世界のねじを巻くブログ

ゲイが独自の視点で、海外記事/映画/書評/音楽/電子書籍/Lifehack/Podcastなどについてお伝えします。ポッドキャスト「ねじまきラジオ」配信中。

聴覚から味覚へ変換する装置『SQUEEZE MUSIC』

【五感を刺激する機械】

現在、10月の目標のひとつとして「五感を研ぎ澄ませる」ということをあげています。

『やりたいことリスト』の振り返りと、10月の目標について - 世界のねじを巻くブログ

そのため最近は、五感に関する本をたくさん購入して読み漁っています。(また月末頃に紹介しようと思います)
そんな中、ふと五感に関係する興味深いニュースを見つけたので紹介しようと思います。

【音から味を生み出す】

 今回紹介するのは、なんと世界初の、音楽を味覚に変えるマシーンについて。
要するに、「音楽って、どんな"味"なんだろう?」という話です。
詳しくは、下記のページや動画をご覧ください。

音楽を味覚化する装置『SQUEEZE MUSIC』が2017年度グッドデザイン賞を受賞 - amass

凄い発想ですね。リアルタイムにサウンドを解析して、ドリンクに変換してくれます。
Happyなら甘み、Excitingなら酸味、など、脳がムードを感じやすい味にしてくれるようです。
色も綺麗なので、視覚にも訴えかけてきますね。

【ボブディランの曲はどんな味?】

このSQUEEZE MUSICという装置を使ってブライアンイーノの『ミュージック・フォー・エアポーツ』を解析すると、間違いなく天然水のような透きとおった味がするに違いないし、

セックス・ピストルズの「God Save The Queen」はきっとピリリとした刺激の強いドリンクがでてくるはず。
ボブディランの「Things have changed」は渋柿を凝縮したようなジュースに・・

なんて想像が膨らみますね。

この機械を使えば、あの聞き慣れた音楽も、新たな視点で楽しめるのではないでしょうか?

【味覚の未来は?】

これなら、夕食にモーツァルトをかけるなら、それにあわせてたドリンクを出してくれる、ちょっと星新一チックで楽しそうな未来ですね。(結局ワインをあけてしまいそうですが・・)
また、音楽だけでなく、映画を味覚にしてくれるサービスがあると面白いかもしれませんね。
「今日のポップコーンは近未来をイメージした"『ブレードランナー2049』味"です」なんて。

この動画を見ながら、「出てくるドリンク多過ぎぃ!」と突っ込んだのは自分だけじゃないはず。

ドラッグソング名曲10選【イヤホン推奨】聴くだけでトリップ?

【サイケデリックソングおすすめ】

さて、芸術の秋となりましたね。
"芸術"といえば、ドラッグが及ぼした影響は計り知れません。
あのAppleのスティーブジョブズも、LSDについて
「人生で行ったことの中で最も重要な2~3の経験のうちのひとつ」
と言ったとかいわなかったとか。
そこで今回は、ドラッグに影響を受けた音楽を紹介したいと思います。

日本ではドラッグは厳しく禁止されているので、お酒でも飲みながら、この記事を読んでみてください。

※イヤホン・ヘッドホン・推奨 大音量でお楽しみください。

【洋楽ロックをメインに】

ドラッグにちなんだ音楽は、どうしても欧米系のロック/テクノが大きな位置を占めています。なので今回は洋楽(欧米)に絞っての紹介。

まずはこちらから

Lucy in the Sky with Diamonds - ビートルズ

みんな大好きビートルズ。『Yellow Submarine』からの一曲。

「Lucy in the Sky with Diamonds」の頭文字を取ると、"LSD" という幻覚剤の名称が。
ビデオクリップがほんとに危険です。

他にもビートルズのドラッグソングはたくさんあるのですが、個人的には下記没テイクが好きです。

The Beatles - And Your Bird Can Sing [Take 2] - Anthology 2 - 1996 - YouTube

名盤『リボルバー』に収録されている「アンド・ユア・バード・キャン・シング 」のアウトテイク。0:23~辺りから異常な笑い声が聞こえます。
ジョンレノンかポールマッカートニーかわかりませんが、間違いなくラリってますね。

これらの曲に限らず、後期ビートルズはほとんどの曲が危ない意味に読み取れます。

 

Let Forever Be - ケミカル・ブラザーズ

ミュージックビデオがとにかくすごい。幻覚剤でラリるとこんな感じなんでしょうね。

サウンド面で言うと下記のSwoonも出さざるをえません。 

The Chemical Brothers - Swoon - YouTube

油断していると体が"あっち側"へ持って行かれそうなぐらいの引き込み具合です。
耳がバキバキする、他にはないサウンド。危険です。

 

Eight Miles High - The Byrds

ザ・バーズという1960年代のサンフランシスコ発サイケデリックロックバンド。
ボーカルの声がもうそんな感じですよね。イントロが完全に60年代サウンドです。
サイケロックの中でも特に有名な一曲。
この曲の3年後が1969年だと思うと、感慨深いですね。

