世界のねじを巻くブログ

ゲイが独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/電子書籍/Lifehack/Podcastなどについてお伝えします。ポッドキャスト「ねじまきラジオ」配信中。

「RECORD CLUB」という海外の音楽SNSがなかなか楽しい。

レコードクラブという音楽アプリ

最近「Record.club」という海外の音楽SNSがなかなか良い感じなので、軽く紹介してみようかなと。

・Record Club 公式サイト
https://record.club/

A new way to discover and share music with friends.

世界中の音楽好きなコミュニティと一緒にお気に入りのアルバムを簡単に追えたり、
レビューしたり、好きなアルバムを集めたリストを作成できるというサービス。


www.nejimakiblog.com

 

RECORD.CLUBの画面はこんな感じ。

record.club音楽アプリSNS

 

具体的にできることは、大まかにこんな感じ。

・最近、繰り返し聴いているアルバムの現在のローテーションを5つまでプロフィールに表示

・キューを使用して次に何を聴くか気になるアルバムを保存できる

・新作を評価、レビュー、タグ付けが可能

・自分だけのアルバムリストを作成できる

・他人のプレイリストを探したりフォローしたりも。

・好きなレーベルをフォローすることも可能

・このアプリでは音楽は聴けない、という潔いシステム。
→あくまでよい音楽を見つけるためのソーシャルミュージックアプリという立ち位置

 

使ってみた感想

実際に使ってみて感じたことをあれこれ箇条書きで。

・「New&Noteworthy」で見つかる新作の情報がかなり参考になる

・「ヘビーローテーション」で自分の今よく聞いてるアルバムを5つだけ載せられる機能はなかなか面白い。

・UIもシンプルで使いやすい

・アルバムジャケットがきれいに並ぶのでリスト作るだけでも楽しい

・自分の好みに近いユーザーをフォローしたり、ニッチなジャンルのユーザーの好みを探ったりするのも面白い。

・日本では見つけにくい音楽もたくさん知れる

・日本の音楽や「J-POP」もそこそこライブラリに載っている

・単純な再生回数が基準ではなく、レビューと注目度が基準なので、SpotifyやApple Musicとはまた違う視点で音楽を楽しめるのが良い

・英米以外の音楽もわりと簡単に見つかる

・BandcampとRateYourMusicとブクログを
を掛けて3で割ったようなアプリ。
→ Spotifyもこういう仕組みを早く作るべきだったのでは?

・プレイリストはアルバム単位で曲単位で作れないのが△

・サービス内では音楽を聴くことはできないのは不便っちゃ不便んだけどまあね。

・毎週注目の新譜をニュースレターで送ってくれるのも◎

 

そういや、Bandcampも数か月前にプレイリスト作れるようになってたよね。

www.nejimakiblog.com

 

ねじまきのプロフィールページはこちらより。

これから、「最近ヘビロテしているアルバム」や初めて聞いた感想をちょこちょこ更新していこうと思うので、よければ覗いてみてください。(気軽にフォローしてね)
https://record.club/nejimaki

 

現在のねじまきのヘビーローテーション5枚はこんな感じ。

レコードクラブ音楽SNS

Blood Orangeの新作や、デヴィッド・バーンの新作にハマってます。

「音楽好きの間ではBig Thiefの新作人気なのね」みたいなのを知れたり。

まだユーザーは少なめ、現在5000人ほど、日本人はまだ見たことないかな。
これから流行る気がするな。

自分はAndroidなのでサイトのHPをアプリ化しデスクトップに設置して使っているけれど、
iOSは最近アプリがリリースされたみたいなのでこの機会にぜひとも。

長くなってきたのでこの辺で!

www.nejimakiblog.com

ジョー・ローガンとU2のボノのポッドキャスト対談を聞いた感想

Joe Rogan×BonoのPodcast対談

あのU2のボノと、ポッドキャストの帝王ジョーローガンが、
まさかのコラボをしていたので軽いまとめや感想を書いてみようかなと。
(ほぼ一か月前のエピソードだけど興味ある方もいると思うので)

ちなみに対談の様子はYoutube・Spotifyで見れます。
(※"いつも通り" 3時間という長尺のポッドキャスト)


・Joe Rogan Experience #2330 - Bono  

 

Joe Roganって誰やねんという方はこちらより。

nejimaki-radio.com

 

トークの内容

インタビューで印象に残った部分を箇条書き+コメントで。

・序盤は 著書『Surrender』やドキュメンタリーに絡めて、ダブリンでの若い頃の話

・ユーモアについて

・パティ・スミスの話

・リアルな音楽について  

・ジョニー・キャッシュとの思い出

Joe Rogan、ジョニー・キャッシュ好きなんだなあと。
あと「フランクシナトラ」と犬に名付けるほどシナトラ好きらしい
(ちなみに「マーシャル」というエミネムから拝借した名前の犬もいるらしい)

