世界のねじを巻くブログ

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『ドラキュラ』の小説をニュースレターで毎日読むのが海外で流行しているらしい

Substckとバンパイア

あの”吸血鬼ドラキュラ”の原作を毎日少しずつ読むのがアメリカを中心に流行している、というのをポッドキャストで聴いたので軽く紹介しようかなと。

 

・「いかにしてサブスタックはドラキュラをリバイバルさせたのか?」

slate.com

 

ここで登場するのは、
やっぱり流行りのニュースレターサービス「Substack」。

 

どうやらパブリックドメインになったドラキュラが、
毎日少しずつニュースレターとして配信されていて、
それがどうやら現代人に刺さっているらしい。

「Dracula Daily」

draculadaily.substack.com

 

この「ドラキュラデイリー」、TiktokやTwitterでバズったのもあってか、
購読者はなんと23万4千人
それだけの人がリアルタイムに同じ物語を読むのってなんかすげー。

 

発売年は1897年と100年以上も前の物語なのに、
なにが人々をドラキュラに引き寄せるのか。

理由はいくつかあるそうで。

 

まずは『ドラキュラ』の構成

小説の発表は1897年で、作中の年代は明記されていないが同時期。物語は三人称で語られ、全て日記や手紙、電報、新聞記事、蝋管式蓄音機などによる記述で構成されている。各々の記述者や叙述者の発言によって、徐々にドラキュラの企みが浮上していく構成となっている。(WIkipediaより)

確かにそんな構成になっているなら、
少しずつメルマガで読んでいくスタイルにぴったりかも。

日別に章が分かれていて、
区切ってよんでいける読みやすさは確かにウケる理由として十分理解できるかも。

 

僕は小学生向けに編集されたダイジェスト版『ドラキュラ』なら読んだこともあるんだけど、そんな仕組みになっていたかすら覚えていないほど前の話なのでなんとも。

 

仮想読書会的に楽しめるので、一人で読む孤独が薄れるので挫折しにくいというのもあるそうで。

 

 

ゲイ的解釈

このドラキュラ、どうやら同性愛的、クィア的な解釈ができるそうで(なんとなくわかるけど)吸血鬼以外にも、
ミナとルーシーの友情や、
オスカーワイルドとブラム・ストーカーのうんぬんとかあるそうで。

 

このニューヨークタイムズの記事も面白かった。

How Bram Stoker’s Dracula Became ‘Dracula Daily,’ and an Internet Sensation - The New York Times

 

Tumblrでもその辺でBL的な絵や同人誌的なものが書かれていたりするそうで。

とにかく「絵になる」というのもデカい要素かと。
銀の銃弾とか十字架とか血液とか、誰でもくすぐられる要素があるもんね。

 

僕自身もゲイなのでこの辺はちょっと深堀りしたいなと。
小学生のダイジェスト版以来の再読をしようかなぁと思ったり。

 

ドラキュラとニュースレターの流行

・・・あとはやっぱり映画『トワイライト』のブームがドラキュラ人気を後押した、というのももちろん言及されていた。

 

話は飛ぶけれど、
そういえば、ハロウィンのスタイルがよくてイケてる欧米の人はみんなドラキュラかスパイダーマンの格好をしていたような笑

 

映画『ヴァンヘルシング』もドラキュラの登場人物が主人公だもんね。

 

あとは公開予定のデメテル号船長の航海日誌もドラキュラの小説を元にした話だというのをXで知った。

 

そういう意味で、現代カルチャーにおいても吸血鬼ドラキュラの影響力はものすごいものだなと改めて痛感。

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また、Substackのコメント機能やコミュニティー機能により、
読者同士で繋がれるというのも大きな理由の一つかと。

 

光文社古典新訳文庫版

ここまで書いたらドラキュラ読まねば、とアマゾンを検索すると、
どうやらちょうと本日新訳が出るそうで。
(軽くホラーでした。ほんとにこれに合わせたとかではなくて。
昨日ポッドキャストでやってたから書いただけなんだけど・・・。)

 

ということで、本日発売の光文社古典新訳文庫版(唐戸信嘉

訳)の『ドラキュラ』はこちらより。

 

「ドラキュラ・デイリー」に従って、毎日ドラキュラを読む読書会をするのもありかも。(はじめました)

光文社古典新訳文庫版『ドラキュラ』章ごとの感想まとめ - 世界のねじを巻くブログ

 

ナオミイシグロの『逃げ道』の読書会をニュースレターで開催中です。

 

 

 

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