Wanderlust - ビョーク

アイスランドの歌姫、ビョークの名盤『Volta』からの「ワンダーラスト」。
PVがわけわかりません。川の流れる様子とか、ラストシーンとかぶっ飛び。

こちらもアルバム『Volta』より、「Earth Insruders」。
この曲も、何からなにまでブッ飛んでます。もはや怖いレベル。

 

Rollin' & Scratchin' - Daft Punk

グラミー賞も受賞しているフランスのテクノグループ、ダフトパンクの一曲。

重厚無機質なビートにどんどん音が重なっていき、
2:40~あたりから、不安定に上下するギュルギュル音が脳ミソを揺さぶります。
3:15~や6:05~など、シラフでは考えつかないような展開に耳を奪われます。
これは一度ライブで聞いてみたいですね。
効果的な音の重なりで、DTMでも真似してみたい。


Purple Haze -  Jimi Hendrix

みんな大好きジミヘンの代表曲。
サウンドだけでなく、「紫のけむり」という妖しげな曲名や歌詞まで、
いかにもサイケデリックな一曲。

1:47~有名な"歯でギターを弾く"パフォーマンスが見られます。

 

Light My Fire - The Doors

日本でも何だかんだ人気のあるロサンゼルスからのロックバンド、ドアーズ。
1960年代のアイコン的な存在であるジムモリソンがボーカルです。
何と言っても印象的なオルガンがこの曲の聴きどころでしょう。

村上龍の小説にしょっちゅう登場しますね。
ドアーズがサイケデリックミュージックやアートに与えた影響力は非常に大きいと思います。

 

High High High - ポール・マッカートニー

「ハイ・ハイ・ハイ」というタイトル。異常な転調を繰り返す展開。もうこれは。。。
ジョン・レノンでいえば、「コールド・ターキー」なんかも有名ですね。
ビートルズだけでなくソロでもサイケデリックロックを色々やってます。

 

2000 Light Years From Home - The Rolling Stones

ビートルズを紹介したので、ライバルであるローリングストーンズからも一曲。
「2000光年のかなたに」という邦題がついている曲。サウンドも歌詞も狙いすぎです。
最近発売されたリマスター版にあわせて公開されたPVもサイケ感MAX。

 

Jamming -  ボブ・マーリー

これはサイケデリックというか大○の方面なのでしょうが、有名なドラッグソングです。レゲエの独特なリズム感が醸し出す魅力をたっぷり含んだ一曲。
昼にビールでも飲みながら、この曲を聴いて川縁で寝転ぶといいかもしれません。

 

Echoes - Pink Floyd

ピンクフロイドの23分30秒にもわたる 大曲、「エコーズ」。
『2001年宇宙の旅』のあるシーンと同時に流すと、シンクロをすることでも有名です。
こういう神秘的な音、どうやって出すんでしょうか。
当時にしかない空気をたっぷり含んでいます。緩急がついた構成が素晴らしいですね。

10曲といいながら、かなりオーバー目に紹介してしまいました。
また機会があれば、邦楽編も書いてみたいと思います。
※追記:(2019.3.12):日本のテクノ音楽を代表する「電気グルーヴ」や俳優として有名なピエール瀧がコカイン使用容疑で捕まりましたが、どうなるんでしょうか。芸能界は闇が深そうです。

【お酒のお供に】

もちろん日本で薬物は違法。危険なものも多いです。
ビールやワインでも飲みながら、くらりとした酩酊と共に、ドラッグソングの名曲を合法的に体験してみてはいかがでしょうか? 

こちらのドラッグ動画・映像集もぜひ。

中毒性が高いドラッグのようなお菓子を5つ選んでみた 

ポッドキャストはじめました。音楽レビューもやってます!

「こいつどんな声しとんねん!」と思った方はぜひ聴いてみてください。
石野卓球・ピエール瀧さんが関わる電気グルーヴの「」についても熱く語ってます。
iPhone/iTunesで聴く→ https://itunes.apple.com/jp/podcast/世界のねじを巻くラジオ-ゲイのねじまきラジオ/id1409236261?l=en  

Spotifyで聴く→ https://open.spotify.com/show/6ComJ7U0Y0yJ9DM1eEt9jj
「世界のねじを巻くラジオ」で検索してみてください。
世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

※(追記:2020.2.14): マッキーこと槇原敬之さんも逮捕。
二度目ということで、薬物の誘惑は強いんでしょうね・・。

『Get Out of Your Own Way』U2の新曲が流出

【ゲット・アウト・オブ・ユア~】

先日メキシコでPVが収録されたU2の新曲『Get Out of Your Own Way(ゲット・アウト・オブ・ヨア・オウン・ウェイ)』
タイトルを直訳すると「お前のやり方から抜け出せ」という意味。
この曲のプロモーションビデオ撮影の様子がYoutubeに流出しています。
一曲丸々ではありませんが、そこそこの音質でサビがしっかり聞き取れます
U2公式から発表はありませんが、新アルバム『Songs Of Experience』に収録されるのは間違いないでしょう。

追記(2017.11.2):新アルバム『Songs Of Experience』の詳細とともに、
「Get Out of Your Own Way」がフルで公開されました。