・My Way  オリジナルバージョン の裏話
・「With Or Without You」とのつながり

・スーパーボウルハーフタイムショーでの裏話。
冒頭の「Beautiful Day」でイヤーモニターが観衆に押された拍子に外れかけ、かなり焦ったらしい

・24才のときボブディランとステージにあがって風に吹かれてを歌った時の話

・いじめは嫌いなジョーローガン

www.nejimakiblog.com

・キリスト教について、悪魔の存在について

・マジックマッシュルームを摂取しながら、友達と寝転びU2の「In Gods Country」を聴いてピークに達し、ユニークな体験をした話 by Joe Rogan

・ゼレンスキーがコメディアン出身であることについて

 

u2ボノ@ジョーローガンポッドキャストPodcast

 

・トランプ大統領について
「誰も言わないジョークを言えるかもしれないが、彼には冗談が通じないかもしれない」 by Bono

・コメディアンは空気が読める

・ライブコンサートと宗教体験の共通点

・Ordinary Love のThe Tonight Showでの演奏が、ジョーローガンの最近のお気に入りのU2のパフォーマンスだそう。

 

・U2 - Ordinary Love (Live on The Tonight Show)


冒頭はちょっとボノが音を外していてあれ?となるけれど、
後半バンドの演奏が入ってきてからの盛り上がりはやっぱりすごい。
隣でウィル・スミスもノリノリで聞いているし、最後のクエストラブへのトリビュートも巧い!

U2知らない方にもぜひ見てほしいな。

 

Deep Listening is Active surrender.

「深く聴くことは、能動的な降参である」 というボノの言葉もよい。

・ブルース・スプリングスティーンから、テレビには気をつけろ、引きずりおとされるからなと忠告され一時期テレビ出演をさけていたらしい

・ジョー・ローガン自身のコメディ感について
ロビンウィリアムズやトミー・ティルネン を見て育ったらしい。


・格闘技よりコメディの舞台に立つほうが怖い
格闘技においては、性格、パーソナリティーはどうでもいい世界。
強ければそれでいい。
でも、コメディはそうじゃない。

 

・Bonoによる製作中の新作アルバム(!)についてのコメント 
「未来のサウンド」「ワイルドギターミュージック」
と言っていてすごく楽しみ。
「ブルースは必要ない、今ブルース(悲しい、危険な)の時代にいるだから」

 

「次の時代がベストだ、という希望を失いたくない」 by ボノ
うん、いい言葉。

・ボノがジョンレノンと出会ったときの話も面白かった


・ジョーローガンによる宮本武蔵の言葉の引用

「道を広くしれば、物毎に出あう」
(一度マスターすれば、どんな場面にもその法則を見出すことができるの意)

のタトゥーにも入れているらしい
格闘技・武道好きなこともあって、熱く語るジョーローガン


2:51:25 最後にぶっ込むボノ
・ジョーローガンがトランプ支持なのはわかっていながら、
「I don't like him.」とはっきりいうボノ。「We need America.」


このあたりでトランプ大統領を腐したこともあって、Bonoがジョーローガンファンからかなり叩かれてSpotify上でのコメントもひどいことになってたり。

consequence.net

 

(※ひとこと補足しておくと、
Joe Roganはもともとバーニー・サンダース支持者で、みんなが思うほど”極右”ではなかったりするし、反ワクチンでもないのでその辺は誤解されている)

とだいたいそんな感じ。

時間順にまとめてみたので、興味のあるトピックがあればザッピングして聞いてみてください。

いろんな意味で"誤解されやすい二人"が3時間腹を割って話しているのはとても面白かったし、はじめての人にもなぜ人気なのかがわかるはず。

最近あまりジョーローガン聞けてないけれど、
ここ数年のJoe Rogan Podcastの中でもかなり当たりのほうだと思う。

U2ファンの方はぜひとも。

www.nejimakiblog.com

www.nejimakiblog.com

Bandcampでプレイリストが共有可能になったので試してみた。

Playlistをシェアする方法

世界中の音楽を購入できるプラットフォームBandcamp。
どうやらようやく自分で作成した音楽プレイリストを共有できるようになったみたいなので軽くやってみようかなと。

 

・Introducing Bandcamp Playlists Beta

blog.bandcamp.com

これまで自分でプレイリストを作る機能はあったのですが、
なぜかURLなどでシェアできない仕様でした。

 

公式サイトによると「デジタルミックステープ」みたいなもの、と説明されていて、
普通のプレイリスト以上の機能を備えたものになってます。

 

特徴はこんな感じ。


・自分が購入した曲のみをプレイリストに追加できる

・無制限のストリーミング再生はできない仕様

・3回まで再生できる

・プレイリストを聴くには、ファンアカウントにログインしないといけない

・リンクを共有するというよりは、音楽のコレクションを紹介するというイメージ

・現在はスマホ(iOS, Android対応)のみ。Webブラウザからの編集は今後対応予定

 

最新版のBandcampアプリを開くとこんな画面に。
f:id:popmusik3141:20250524000915j:image

 

 

プレイリストを共有する方法はこんな感じ。

1. スマホアプリを最新版に更新。

2. プレイリストを開く

3. 右中上にある「More」をタップ

4. 一番下の「Share」をタップ。

 

これでURLがコピーされます。

 

 

bandcampプレイリスト共有シェアする

 

「Make Public」で全世界にオープンにすることもできたり。

 

僕の購入したライブラリーから、おすすめの曲をいくつか集めてみたのでよかったら聞いてみてください。

 

bandcamp.com

ブラジル音楽から、チルなビート、ジャズまで色んなジャンルを集めてみました。

Nejimaki's Bamdcamp Mix by nejimaki555

(※パソコンから見ると、かなりかっこいい感じで見られるなと!)

