2) March 18, 2022
芸が細かい・・・!
U2の曲もかなり短めにしか流れなかったので、
ぜひフル音源で、
願わくば原曲もあわせて聞いてほしいなと。
後半ドタバタでしたが、
おおむね楽しめました!!
お子さんを連れて、もしくはデートでも見てほしい映画でした。