エッジの空間的な優しいギターに浸れる一曲。ビートやコーラスが「Beautiful Day」の雰囲気にかなり似ていて、往年のファンもきっと気に入るはず。

なんとあのケンドリック・ラマーが参加!!! 曲の最後に強烈なラップが加わっています。また和訳も書いていきたいと思います。

※追記(2017.11.12):ロンドンのど真ん中でライブを行った様子がYoutubeにあがっていましたので、ぜひご覧ください。

【PV撮影の様子】

おそらくスマホで撮影されているため、音質・画質は抜群とはいえませんが、
何人かが投稿した動画を複数の角度から見ることができます。

花火を持った男たちがU2の回りを駆け回る様子が見てとれます。

もちろんプロモーション・ビデオ撮影のためなので当て振りでしょうが、
四人とも楽しそうに演奏していますね。
ベースのアダムがノリノリですね。ボノの声も良い感じに収録されています。
完全にいつものU2サウンド。
曲の後半では、エッジのギターソロと、シャカシャカとマラカスを鳴らすような音が聞こえます。

向かって左の背景に骸骨がいるのがいかにもメキシコっぽくて◎
映画『007 スペクター』のオープニングを飾る「死者の日」パレードをふと思い出しました。
こちらの動画は画質は悪いですが、サビ以外の部分も聞こえます。

The slaves are looking for someone to lead 'em, the master's looking for someone to need him. The promised land is there for those who need it most and Lincoln's ghost.

『You're The Best Thing About Me』もそうでしたが、かなりアメリカ寄りな歌詞になっています。

※追記(2017.11.17):新曲『American Soul』が、SpotifyやGoogle Play Musicで公開されました。
『アメリカンソウル』、わかりやすいギターロックで若者受けも良さそうです。
これがシングルでも十分なぐらいのキャッチーさ。 この曲でもケンドリックラマーがOPで登場します。サビは昔ライブで披露された「Glastonbury」ですね。 

【流出させるというプロモーション】

U2の新作は毎回流出騒動がありますが、今回についてはU2公式側も容認してそうな気がします。

動画をを見ると明らかにPAさんがスマホで撮影していますしね。
なかなかMVを撮影している様子なんて見ることができないので、ファンとしても心を駆り立てられる動画でした。

ファンに直接手紙を送ったり、新曲『You're The Best Thing About Me』を数種のバージョンで公開したり、故意かはわかりませんがPV撮影の様子を流出させたり、U2のプロモーションは非常に興味深いです。

【グラミー賞でもパフォーマンス】

新曲の『Get Out of Your Own Way』、いかがだったでしょうか?
昔からのファンの方も楽しめるロックテイストな曲なのではないでしょうか。
「Apple Music」や「Google Music」「Spotify」などの定額配信サービスでも視聴できるようなので、気になる方はぜひ。

新アルバムの『ソングス・オブ・エクスペリエンス(SOE)』もあと二か月。
2017年12月1日が待ちきれませんね。
※新作『ソングス・オブ・エクスペリエンス』の全曲感想もぜひ。(2017.12.1追記)

※第60回を迎えたグラミー賞でも、ニューヨークのハドソン川でライブを披露。
寒そうでしたがかっこよかったです!(2018.12.1追記)

世界最先端を走るU2の新作アルバムはどのようにリリースされるのか

【無料配信の次の一手】

世界の最先端を走るロックバンド、U2。

前回はiTunesを通じて、全世界のiPhone/Mac/Windowsも含む全てのiTunesユーザーにアルバムを無料配信し大きな話題となりました。

2017年12月1日に発売されることが公式にアナウンスされた『Songs Of Experience』(ソングス・オブ・エクスペリエンス)はどのようにリリースされるのでしょうか。

個人的な予想を書いてみましたので、洋楽ファンの方はぜひご覧ください。

(※あくまで個人の妄想に過ぎませんので、その点を頭に入れてお読みください。)

※追記(2017.11.2):新アルバムに関する情報が発表されました!
CD(通常版・デラックス版) そしてLPレコードで発売されるとのこと。
詳細下記をご覧ください。

【フォーマットは?】

最新アルバムがどんな方法で配信・販売されるのか、あらゆる方法を考えてみました。 

Facebook

 個人的に一番可能性が高そうだと思うのは、フェイスブックでの無料配信
現状、新曲の公開も、フェイスブックを主体にプロモーションしているように思われます。
ボーカルのボノ自身もかなりの数のフェイスブックの株を所有しているので、
配信の環境を整えるのは決して難しくはないでしょう。

ユーザー数、共有性、話題づくり、サーバー、あらゆる面で万全の態勢ともいえます。

 

Spofify(スポティファイ)

日本でも徐々に浸透しつつある音楽定額配信サービスSpotify。
再生回数に応じてアーティストに報酬が支払われる仕組みです。
大きなサプライズにはなりませんが、時代の流れからいくと、この線も十分にあり得ます。ほかにApple MusicやGoogle Musicでも配信される可能性はあるでしょう。

 

Tidal(タイダル)