まだあくまでベータ版なので、ちゃんと動作するのか分かりませんが、
再生回数制限とか、買った音楽のみシェア可能なのは、
なかなか面白い仕組み。

 

バンドキャンプを使ってない方も、
これを機にいろんなプレイリストをディグってみるといいかも?

そろそろこの辺で。

 

www.nejimakiblog.com

フレンズの主題歌「I'll Be There for You」の主旋律はどちらか問題

Friendsのテーマ曲

スタンダップコメディアン Saku Yanagawaさんのポッドキャストを聞いていて、
わりと衝撃的なことがあったので軽く紹介。

 

みんな大好き、海外シットコム『Friends』のこのOPソング。

・'I'll Be There For You' (Friends Theme Song) / The Rembrandts

(親の顔ほどみたオープニングですよね)

 

そして、

※OP(2分頃)~9分までぐらいのトークが、「フレンズ」のテーマ曲についての話題。

 

www.nejimakiblog.com

 

このオープニング曲のサビのパートで、
「音程はどちらで認識していたか?」という議論。

 

(A): アイルビー(→)・デア(→)・フォー()・ユー(↓)

(B): アイルビー(↓)・デア(↓)・フォー(↓)・ユー(↓)

 

個人的にずっと前からAくちずさんできたので、 
Bをメインに聞いている人がいることにちょっとびっくり。

 

フレンズの主題歌「I'll Be There for You」の主旋律は高低どちらか問題

 

・・・ということで色々調べてみました。

 

・ フレンズ同窓会スペシャルでみんながザ・レンブランツの曲を歌う様子。

あれ、まさかのキャストのみんな、なんとBパターンで合唱してる。。

 

 

お次は、

・元メンバーの二人がアコースティックで収録する動画。

 

メインのメロディを歌っているのは、むかって左側のダンディーなスーツを着た男性。

右の金髪の男性が高音パート(コーラス)を歌っている、という感じ。

動画でしっかり見て、ハイトーンになる部分で声を張り上げて、顔も表情もしっかりチェックしたので間違いないはず。

 

サビ部分で、メインボーカルの人は

(B): アイルビー(↓)・デア(↓)・フォー(↓)・ユー(↓)

で歌ってます。

 

・・・ということはつまり、
これは Bがメインパートなんでしょうかね。

 

 

Youtubeで拾ってきたイケオジのカバーも Bのパターンで歌っている。

・I'll Be There For You (Friends Theme) - The Rembrandts (Boyce Avenue cover) 


 

・こちらの日本人女性もBタイプ。

 

メインパートも、コーラスも、
同じ音量ぐらいなので、かなりきわどいですが、
これはやっぱり B がメインメロディなんだろうなと。

 

10年以上 Aだと思って歌ってきてたので、
個人的にはわりとショックな出来事だったな~これは。

 

・・・往年のファンの方、
正直どっちの音程で聞いてましたか??

 

以上、あの「青が金か」で話題になったドレスみたいなネタ記事でした。

 

www.nejimakiblog.com

www.flyingcomedy.com

 

以前、実はサクヤナガワさんとポッドキャストでコラボしたことがあったりも。

open.spotify.com

 

ライブアルバムが復活しつつあるらしい。

ライブ盤の再流行

海外のこんな音楽記事を読んだ。

 

Why the live album is back (なぜライブアルバムが復活しているのか?)

www.afr.com

ザ・キュアー、デュア・リパ、エド・シーラン、インタープール・・・といろんな大物アーティストが、ライブ音源をリリースしているという話。

 

ライブ盤、以前は、POPやヒップホップの影響力が増すにつれ、ライブ・アルバムはその影響力を失っていたらしい。
(※どちらのジャンルもスタジオ版での完成度重視なため)

 

ただコロナ禍以降は、
みんながライブ空間を求めていたため、
全体的にコンサート音源への需要が増しているんだとか。

 

www.youtube.com

デュア・リパのオーケストラアレンジすごく良かったし、日本でも話題になっていた気がする。

CDのオリジナル音源とは違ったアレンジが聞けるのも魅力。

 

 

www.youtube.com

イギーポップのこのライブ音源が出てることも知らなかったけれど、
初期から後期まで、代表曲盛り盛りのセットリストで大満足。

 

 

あのU2も実は、SpotifyやApple Musicで
昔のコンサート音源をたくさんリマスター版で配信していたりも。

otonokabe.com

 