Spotifyなどの月額制音楽配信サービスに対抗し、JAY Zらが立ち上げたTidal(タイダル)での配信。
ここを使えば、ロスレスのFLACファイル形式の音源が配信可能です。
でもこれで他のアーティストもアルバムをいくつもリリースしており、今更やってもあまり新鮮味がありません。
しかもTidalはアメリカ主体なイメージが強く、全世界に訴えかけるには少し厳しいモノがあるようにも思えます。

 

CD

ここは原点に返ってCDのみの販売ももちろん可能性としては十分ありえるでしょう。
CD とLPの販売が妥当な線ですかね。

三部作になるとして噂されていた、『Songs Of Ascent』 との二枚組とかになれば大きなサプライズですね。(その可能性は低いでしょうが・・。)

What's Up/LINEでの配信

欧米でで圧倒的なシェアを誇るメッセンジャーアプリ What's Upなどで配信するという手法。
iTunesでタダで配りますよ、というよりは、友人にリンクも共有しやすいでしょうし、話題づくりには最適化もしれません。

若い層に訴えかけるには有効な方法でしょうね。

新規格・新メディアでの販売

R.E.M.の名盤『Automatic For The People』はドルビーアトモスとよばれる立体音響が目玉の新規格の音源で記念盤が発売されます。
意外とこういう新規格で発売する手段も、ありかもしれませんね。
ハイレゾを越えた音質の新規格での配信やスマホで音がいじれるアプリと含め販売、とか。個人的にはこういうのを期待したいですね。

【SOEの目指すもの】

最新シングルの「You're The Best Thing About Me」を聞く限り、DJ KYGOともコラボし、"若いファンにも曲を届けよう"という強い彼らの姿勢が見られるように思います。

iPhoneを通じて全世界に無料配信された『Songs Of Innocence』の次回作、はどんな手法でリスナーを取り込むのでしょうか?

世界の最先端を走るU2、ライブだけではなく、CDのリリース方法についても目が離せませんね。

U2初心者におすすめのアルバム5選

【最高傑作は?】

巷で話題となっていますが、9月20日に U2歴代全てのアルバムが紙ジャケット版&高音質のSHM-CDで発売されます。

せっかくの機会なので、「洋楽を初めて聞く」という方にも「聞きやすさ・入りやすさ」を重視した、おすすめの入門向けアルバムを5つ選んで記事にしてみました。

代表作から新しい作品まで

 聞きやすさ重視、ということでまずはこのアルバムから。
若い人でも聞きやすいはず。

How to Dismantle an Atomic Bomb

日本語のタイトルは『原子爆弾解体新書』

 やはり聴きどころは一曲目の「Vertigo」。
ドラムのカウントから始まり、カッティングギターがはじけ、ボーカルが割り込む。
開始5秒で一気に引き込まれる力強いサウンドです。

iPodやiTunesのCMにも起用され、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?

iPodで音楽を聞く = かっこいい の図式が成り立っていた古きよき時代ですね・・。

またU2モデルのiPodにもライブ映像が収録された「Original Of Spieceis」も必聴。

ギターサウンドを前面に押し出した音圧の高い音作りが特徴のアルバムです。

 

 All That You Can't Leave Behind

デジロック路線から「原点回帰」を成し遂げ多くのファンのハートを鷲づかみにした作品。
全体的に歌詞がポジティブであり、メロディーもわかりやすい曲が多いので、洋楽が初めての方にもスッと入っていけるかと思います。
とにかく空間の広さを感じさせる音作りが絶品で、2000年以降のU2の基盤となるアルバムです。

おすすめの曲は「Beautiful Day」。USJでもよく流れてたりも。


何よりCDのジャケットやPVが非常にクール。フランスのシャルルドゴール空港で撮影されています。
他にも「Walk On」という曲も有名です。

※(追記:2021.1.5):2020年にライブ音源を収録したリマスター版も発売されたので、
そちらがおすすめです!

 

The Joshua Tree

"U2の代表作"といえば、まず「ヨシュア・ツリー」の名が挙がります。
このアルバムに関しては以前全曲レビューの記事を書いたので、興味のある方はぜひご覧ください。
2800万枚というU2史上最大の売上を誇る代表作なので、
U2を語るには避けては通れないアルバムです。

 特に冒頭の4曲はライブでもよく演奏される定番曲であり、聞いて損はありません。最高傑作と称されるだけの確かなクオリティ。

【早期購入特典あり】ヨシュア・トゥリー【特典:U2クリアファイル付】

【早期購入特典あり】ヨシュア・トゥリー【特典:U2クリアファイル付】

アルバムの冒頭を飾る「Where The Streets Have No Name (約束の地)」をどうぞ。
ニュースステーションのオープニング曲としても有名です。



War(闘)

初期U2を代表する名作「WAR」。
今のU2には見られないほどの怒りが、込められたアルバムです。
ジャケットの圧迫感も芸術的といえるほど。

【早期購入特典あり】WAR(闘)【特典:U2クリアファイル付】

【早期購入特典あり】WAR(闘)【特典:U2クリアファイル付】

おすすめの曲は、北アイルランドで起こった「血の日曜日事件」を元に作られた「ブラッディー・サンデー」
ドラムとギターリフがとにかくかっこいいんです!

 このアルバムにおける緊迫感は、唯一無二。

ミスチルの桜井和寿さんは「Like A Song」に衝撃を受けたともいってたような。

 

Songs Of Innocence

衝撃の新アルバム無料配信もまさに3年前。
僕もリアルタイムでアップルCEO ティム・クックのプレゼンをみていましたが、本当に驚きました。なんとユーツーの最新アルバムが突如iTunesで無料配信されたのです。
世界中で物議を醸したアルバムリリースでしたが、本当に斬新なやり方でしたね。

【早期購入特典あり】ソングス・オブ・イノセンス【特典:U2クリアファイル付】

【早期購入特典あり】ソングス・オブ・イノセンス【特典:U2クリアファイル付】

iPhoneユーザーの方は、一度アイフォンのミュージックライブラリを探してみると、もしかすると無料配信されたものが残っているかもしれませので、ぜひチェックしてみてください。

おすすめの曲は「The Miracle」

2014年度のAPPLEカンファレンスをご覧になっていた方なら一度は聞いたことがあるはず。テレビのCMでも何度も流れていました。歌詞も素晴らしいのです。

また本作はU2が今年2017年12月1日に発売予定の『Songs Of Experience』(ソングス・オブ・エクスペリエンス)と関連した作品。

そのため、初めての方もこの『Songs Of Inocence』(ソングス・オブ・イノセンス)から聞くと、その流れでニューアルバムへと入りやすいかもしれません。
※新アルバム『ソングス・オブ・エクスペリエンス』の全曲感想も書いてみました。
(2017.12.1追記)

今回発売される紙ジャケ版アルバムにはすべて日本語の歌詞対訳・解説も付属されているので、初めて聞く方には絶好の機会になるかと思います。

アップル・スティーブジョブズとの関係

こうしてU2とアップルが共に歩んできた歴史を振り返ってみると感慨深いものがありますね。両者ともいまだに世界の最前線を突き進んでいるのがさすが。

あのスティーブ・ジョブズもU2の大ファンだったようで、
U2はマカーなら避けては通れないロックバンドと言っても過言はないでしょう。

ちなみに僕はAndroid派かつウォークマンユーザーですが、
なるべく多くの方にU2の音楽を耳にしてほしいと思います。新作『Songs Of Experience』も発売間近。

 U2の新曲についての記事もあわせてどうぞ。2019年に来日してくればいいのになぁ。

ポッドキャストやってます。U2についても熱く語ってます。
音楽・映画、ゲイライフについて熱く語る番組。

iPhoneで聴く


Spotifyで聴く:

スポティファイポッドキャストねじまきラジオ


「世界のねじを巻くラジオ」で検索!
世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

名曲紹介コーナー: U2 / The Miracle #020 | 世界のねじを巻くラジオ

スティーリーダンのウォルターベッカーが死去。初海外ライブの思い出

Walter Beckerが逝去

ついさきほどTwitterを見ていたら、なぜか#steelydanのハッシュタグがトレンド入りしていた。
「新アルバムでも出すのかな?」と喜々としてタグを開いてみると、
どうやらウォルターベッカーが亡くなってしまったとのこと。
死因は未発表で、年齢は67歳での逝去。

 初めての海外でのライブがSteely Danだったこともあり、思い入れが非常に強いので、そのときのことを少し文章にしてみたいと思う。

アメリカでのAja再現コンサート

初めて一人での海外旅行、さらに初めてのアメリカ合衆国。
ロサンゼルスに到着後、ちょうどスティーリー・ダンの名盤『Aja(彩)』全曲再現ライブコンサートがあるということなので、思い切ってチケットをオンラインで購入。

初めての海外でのコンサートということもあり、
「印刷したこんなペラペラな紙で入場できるのか?」と何度もネットで確かめていたのが記憶に新しい。残っている画像をみる限り、チケット代は59.5ドルかな?
(円高だったので日本円にしても日本でみるよりは遥かに安い)

Walter_Becker_dead

ライブ会場はロサンゼルスいちの大型複合施設である「L.A.LIVE」の中にある、
ノキアシアターというホール。夜のロサンゼルスに不安を感じていたが、特に問題はなかった。
スティーリー・ダンといえば昔の再結成ツアー当時、駐車場の車を見渡したアメリカの音楽記者が「世界で一番オーディエンスの所得層が高いライブ」と評したのは有名な話である。
Steely Danの音楽的特性のおかげか、噂通りお金持ちそうな白人達が列をなしていた。

Walter_Becker_gone_steely_dan

結論から言うと名盤『Aja(彩)』の全曲再現ライブはもちろん掛け値なしによかった。
Donald Fagenの少しヨレヨレのボーカルと、ウォルター・ベッカーのギターが独特なうねりを生んでいて、円熟の音がいまでも耳に残っている。
ウォルター・ベッカーでいうと特に「Hey Nineteen」のギターソロ、
主張しすぎないところが良いよね。


途中マリファナらしき匂いがぷーんと漂ってきたのがアメリカらしいところ。
代表曲をしこたま聞けて大満足のライブだった。

「Bodhisattva」がめちゃくちゃ良かった。

【2017年の来日公演】

ロサンゼルスで2013年当時ライブが行われた「NOKIA Theater」は現在、
「Microsoft Theater」になってしまっていて、時の移り変わりは本当に早いものだな、としみじみ。

もちろん僕も年を取ったし、新たな音楽もたくさん生み出されている。
ドナルド・フェイゲンもあと片手で数える程しか新作は出せないのかと思うと、複雑な気持ちになってしまう。

どうやら2017年9月に東京・大阪にドナルド・フェイゲンのバンドが来日するらしい。
だけどWalter BeckerがいないとやっぱりSteely Danとは言えないかなあ。
でもやっぱり見てみたい。とりあえず今日はAja(彩)を聞かなきゃ。

R.I.P.