最近ではアーティストの公式Youtubeでまるまる音源・映像とともにフルでコンサートの様子をあげていることも珍しくなかったり。

 

グラストンベリーの出演発表とともに復活を宣言した
The 1975も、30曲以上のライブ音源を一気に配信したり。

 

あのケンドリックラマーも、
スーパーボウルハーフタイムショーの音源をフルでストリーミング配信していたり。

 

邦楽でいくと、
今月リリースされる  サザンオールスターズの新譜も、
予約特典として「茅ヶ崎ライブ 2023」が同梱される予定。

 

 

「音楽やっぱりライブよね!」というのは間違いないなと
こないだグリーンデイのコンサートに行って思ったり。

nejimaki.substack.com

 

 

いろいろ弄れるスタジオ盤とは違って、
ライブ音源はアーティストの歌唱力・演奏力の証明にもなるんだとか。

 

レコード会社側、リスナー側、
どちらも二度楽しめるというところもあり、
最近はライブ音源をたくさん配信する流れがきている、という話でした。

 

そういう意味では、50年以上も前からライブ盤を無料でファンに収録・配信を認めていたグレイトフルデッドってやっぱりすごいなぁと改めて思ったり。

 

オチもないけど、そろそろこの辺で。

otonokabe.com

www.nejimakiblog.com

otonokabe.com

『パティ・スミス詩集』を毎日読んで感想をまとめる試み

Patti Smith「無垢の予兆」

先日書いた[やりたいことリスト]で「詩を読む習慣をつける」を目標のひとつにしていたので、
2025年2月の月間チャレンジは
図書館で借りたパティスミスの詩集を毎日読むことにしました。

www.nejimakiblog.com

Patti Smithって誰やねん?という人に向けて一言で書くと、
ニューヨークで大成功した「パンクの女王」。

もともと詩人からミュージシャンになった人なので、
歌詞の語彙力や言葉の組み合わせも、他のアーティストにはない
独特の強さがあるのが特徴。

 

ちなみにこの本のタイトル『無垢の予兆(Auguries of Innocence)』は
ウィリアム・ブレイクの詩集「ピカリング草稿」の中から取られた題。

冒頭に引用されていたりもします。
(この有名な詩をまず読んだけど、全体的に力強くてすごかった)

 

ひばりは羽を傷め ケルビムは歌うのをやめる

 

U2とよくコラボしていたPatti Smith、
根柢にはウィリアム・ブレイクの「無垢」というキーワードがあったんだなぁと。

 

無垢の予兆 パティ・スミス詩集

パティスミス詩集 無垢の予兆

 

この本を借りたときは、
てっきり「その時点のキャリアの歌詞をまとめた一冊」かと思ってたのですが、
そうではなく、完全にパティスミスが書いた「詩」を綴じた本とのこと。

 

www.nejimakiblog.com

 

ちょうどポエムが28個収録されていて、
「そうだ、2月は28日までやん」と気づく。
・・・ということで、今月は毎日パティースミスに触れていきます。

 

英語原文で読まないと理解できない部分はたくさんあるだろうけれど、
巻末に訳者の解説もあるので、それもあわせて楽しんで行こうかなと。

 

詩集をもってる人だけにしか伝わらないかもだけど、
あくまで自分のために、思ったことなどを記録していきます。

 

ラブクラフター

記念すべき一編目。
せっかくなので、ゆっくり声に出して読んでみたり。

 

生霊となって嘆くあなたが見えた

古代の者たちの炎をかき立てよ

文字を書く果汁のための

梨やサンザシの小枝でかき傷を作りながら

 

一つひとつの言葉選びに、全く気を抜いてない感じがすごい。

 

ちなみに解説を参考にすると、

開拓期のアメリカにりんごの種をまいて歩いたと伝えられる、
十八世紀生まれの偉人、ジョニー・アップルシードと、

二十世紀の恐怖・幻想小説のあの大御所、H・P・ラブクラフト、
そして現代の社会運動家であり政治活動家でもあるラルフ・ネイダーへのオマージュ
として書かれたんだそう。

ある日、政治集会に向かう飛行機の上で、眼下に広がるアップルシードのもたらした光景を見ながらこの詩を作ったとのこと。

 

英語と日本語はリズムや韻が全然違うはずなのに、不思議と心地よく読める。
「翻訳もすごい」と初めの一編から伝わってくる質の高さ。

 

 

 

我々のためにほふられた貴重な子羊

彼女の悲鳴を聞きながら、その細長いのどを

つかんで持ち上げ、汗でぬめる太い両腕に抱えた。

そして彼、自制心のある男、肩幅が広く

ブレイクのような目をした男は、誰がおまえを育て、誰が

おまえを牧草と花々の中で世話したことかと嘆きながら、引き裂いた


口蹄疫の影響で飼っていた羊を全頭殺処分しなければならなかった、
イギリスの農夫の様子をうたった詩。

ありありとリアルに浮かぶ情景・・・。
短い詩なのにこの力強さはどこからでてくるんだろうか?

 

ドードーの眠り

かなり短めの一編。

太陽が、雲の合間に血を流しながらぶらさがる。

かくも悲しき驚きに満ちた、神の血走った目。

ドードーは目を覚まし、それらを見やり

ふたたびゆっくりと目を閉じる。

十七世紀に絶滅した、モーリシャス島のドードー鳥をしのんで書かれた詩。ドードーは食用には適さなかったので、単に娯楽のために殺され、絶滅に追いやられたらしい。

パティスミスの環境問題への意識はこの頃からあったんだなと。

 

長き道のり

わりと長めの詩。
弟妹に向けてかかれたもので、道なき道を前向きに進んでいく感がよい。

今やわたしたちには一人の母もなく、極細の糸をより上げるようにしゃべり散らし

悪意なき新しい暴力とともに誓いを吐き

生まれ出るために蓄える――動くことと

星の動きへのわたしたちの忠誠。

すげー表現だ。

 

 

ピタゴラス派のトラベラー

世界の美と人間の対比に圧倒される。

美はそれだけで不滅ではない。

それは答えであり、暗号化された言葉であり

音符であり、雲の馬に乗って駆け去る筆先―――

巨大なくじらたちの打撲を負った背のこぶ。

子供時代に見た雲、神の雲が

ばら色に、すみれ色に、金色に浸される。

 

 

砂漠のコーラス

なんのために?

降伏の金箔のために?

こんな言葉出んて。

 

あたなの頭を飾る花輪よ。

あなたの灰を彼にすり込んでやりましょう。

アメリカがリビアを爆撃した直後に書かれた詩。

 

ある湖のほとりで書かれた

元日。ろうそくの芯がよじれる。
しつこい鏡はウィンクする。彼女のまつげと同じく時間といっしょの片目。

若い恋人に振られた女性を描いた詩だそう。
どうりであんまり自分には響かなかったんだなと。

 

 

オラクル

ハンブルクの天使の彫刻をみて書いた詩なんだそう。
少年は姉に能力をたくしてこと切れたってこと? 
短すぎて、かつ難解で自分には読み取り切れなかったな...。

 

セッティング・アンド・ザ・ストーン

タブルミーニングなタイトル。

これも上の詩と同じく難解。
設定がもう少ししっかり書かれていた方が個人的には楽しみやすいかな。

 

マストを倒して

パティースミスの亡くなった夫を描いた詩。

わたしたちは魔法のきかない呪われた草地に横たわり

動的な空に分解してゆく自分たちをなぞる。

わたしがあなたの腕に触れると肉がくずれ落ち

わたしの両手はもはや空っぽではない。

 

わたしたちはなおも暗い航海を取り戻そうとしつつ愛し合う

赤い犬の腹を貪りながら。

 

ブルードール

青い人形を振り回して、実は自分が着ているのは青い洋服だったというやつ。
ホラー的な詩かと思えば、
上に同じく死んだ夫を書いた歌なんだそう。

 

すべての聖者の夜

夫との死の別れを描いた詩。

「書くことのなかった作家」は、まだまだ書ける詩があったのに、
亡くなってしまったことへの惜しみみたい気持ちが含まれたことばで辛い。

聖者を浮き彫りにしたメダルが草むらに雨のように降り注いだ。小さな物乞いたちは袋をメダルでいっぱいにし、その一枚を彼女に手渡した――聖フェデリコ、書くことのなかった作家、

見捨てられた野の保護者。

 

 

 

 

(※随時更新する予定です)

 

1カ月毎日、じっくり詩を読んでいくという試み。

図書館の予約が入ってしまえば残念、なんですが、
その時はそのときということで笑

 

今後の更新をお楽しみに。

 

※まさかのパティスミスが『サウンドウォーク・コレクティヴ & パティ・スミス|コレスポンデンス』で来日予定。

東京と京都で展示とライブパフォーマンスをするんだとか。

 

www.nejimakiblog.com

MSGスフィアの"球体"オープンから1年以上経過しての振り返りと現状

MSG Sphere@ラスベガス

SNSで去年、かなり話題になったラスベガスの球体式アリーナMSG Sphere

"あの球体"がすでに2024年9月に1周年を迎えていて、
「収支や運営の現状はどうなのか?」的な話がポッドキャストで語られていた。

 

・「One year of Sphere @ Today, Explained」

open.spotify.com

 

これまでのあゆみを振り返る意味でもざっと書いていきます。

 

コンサートの開催

U2のこけら落としライブからスフィアはスタート。

演出面はもちろん『アクトンベイビー』全曲再現でなかなか盛り上がったかなと。

www.youtube.com


U2以降は、
グレイトフルデッド、フィッシュ、イーグルスという大御所バンドがコンサートを成功させてます。


ちなみにU2のコンサートのチケット自体は97%売りあげて大成功
だけど収益的には赤字、というのが現状なんだそう。


巨大な球体ホールといえども、2万人しかはいらないので
音楽のライブ会場としては若干の中途半端感がなきにしもあらず。

 

あとは親父ロックなミュージシャンばかり、という批判があがっていて、
これ以降は90年以降のバンド以降が必要な気がするな。


The Killers とか ハリースタイルズ、ゴリラズ、カニエあたりならありかも?