Aja

Aja

【The Blackout】U2がアナログレコードで新曲を発売

【ザ・ブラックアウト】

 2017年8月31日の日本時間午前1時、
U2のFacebook公式ページに、新曲「The Blackout」のライブ映像フルで投稿されました。
シングル・カットではなく、あくまで新作に収録される一曲としてファン向けに公開されたようです。
※追記(2017.10.27): アメリカのブラックフライデーに合わせ、「ブラックアウト」のレコード盤が発売されます!!

直訳すると ブラックアウト=停電、消灯という意味ですが、果たしてどんな曲でしょうか?

 

【新作Songs Of Experienceに収録】

それでは下記より、Facebookに投稿された新曲「ザ・ブラックアウト」のライブ動画をどうぞ。

「Zoo Station」や「Even Better than~」,「The Miracle」を思い起こさせるようなエッジのギターで曲が始まり、力強く跳ねるようなアダムのベースが加わります。

ドラムも安定の重厚感。
Bメロのハイハットの感じが「Elevation」っぽいです。
ボノのボーカルも思いのほかしっかりめ。

『アクトン・ベイビー』に収録されてそうな曲調ですが、懐古にとどまらずモダンな感じもしますね。

ミュージック・ビデオ自体はシンプルにまとめられてます。
1:54~辺りでアーケイド・ファイアっぽさを感じたのは自分だけでしょうか?

「どこかで聞いたことがあるベースラインだな・・」と頭の中のライブラリを探してみましたが、
ローリングストーンズの「Miss You」がかなり近いですね。
ダンサンブルな雰囲気もなかなか似てます。

 歌詞がこれまたU2ぽい感じ。

When the lights go out, it’s all you talk about
In the darkness where we learn to see
When the lights go out, don’t you ever doubt
The light that we can really be

闇の中でも希望を歌い上げるいつものU2です。

Statues fall, democracy is flat on its back,
Jack We had it all, and what we had is not coming back, Zack
A big mouth says the people, they don’t wanna be free for free
The blackout, is this an extinction event we see

政治的な歌詞ももちろん含まれています。

最新作、本当に楽しみですね。

【SOEの一曲】

 新アルバム『SOE(Songs Of Experience)』に収録されるであろう「The Blackout」
いかがだったでしょうか?

来週には1stシングルとして「You’re The Best Thing About Me」が公開(おそらくフルで)される予定です。 (※追記2017.9.6 フルで公開されました!)
こちらは以前、『ザ・ベストシング』としてCloud Nine festivalというフェスティバルで一部公開されている曲なので、興味のある方は下記記事をご覧ください。

新作は今年のエイズデーに合わせて12月1日発売と噂されていますが、どういった形でリリースされるのか非常に気になるところです。続報があればまた記事を書きたいと思います。

※追記(10.27): 「秋のレコードストアデイ」に合わせ、「ブラックアウト」のシングルLP盤が発売されるとのこと。リミックスバージョンも収録。

※追記(2017.11.2):スタジオバージョンがフルで公開されました!!
ライブバージョンと比較し、ベースがより強調されていてかなりかっこいいです。
ライブで目立っていたラリーのハイハットは抑えめ。
3:00~以降の展開がライブ版と少し異なるアレンジです。
アウトロはボノの声が静かにフェードアウトしていき、"停電"するような終わり方。

「アップルミュージック」や「Google Music」「Spotify」などの定額配信サービスでも視聴できるようなので、気になる方はぜひ。

『SONGS OF EXPERIENCE』U2の新作全曲レビュー - 世界のねじを巻くブログ


皆既日食はピンクフロイドの『狂気』を聴く絶好の機会【2017】

【Pink Floyd - Dark Side Of The Moon】

現在アメリカでは、99年ぶりの皆既日食を観測しようと非常に大きな盛り上がりを見せているようです。

残念ながら、日本ではこの皆既日食を観測することはできず
次に日本で皆既日食が見られるのは2035年とのこと。

どうしても見たい方は、ウェザーニュースのYoutube配信か、
もしくはNASAのiOSアプリのライブ中継で我慢しましょう。

太陽の前に常に月が位置し太陽をすっぽりと覆う状態のまま移動する道筋となる、「皆既日食が観測される道筋」が算出されました。これによると、日食は西海岸のオレゴン州リンコーン市で午前9時5分頃(日本時間22日午前2時5分頃)から始まり、東海岸のサウスカロライナ州チャールストンで午後2時48分頃(同22日午前4時48分頃)に終わるとされます。