 

2025年の年明けコンサートは、ザ・スフィアでのEDMライブが行われ、
インスタグラムでよくみるAnymaがパフォーマンスをしてました。

 

 

 

総合格闘技の大会

UFC(総合格闘技団体)も9月に大会を敢行。

 

www.youtube.com

これなかなかインパクト強くて、格闘技との相性ばっちりな感じでした。

ただ、UFCのオフィシャル発言として、
「収益は上げたけど、もうここには戻ってこない」と一度きり宣言をしたらしい。
運営が大変だったわりにはそれほどお金が入ってこなかったんじゃないかという話。

 

 

ドキュメンタリーやライブ映画の上映

あとは常時ドキュメンタリー映画『Postcard from Earth』を上映しているものの、
評価はそこそこ、というか「価格のわりには・・・」という感じらしい。

 

 

(また、U2のライブ映画もそのまま上映されていたりして、
それはいつか見てみたいな~と思ってたり)

 

 

カンファレンス開催

CES2025がラスベガスで行われたばかりだけれど、
このThe Sphereで基調講演が行われたことも話題に。

デルタ航空のキーノートがなかなかインパクトあったので動画載せておきます。

www.youtube.com

こういう企業向けの需要はけっこうありそうな気がする。

 

サテライトスフィアの構想

まずはロンドンにもう一つ球体を作ろうと試みていたけれど、
騒音や公害問題を考慮して建設を止められてしまったのは有名な話。

 

ただ、これからアブダビ、韓国、にも Sphereの球体が完成予定なので、
それがどう出るか、というのが見どころなのかなと。

ただ、複数拠点ができると、一つひとつのインパクトが薄まるからジレンマがある気はしなくもないけれど・・・。

 

 

強引にまとめると、

数字(収益)的には失敗
だだ、
ラスベガスの象徴的な存在にはなれている
というのが現状なんだそう

 

批判されがちかもしれないけれど、
あの規模の球体を実現させたマディソン・スクエア・ガーデン・エンターテインメント(MSG)の実力には驚かされるし、音楽コンサートの歴史を大きく変えたのは事実だろうなと。

実際体験しないとわからないことも多いだろうし、いつかは生で体感してみたい。

2025年の動向もちょこちょこ追っていきたいなと。

※追記(2025.9.9): 無事黒字化したらしい。さすがマディソンスクエアガーデンだ…。

そろそろこの辺で。

otonokabe.com

PhishのMSG Sphereでのライブ動画

ROVRという世界各国のDJ音源を聴けるアプリ

ローバーという音楽ラジオアプリ

最近、インスタグラム経由で「ROVR」という音楽を配信しているオンラインラジオの存在を知った。

音楽を専門とするキュレーターたちが集まって、1 時間の番組を世界中のリスナーにストリーミング放送しているというサービス。

rovrローバー音楽ラジオアプリ

 

アプリの画面はこんな感じ。

日本時間の深夜にハワード・ウィリアムズというジャパニーズソングのディグがすごいDJの選曲を聴いたりするけれど、これがなかなか良い。

 

アプリでは、余計な声や効果音は一切なし。
広告やアルゴリズムもなし。

スケジュールもタイムゾーンに連動しているので、
世界中どこにいてもその日の「ムード」が味わえるというの仕組みも良い。

 

・24時間、毎日いつでも音楽が聴ける

・中断なしでノンストップのDJセット

・品質を選べる

・タイムゾーン(時間帯)の選択可能

・アンチアルゴリズム、広告もなし

・すべて無料

 

ちなみに、全て人間によってチョイスされた音楽を流しているんだそう。

イギリスでいくと、DJ Food、DJ Vadim、Joe Muggs など、
有名なDJがセレクトしていたり。
(ほかにはあのAURORAなんかも見かけたり)

DJみたいに繋ぎもかなりスムースなのも良い。

 

1時間区切りの配信なので、
これから放送されるスケジュールも見やすく、
流れるジャンルも明確でわかりやすい。


f:id:popmusik3141:20241215012202j:image


作業中のBGMとしてもなかなか良いなと。
アーカイブから流れた曲のリストの履歴をみれたりもするのもかなり便利。

 

現在、放送されているキュレーターのジャンルや曲が好みじゃない場合は、

Moodsタブから、「Think」「Feel」「Move」の3ジャンルから選べば、ええ感じに曲を流してくれるのも◎

お気に入りの曲を見つけたら、すぐにブックマーク(ハート印)をつければ、あとですぐに見返せるし。

 

例えば、「MOVE」のジャンルで見つけたこの曲、
何度もリピートしちゃうぐらい好き。


日本のキュレーターやDJもいるみたいなので、
TSUBAKI FMのような楽しみ方でしばらく使って行こうかなと思います。

 