21日の深夜26:05~28:48あたりに日食が見られるようです。

日食 といえばロック好きならピンクフロイドの『Dark Side Of The Moon』を忘れてはいけません。

【プログレの名盤】

Pink Floydの『狂気』というアルバムを知らない方は、ぜひググって調べてみてください。
ざっくり説明すると、イギリスのピンクフロイドというバンドが生み出した、
全世界で5000万枚の売り上げを誇る、ロック史を代表する名盤です。

Dark Side of the Moon

Dark Side of the Moon

今回紹介するのは、このアルバムのラストを締める「Eclipse」という曲。

Ecliplse は直訳すると「日食/月食」という意味の曲名で、内容もそれに関する曲。
まさに、今回の日食は『狂気』を聴く絶好の機会といえるでしょう。


このアルバムは完璧な流れをもってこの曲に到達するのですが、
やはりこの一節に尽きます、

And everything under the sun is in tune But the sun is eclipsed by the moon

このアルバムの解釈や歌詞の解釈は語り始めると1記事で終えることができないので、
それぞれの想像力にお任せしたいと思います。

【影響力の高さ】

「ピンクフロイドって誰?」という方もおられると思いますが、
この「Eclipse」という曲、実はロンドン五輪の開会式で、
聖火が点灯し直立するという重要な場面にも使用されるぐらいの有名曲。
あのQueenと肩を並べるほどの知名度を誇るバンドの曲です。

生中継で見ていましたが、この演出はかっこよかったですね。

 

また、独特の重い雰囲気を持つ『狂気』というアルバムは意外なことに、
大麻などのドラッグの"お供"として欧米の若者の間でもカルト的な人気があります。

『The Dark Side Of The Moon』にとどまらず、
この後さらに長編のコンセプトアルバム『The Wall』まで生み出してしまうから、
Pink Floydは恐ろしいですね。

【音楽と楽しむ日食】

 冒頭にお伝えしたとおり、残念ながら日本では今回の皆既日食を見ることはできません。次に日本で皆既日食を見られるのは2035年とのこと。

どうしても見たい方は、ネット中継に挑戦してみてはいかがでしょうか。
僕も皆既日食を拝んでから寝ようと思います。

洋楽・邦楽問わず、今なお様々なバンドに影響を与え続ける名盤。
様々な楽器や効果音・立体的な音響が効果的に駆使されるため、
オーディオ愛好家も必聴のアルバムです。
持ってない方はこの機会にぜひ。

Dark Side of the Moon

Dark Side of the Moon

「音質の良いアルバム特集」もぜひ。

U2のライブを観た感想@パリ【Joshua Tree 2017】

 【ヨシュアツリーツアー@Paris】

行ってきました、憧れのU2のコンサートに。

2017.7.26、長期休暇を利用してParisの郊外にあるStade de franceというサッカースタジアムで行われた「U2 The Joshua Tree Tour 2017」に参戦してきました。

あまりに良かったので、感想や写真を載せたいと思います。

【パリ公演@Stade de france】

 アリアナ・グランデのイギリスでのライブテロ事件の影響か、ライブ会場にはたくさんの警察官がうろついていました。中に入る際はもちろんボディチェックを受けます。

f:id:popmusik3141:20170802210009j:plain

 座席位置はスタンド央のの前から4列目。、ステージ全体を見渡せる良席でした。
サンドイッチをむしゃむしゃ頬張り、ハイネケンで流し込みつつ前座のノエルギャラガーのバンドを待機。(前座がOasisのノエルって何気に凄くないですか??)
ソロバンドの曲のみならず、オアシスの代表曲も数曲演奏。
最後にはなんとあの名曲「Don't Look Back In Anger」を披露してくれました!!

f:id:popmusik3141:20170802211639p:plain

外国のライブらしく、ウェーブなどをしていると、あっという間にU2の出番です。
今回は巨大な横長のスクリーンを使用した演出なので、少々遠くても全く問題ありません。

U2 ヨシュアツリーツアーライブ

【セットリスト・演奏曲目】

 「ジョシュアツリーツアー」パリ二日目のセトリはこちらをご覧ください。(※ネタバレ注意)

- Setlist -

Sunday Bloody Sunday
New Year's Day
A Sort of Homecoming
Pride (In the Name of Love)
 
~ここからThe Joshua Tree全曲再現~
- Where the Streets Have No Name
- I Still Haven't Found What I'm Looking For
- With or Without You
- Bullet the Blue Sky
- Running to Stand Still
- Red Hill Mining Town
- In God's Country
- Trip Through Your Wires
- One Tree Hill
- Exit
- Mothers of the Disappeared
 
~アンコール~
- Miss Sarajevo
- Beautiful Day
- Elevation
- Vertigo
- Mysterious Ways
- Ultraviolet (Light My Way
- One
- I Will Follow

新旧織り交ぜた合計23曲のコンサート。
一曲目の「血の日曜日」が何と言ってもかっこよすぎて漏らしそうでした。

演出面でいくと、「約束の地」や「Bullet the Blue Sky」「Exit」「Mysterious Ways」が飛び抜けて凄かったです。


「Exit」のサイケデリックな映像加工や、「Mysterious Ways」の4分割コマ送り再生映像は非常に斬新でしたね。「Beautiful Day」の虹色もほんと綺麗でした。

U2 ヨシュアツリーツアーライブ2

パティ・スミスが参加した「Mothers of the Disappeared」も驚き。
あの"パンクの女王"も生で観られるとは。

※最新作の全曲レビューを書きました!!

「I Will Follow」のラスト一曲も大盛り上がり。
「Bad」が聞けなかったのだけが心残りです。


U2は曲に別アーティストの曲を一部加えて歌う演出を行うのですが、
ローリング・ストーンズやデビッド・ボウイ、「Stand by me」など名曲だらけでさらに感動しました。

どうやらこのパリ公演は撮影カメラが入っており、おそらくブルーレイやDVDで映像作品化されるかもしれないとのこと。映像化が楽しみですね!

【来日はいつ?】

 「死ぬまでにやりたいことリスト」の中の
念願の「U2のコンサートに行く」の項目を達成!
こんなに早く達成できるとは。夢のような一日でした。

やりたいことは時間とお金をかけてでもやるべきだな、と改めて痛感しました。
他のU2記事もぜひご覧ください!

※あ、ポッドキャストはじめました。U2についても語ってます!
音楽・映画、ゲイライフについて熱く語る番組。

iPhoneで聴く


Spotifyで聴く:

スポティファイポッドキャストねじまきラジオ

「世界のねじを巻くラジオ」で検索!
世界のねじを巻くラジオ【ゲイのねじまきラジオ】

※追記(2019.5.31):『ヨシュアトゥリー2019』の来日ライブが確定。
さいたまスーパーアリーナのみ2日間。大阪で追加公演があるといいのですが。

ニュージーランド公演@オークランドのコンサートももうすぐですね。

アップルの音楽に関する新技術がランニングに革命を起こす?

【市民ランナーに朗報?】

「ランニング中に音楽を聴きたいけど、自分の走るペースと音楽のテンポが合わなくて困る」という経験、ランナーなら一度はあるんじゃないでしょうか?
そんな方にぴったりの、アップルの最新技術を紹介したいと思います。
まずは下記記事をご覧ください。

この特許は、ランニングの際などでも身に着けておける携帯型デバイスにおいて、再生する音楽のテンポを体の動きと同じリズムに合うよう変える技術を説明したもの。何らかのセンサで体の動きを検知し、振動などの波形からリズムを検出したうえで、音楽の再生速度を調整する仕組みだ。
なるほど、「音楽と体の動きを同期させる」という新技術のようです。

【運動ペースと音楽を同期】

Appleの「音楽と運動ペースを同期させる」という技術でふと思い出したのが、
任天堂の3Dアクションゲームの名作「マリオギャラクシー」のBGM。

 

マリオギャラクシーシリーズでは、
「マリオの動きと音楽が同期するステージ」がいくつか見られます。

Wiiリモコンの傾きで玉を操作する「タマコロ」ステージもその一つ。
(0:33~辺りからぜひご覧ください)

おわかりでしょうか? 
プレイヤーがWiiリモコンで操作する玉のスピードに合わせ
BGMのテンポが自動的に同期され、絶妙な没入感を生み出します。

見るだけではわかりにくいかもしれませんが、これ結構ワクワクするんですよ笑

 

ランニングでいえば、
ペースを落とせば音楽はゆっくり流せるし、
速く走ればテンポを上げられる。

自由に音楽のテンポを変えられるわけです。

 

つまり、ランニング中にあのルー・リードのスローテンポな名曲を聞ける、


つまり「ワイルドサイドを歩け」ならぬ、「ワイルドサイドを走れ」という聴き方も可能と言うことでしょうか。

個人的にはワグナーの「ワルキューレの騎行」やドアーズの「ハートに火をつけて」を聞きながら爆走してみたいですね。

 

またもう一点、ランナーならおわかりかと思いますが、
「走るペースを一定に保つ」というのは非常に難しく、
プロのマラソンランナーでも容易に出来ることではありません。

しかし、この技術により、「音楽のテンポを一定に保つ」ことを心掛ければ、スマホやランニングウォッチを見なくても、走行ペースを一定に保てるようになるかもしれません。 これは期的な技術ですね。

【走る楽しみがさらに増える?】

「音楽と動きを同期させる」という技術は、あくまで公開特許になったという話であり、実用化されるかどうかはまだ不明です。
しかし、ランナーにとっては期待の技術といえるでしょう。

ランニングだけと言わずに、
ダンスや水泳、剣道、卓球など様々なスポーツに活かすのも面白いかもしれません。

また、体の動きだけでなく、心拍数とも音を同期できる技術とのことなので、

ホラーゲームで「自分の心拍音をイヤホンで大きく流す」などの演出をすれば、大きなインパクトになるんじゃないでしょうか。

コストもそれほど掛からなさそうなので、今後の発展に期待したいですね!

他の妄想記事もぜひ。