ブラウザ版(PC版)よりもスマホアプリの方が使いやすいというか機能も多いので、お気軽にどうぞ。

www.rovr.live

 

最近、SpotifyやApple Musicなどのストリーミングでは、アルゴリズムで似たような音楽ばかり聴かされるのにうんざりしていたので、

AI時代の今だからこそ 人間のキュレーションがしっかりしたこういうアプリ、ちょこちょこ使っていきたいのよね、と昔の懐メロが上位に出てきてしまう自分のつまらない「Spotifyまとめ」をみて思ったり。

 

ある程度いい曲が増えてきたら、
音の壁ブログの方で、よかった曲をまとめていくつもりなのでお楽しみに。

ROVRで聞いたおすすめ音楽まとめ(2025年1月~3月分) - 音の壁.com

 

※追記(2025.4.19): 日本に関する発表が5月にあるらしく、
なにかしらイベントがあるのか、大御所アーティストが参加するのか・・・。
ちょっと楽しみにしてます。

otonokabe.com

音楽ニュースレター「Tone Glow」で紹介された日本のアーティストまとめ

トーングロウ@Substack

「Tone glow」という音楽家や映画監督とのインタビューやおすすめのアルバムを紹介してくれる海外のニュースレター。

メインコンテンツの実験音楽はもちろろん、世界中のアーティストが紹介されていて、
邦楽・J-POPのアーティストも取り上げられたり。

インディーズシーンからメジャーな曲まで色んな音楽を紹介してくれます。

toneglow.substack.com

 

宇多田ヒカルからCHAIまで

長谷川白紙からきゃりーぱみゅぱみゅまで、日本のいろんな音楽家、

 

まだ僕も全部は読めていないので、
備忘録がてらまとめて、あとで追記していこうかなと。

 

まずはこのアーティストから。

宇多田ヒカル

toneglow.substack.com

 

日本の音楽メディアでもそうそうカバーされてなさそうな質問まで読めるます。

・アーティストになるプレッシャーについて

・「Kiss & Cry」でリストカット

・AG Cookやプロデューサーについて

・クマに対する愛はいつ生まれたのか?

など、かなりボリューミーな対談。


ヒッキー、コクトー・ツインズがほんと好きなんだなぁと。

 

日本語だとふわふわした感じなのに、
英語インタビューだとばっちり決める感じはなんなんだろうな、
といつも不思議に思ったり笑

 

宇多田ヒカルのインタビュー@Tone Glowについて語る。 - ねじまき日記

 

長谷川白紙

toneglow.substack.com

自分の音楽について「金継ぎをしすぎて器の本来の形が見えなくなるような感じです」という言葉も面白い。

 

 

ASA-CHANG&巡礼

toneglow.substack.com

恥ずかしながら初めて知ったアーティスト。

www.youtube.com

ToneGlowは実験音楽がメインコンテンツなので、
ユニークな音楽家がかなり紹介されてます。

 

 

濱口監督

toneglow.substack.com

海外で引っ張りだこの『ドライブマイカー』や『悪は存在しない』の映画監督。

かなり初期に配信された回なので、上記作品以前のインタビューですかね。

 

 

北村友香

toneglow.substack.com

ゲーム『ダークソウル』シリーズの作曲家として有名なYuka Kitamuraさん。

www.youtube.com

 

跡部進一

ダブテクノのプロデューサーとして有名な方。

toneglow.substack.com

www.youtube.com

 

カズ・マキノ

toneglow.substack.com

 

きゃりーぱみゅぱみゅ

toneglow.substack.com

あのきゃりーまで。

けっこうニュースレター初期の頃にインタビューされていたみたいで、
ちょっと内容薄めだけど、

 

Senwaya

toneglow.substack.com

エクスペリメンタル・パンクな感じのバンド。

www.youtube.com

ザ・ストゥージーズ好きならぜひ。

 

Koichi Shimizu

toneglow.substack.com

タイ・バンコクを拠点に活動する日本人アーティストなんだそう。
テクノ・ノイズ・エレクトロニクスって感じかな。

www.youtube.com

 

大友良英

toneglow.substack.com

ジャンルが広すぎて、どこが本命なのかわからないぐらいマルチな才能の大友さん。

 

原一男

toneglow.substack.com

ドキュメンタリー映画監督。
一作も見たことがないので『さようならCP』から見てみようかな。

www.youtube.com

 

 

工藤冬里

toneglow.substack.com

アンダーグラウンドなシーンで活躍されている日本のアーティストとのこと。
ドキュメンタリーが見やすそうなので、時間のあるときに見たいな。

www.youtube.com

 

CHAI

toneglow.substack.com

もう解散しちゃったCHAIのインタビューも。
影響された音楽や、コロナ禍の話も。
GarageBandで作曲してるんだ・・・。

東京レインボープライドでライブみたことあるけどマジで良かった!

 

 

For Tracy Hyde

toneglow.substack.com

シューゲイザーのインディーシーンで活躍するバンドらしい。

www.youtube.com

数曲聞いてみたけどめっちゃ良い。

 

 

中川大二朗

toneglow.substack.com

どこかで名前みたことある、と思いきやねおちのプロデューサーらしい。

www.youtube.com

 

 

石橋英子

toneglow.substack.com

ジム・オルークとコラボしてたり、
『ドライブマイカー』『悪は存在しない』の映画音楽を担当している方。

海外でも人気あるのわかるなぁ。

www.youtube.com

 

 

Phew

toneglow.substack.com

フューってなんか名前を認識してはいたけれど、
思っていたアーティストとは違った。(誰と勘違いしてるんだろう?)

www.youtube.com

けっこう好みかも。

この回に関しては、日本語訳も載ってます。

 

 

春ねむり

toneglow.substack.com

女性ラッパーとして有名な春ねむり。

www.youtube.com

 

他にも日本に関係のあるアーティストとしては、
くるりのプロデューサーとしても有名なジム・オルークの記事もあったり。

「いいね」数は宇多田ヒカルを超えて1位になるぐらいの人気ぶり。
ほんとにレジェンドなんだぁと改めてジムオルークの実力を知ったり。

 

こうやってニュースレターという形式であらゆるアーティストの言葉を知れるのは面白い時代になってきた気がする。

 

大手メディアではあまり語られないこともけっこう載ってたりもするし。

 

※随時更新中です。
日本人のアーティスが抜けていたり、
このアーティストのインタビューがよかったよ、みたいなのがあればコメント頂けると幸いです。

 

個人的には、 ((さらうんど))) とか池田亮司さんあたりの
邦楽アーティストの話を聞いてみたいなと(勝手にリクエストしておきます笑)

 

僕も音楽ニュースレターでおすすめの音楽やニュースを配信してますのでよければ。

 

www.nejimakiblog.com

www.nejimakiblog.com

OpenAIのサム・アルトマンが選ぶ名曲7選

学生時代からサイケデリック体験まで

有名人に「思い出の7曲」とそのエピソードを聞く、
というインタビュー形式の音楽Podcast番組「Life In Seven Songs」。

あのOpenAIのCEOである、サムアルトマンが出演していたので軽くまとめてみます。

 

www.nejimakiblog.com

 

 

・ OpenAI’s Sam Altman: the human behind the machine

 

pca.st

サムアルトマンは今年で39歳、見た目的にはかなり若く見えますね。

あまり意識したことなかったけれど、割といい声してる気がする・・・笑

 

 

ピアノ協奏曲第2番 / ラフマニノフ 

一曲目は、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」。
12時間のフライトでずっと聞き続けることもあるぐらい、好きらしい。

 

What's My Age Again? / Blink182

友人と街を歩いていた高校時代を思い出すんだとか。

 

 

That Was A Crazy Game Of Poker / O.A.R.

学生時代、ロードトリップやキャンプしてた頃を思い出す曲。

 

サムアルトマンの音楽7選ポッドキャスト

 

Opus / Eric Prydz

わりとアゲ目な一曲。
ダフトパンクとかJusticeとか好きならハマるかも。

 

looped というスタートアップの話、
Y combinator のトップになってから、とか当時の話も聞けたり。

 

 

Underwater / RÜFÜS DU SOL

カリフォルニアの有名なフェスティバル「バーニングマン」で聴いた曲だそう。

ここでサイケデリック体験についても語ってたり。
5,6回トリップして、初めてキメたときの思い出も。


お互いの思いやりだけで成立している世界に大いに刺激を受けたのだとか。

 

2018年、父を急になくし。Yコンビネーターを去る。

 

ヴィヴァルディ「春」のマックス・リヒター版

 

父の死を想い出す曲としてマックスリヒターが再構築した「春」。
ちなみに英語だと「リヒター」はなくて「リクター」なんですね。

ローリング・ストーンズは父が好きだったので、
死んだ後によく聞いてた、という話も。

 

 

Your Hand in Mine / Explosions in the Sky

恋人と花火をみた思い出のいい曲だそう。
(ちなみに結婚されてます。

 

という7曲でした。

・・・ちなみに、近いうちにSam Altmanの自伝が出版されるらしいです。

 

若いときにみた映画や音楽、本などのポップカルチャーは、
なんだかんだその人の思想に大きく影響を与えていることが多いので、
こういう話を本人から直接聞けるのは面白いなと。

 

ジェフ・ベゾスも好きな本リストで、
ほぼ必ずカズオ・イシグロの『日の名残り』をあげるのも有名だったり、そういう話は聞けばきくほど興味深い。(もともと悪い人じゃないんだろうなぁとは思う)

ジェフベゾスの歌「Bezos I / ボーバーナム」和訳の試み 

 

オチもないけど、そろそろこの辺で。

 

サム・アルトマンが語るAIと人間性の未来@TEDのポッドキャスト

 

こういうポッドキャスト番組が好きなら、
BBCの「Desert Island Discs」もおすすめです。

www.nejimakiblog.com